どうも。投資家スケーターです。
前回は、水平線を引く目的と、その引き方を学びました。
(参考⇒【チャートにラインを引く ~水平線の「引き方」と「目的」~】)
今回は、ストーリー仕立てで、
「水平線が持つ2つの顔」について学んで行きましょう。
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水平線は2つの顔を持っている
「支持線」と「抵抗線」。
これまでに、テクニカル分析を少しでも学んだことがある人ならば、
聞いたことがある言葉ではないでしょうか?
「初めて聞いたよ~!」という方は、ここでしっかり学んで行って下さいね^^
この「支持線」と「抵抗線」というのは、
その本当の姿はどちらも同じ「水平線」です。
では、
なぜ同じ水平線なのに呼び方が変わるのか?
一体どんな違いがあるのか?
というところから学んで行きましょう。
まずは「支持線さん」と「抵抗線さん」の姿を拝んでみましょうか。
はい。いきなりシュールすぎる図でごめんなさい。
あなたのイマジネーションをフル稼働させて、
どうにかこれを、レートの動きだと思って見て下さい。
見えましたか?
はい。ではこれに、前回学んだようにライン(水平線)を引いてみましょう。
水平線を引く場所は、
最高値・最安値と「意識される押し安値」・「意識される戻り高値」でしたね。
今のところ、ラインを引くならこの3カ所ですよね。
で、
実は、この時点ですでに、それぞれの水平線は、
単なる「水平線」ではなく、違った名前で呼ばれるのです。
3本の水平線は、それぞれ、このような名前で呼ばれます。
なぜでしょうか?
何が原因で、一見同じように見える「水平線」が、このような名前で呼ばれるのでしょうか?
それは、
水平線はその「役割」によって、呼ばれ方が変わるからなのです。
水平線が、上から落ちてくるレートを迎え撃つ時。
その時、人は、
その水平線の勇気を称え、
また、
「下抜かれるんじゃねぇぞ・・・!きっと、耐えるんだぞ!」
という期待を込めて、
その水平線の事を「下値支持線」と名づけます。
そして、
親しみを込めて、
「支持線」、または「サポート」と呼ぶのです。
これが、一見「ただの水平線」が「支持線」と呼ばれる理由です。
・・・・お分かりいただけたでしょうか?
「支持線」と呼ばれるようになった水平線は、
周囲から「きっと、上にレートを跳ね返してやってくれ!」という期待を背負っているのです。
では、お次は「抵抗線」です。
ただの水平線が「抵抗線」と呼ばれる理由とは?そして、その「役割」とは!?
水平線が、下から昇ってくるレートを迎え撃つ時。
その時、人は、
その水平線の度胸を称え、
また、
「上抜かれるんじゃねぇぞ・・・!きっと、耐えるんだぞ!」
という期待を込めて、
その水平線の事を「上値抵抗線」と名づけます。
そして、
親しみを込めて、
「抵抗線」、または「レジスタンス」と呼ぶのです。
なんということでしょうか・・・。
この水平線もまた、「支持線」と同じように、周囲からの熱い期待を背負っていました。
「きっと・・・・、
きっと、レートを跳ね返してやるんだぞ!抵抗してやるんだぞ!」
という、熱い想いを・・・。
そう、
「人々の想い」
これが「1本の水平線」の呼び方を変えている理由だったのです。
レジサポ転換、それは強者の証
「抵抗線」と「支持線」。
「レジスタンス」と「サポート」。
水平線の呼び名が変わる理由と、それに込められた人々の想いはお分かりいただけたでしょうか?
ここで、ある一つの疑問が浮かんでは来ませんでしょうか?
最初のシュールな図の事を思い出してください。
これですね。
この図に記された3本の線のうち、1本だけ、
人々の熱い想いに、一度は答えられなかった水平線があります。
そして、その水平線は、
今となっては、以前の期待とは、まったく別の期待をかけられています。
・・・少しだけ、時間を遡ってみましょう。
お気付き頂けたでしょうか?
