どうも。投資家スケーターです。
今回のテーマは「スプレッド」です。
トレーダーとして生きていくために、絶対意識しておかなければならないのが、この「スプレッド」という存在。
今回は、実践的な内容を交えて、この「スプレッド」について解説していきます。
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スプレッドは唯一にして最大のコスト
あなたが使うFX口座を選ぶ際に、どのFX業者を選ぶか、という部分で一番キーになってくるのが、
このスプレッドが狭いか?広いか?という部分です。
FX業者のほとんどが、口座開設無料、取引手数料無料とうたっています。
こうやって見ると、トレードするのに全くコストがかからないようにも思えますが、
実は、どのFX業者でも、「買い値」と「売り値」にいくらかの差があります。
それが「スプレッド」というわけです。
そして、この「スプレッド」という存在が、
トレーダーにとっての唯一にして最大のコストとなるのです。
すでに、自分の口座を持っている方は、それを見て頂きたいのですが、
持っていない方は、「DMM FX 」こちらの「スプレッド一覧」をご参照ください。
買値と売値、AskとBidの数値がずれていますよね?
FX業者にもよりますが、ドル/円ならば、おおよそ1PIPS~0.3PIPSくらいのズレがあります。
これがスプレッドです。
手数料はバカにならない
ここで、「そんな数Pipsくらいスプレッドがあったって、どーってことねーやぃ!」
という、強気なのか、投げやりなのか分からないような事を考えちゃう人へ、
「スプレッド」という名の手数料の破壊力を思い知らしてやりたいと思います。笑
例えば、
現在のドル/円のレートが120.00だったとします。
あなたは、買いの注文を入れとして、「Ask」のボタンをポチっとやる。
すると、スプレッドのせいで120.00では約定せず、120.03で約定します。
つまり、スプレッドの分だけあなたが買いたかった位置のちょっと上に買いの注文が入るということですね。
あなたにとってちょっと不利な位置からのスタートになるわけです。
つまり、買って値が動かずに、すぐに売ったとしてもあなたはスプレッド分だけ必ず負けるということ。
この時点で、ちょっとツライです。
「いやいや、たとえスプレッド分毎回ちょっとだけ不利な位置で約定しても、結局勝てばいいんでしょ?」
と、まだまだ強気の方もおられるようですね?
では、ちょっとだけ考えてみてください。
例えば、あなたのトレード回数が大体1日に平均10回ほどとしますね。
トレード出来る日は1か月間で、市場がお休みの土日を抜かすと、約20営業日あります。
それで、スプレッドは狭めの0.3PipsのFX業者を使ってトレードした場合、
一日10回×20日=200回 200回×0.3Pips=60Pips
となるので、仮にあなたが5枚(5ロット=50,000通貨)で取引していたとすると、
勝とうが負けようが、
潜在的には60Pips×5枚=30,000円もスプレッドという名の手数料として、FX業者に持っていかれていることになります。
もちろん、トレード回数が増えればその分だけ、持っていかれる金額も増えますし、枚数が増えても同様です。
お次は、上記の条件でスプレッドが広めの1PipsのFX業者を使ってトレードしたとして計算してみましょう。
一日10回×20日=200回 200回×1Pips=200Pips
となるので、仮にあなたが5枚(5ロット=50,000通貨)で取引していたとすると、
勝とうが負けようが、
潜在的には、200Pips×5枚=100,000円もスプレッドとして持っていかれていることになります。
意味不明なくらい、スーパー不利です。
ここでも当然、トレード回数が増えれば増えるほど、余計にスーパー不利になります。
枚数に関しては、まあ仕方ないでしょう。大きなリターンを得るためには、ある程度、差し出すものが大きくてもまだ納得できます。
が、スプレッドと取引回数は、あなたがコントロールできる部分なので、この2つのことはしっかりと考えて、なるべく潜在的リスクを抑える必要があります。
結論:スプレッドは狭いに越したことはない
小見出しの通りです。スプレッドは狭ければ狭いほど、トレーダーとしては嬉しいし、有利に戦うことが出来ます。
もし、スプレッドが広いFX業者を使うならば、「それ相応の理由」というものが無い限り、ただのスーパー不利なだけということですね。
ちなみに、「それなりの理由」というのは、「海外口座を使いハイレバレッジで戦いたい」という場合ですね。これは仕方ない。
海外口座はレバレッジが888倍などの所もあり、かなり「小資金のトレーダーの味方」的な一面もありますが、
スプレッドが鬼のように広いので、その点はかなり地獄です。笑
(しかし、海外口座の魅力はスプレッドとレバレッジだけでは語れないので、この話はまた今度)
とにかく、今回は「スプレッドを抑えることは、トレードを有利におこなうためには必須」ということを頭に叩き込んでくださいね^^