真ん中の”彼”。
彼は、過去に一度、「上値抵抗線」として、
果敢にもレートを下に弾き返した実績があるのです。
そして、2度目の出番。
その時もまた、当然周囲からは、レート下に弾き返すことを期待されていました。
しかし、
その期待も虚しく、今度はレートに上抜かれてしまった・・・。
そして、時間が経った現在、
今度はなんと、「レートを上に跳ね返せ!お前なら出来る!」という期待を掛けられている。
一度「上値抵抗線」、つまり「レジスタンス」としての人生を最後には儚く終えた彼は、
今度は「下値支持線」としての命を受け、「サポート」としての期待をかけられているのです。
彼としては、ここは何としてでも周囲の期待に答えたいところ。
彼の心中は、きっとこうでしょう。
「ここでまた、レートに下抜かれるわけにはいかない・・・。」
「も、もし、そんなことにでもなれば・・・、
まだおれの事を水平線として見てくれている人々に申し訳が立たない!」
そして、周囲の期待もまた、前回よりも増して熱くなっています。
「次は・・・やれるさ!いや、ダメでもいい・・・・・。
ただ・・・、俺たちは、お前の意地を・・・。
水平線として輝いていた、
あの頃のお前の姿がまた見たいんだ!!」
やりました。彼は、やってのけたのです。
一度はレジスタンスとしての雄姿を見せながらも、
その後、苦い思いをしました・・・。
しかし彼は、今度もまた周囲の熱い期待に応え、
立派に「サポート」として返り咲いたのです。
「レ、レジサポ転換・・・。」
彼の事を見守っていた群衆の中から、
一人、また一人と、
そう、口々につぶやきました。
「レジサポ転換だ!レジサポ転換が起きたぞーーー!」
歓喜の渦です。群衆は沸き返ります。
そして次の瞬間、群衆は、
堰を切ったように、我先にと次々に「買い」入れました。
その「買い」勢いたるや凄まじいもので、
上に控えている「抵抗線」などお構いなしに、レートは果てしなく上に昇ってゆく事となりました。
そして、彼は「強く意識される水平線」と認められ、
末永く、人々の記憶に残り続ける事となりました・・・。
おい、まじめにやれ
はい。最後は、要点をまじめにまとめます。
水平線は、その「役割」によって呼び方が変わる
上から落ちてくるレートを迎え撃つような位置にある水平線を、
「下値支持線」
「支持線」
「サポート」
と呼ぶ。
下から昇ってくるレートを迎え撃つような位置にある水平線を
「上値抵抗線」
「抵抗線」
「レジスタンス」
と呼ぶ。
「サポート」は、基本的にはレートを上に弾き返す「抵抗体」として見られる。
「レジスタンス」は、基本的にはレートを下に弾き返す「抵抗体」として見られる。
レジサポ転換した水平線は、強く意識される
一度「レジスタンス」として上値を抑えた水平線が、
一旦、レートに上抜かれ、
今度は「サポート」して機能することを「レジサポ転換」という。
そして、
「レジサポ転換」した水平線は、
「強い抵抗体」として意識され、また、それは長く意識される。
まじめにやったら、たった333文字で済みました。
【PS】
メルマガ講座の方では、びっくりするくらいまじめに、
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普通に笑えます笑
学校の授業と同じですね^_^
脱線気味の方が頭に入るという笑
拝読しました。
長いメールを読み終わりました。何回も、何回も繰り返いして読んでいく
やり方は、非常に良い方法ですね!繰り返し読んでいる間に少しづつ理解が
深まります。有難う御座います。 早々
素晴らしい内容ですね。時間を忘れて読み進めています。ただメルマガ講座登録時プレゼントが届きません。どうかご確認のうえ送信願います。お手数おかけしますが宜しくお願い致します。
何となくこれが波だな~って感じにはなってきました。
遅れ遅れの勉強ですが頑張っています。
いつもありがとうございます。
茂呂と申します。いつもお世話になっております。有難う御座います。
メルマガ、ブログを参考に、日々学習させて頂いています。
「知識を得てから、しっかりした心構えでトレードに臨むべきである」という
投資家スケーターさんのアドバイスを素直に受け止め、焦らず急がず地道に
学習を進めて行こうと思います。
メルマガ講座は、コピーして何回も読み直しながら理解を深めています。
お陰様でこのFX講座で毎日、毎日どんどんスキルが向上しています。
成功するまで絶対、絶対諦めずに頑張ろうと思います。
ワークをすることで、今やるべきポイントが示されそれを実行することで
分からないながらも、そうなのかと半分頷きながら学ばせて頂いています。
今後とも宜しくご指導下さい。毎回楽しみにしております。
茂呂さん、コメントありがとうございます。
投資家スケーターです。
メルマガをコピーして学習をして頂いているということですが、
それはかなり良い方法だと思います。
やはり、紙媒体からの文字の方が断然頭に入りやすいです。
それと、私も自分でやってみたんですが、
メルマガのプレゼントのレポートをプリントアウトすると、
なんか特別感が出て、不思議とかなりテンションが上がります。笑
毎日どんどんスキルが向上している実感があるということですが、最高ですね( *´艸`)
どんどん出来る事・分かることを増やしていきましょう!
その上で、
それらを繋げて考えて、自分なりの答えが導き出せるようになれば、もうこっちのもんです。
引き続き、ガンガン行動してきましょう~!