どうも。投資家スケーターです。
「ハイレバレッジは危険なのか?」
FXにおいて大きな魅力のひとつの「レバレッジ」。
国内なら最大25倍、海外では1000倍近くものレバレッジを自分の資金にかけることが出来ます。
この「レバレッジ」というものがあるからこそ、FXは小資金からでも始められるというわけです。
そしてこれがあるからこそ、FXが資金効率が良い投資と言われるゆえんにもなっています。
しかし、ここで出てくるFX初心者にありがちな疑問が、
「かと言ってレバレッジを高くし過ぎるのはなんか怖いなぁ。
低レバレッジで取引した方が安全なのかな?」
ということ。
これは確かに間違えではないのですが、
必ずしも「ハイレバレッジ=危険」かと言うと、そうではありません。
今回は「レバレッジ」の正しい捉え方について考えて行きたいと思います。
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レバレッジの歴史はFXの歴史
現在、日本ではレバレッジは最大25倍までとなっていますが、これには訳があります。
実は数年前までは、私たち個人投資家が使えるレバレッジはもっと高いものだったのです。
というわけで、
まずは現在のレバレッジ最大25倍になるまでの、国内FXのレバレッジの歴史から学んでいきましょう。
1998年 日本にFX上陸
もともと、海外ではこの外国為替証拠金取引(FX)という金融商品は古くから存在していましたが、
外為法により、長くの間、日本では個人が取引することが出来ない状態でした。
それが1998年に「外国為替及び外国貿易法」が改正され、個人での取引が解禁される事となったのです。
それを受けて、ひまわり証券が日本で初めてFX事業を開始。
この時は、FXに対する法整備はなく、レバレッジ規制も特にありませんでした。
この頃は、FX業者が好きに最大レバレッジを決めることが出来ていて、
スプレッドもドル/円で5~10Pipsとか、今考えると半端じゃないですが、
そんなことが普通にまかり通っていたんですね。
レバレッジ規制はもちろん、
特になにも規制が一切ないまま、FXというものが日本に浸透していきます。
それからしばらくして、FX業者の皮を被った悪徳業者なんかが大量に出てきます。
これについては、調べてみると面白いですよ。へぇ~ってなります。
ここでは、この部分についてはあまり深く触れず、さっくり次へ進みますね^^
とにかく、
FXというものに馴染みが浅い日本人を騙くらかす、
悪い奴らが大量に出てきてしまうのです~。
ハイレバレッジでギャンブルトレードが当たり前!?
さすがに、やりたい放題のぼったくりFX業者が多すぎる!となり、
政府は2005年に「金融先物取引業者」の登録を義務付けて規制します。
しかし、レバレッジに対する規制は、長い間、別段かかけられることはありませんでした。
当時は、レバレッジ400倍が当たり前の時代。
そして、FXに関する情報も少なかった時代です。
人の心はいつでも変わらず、
「楽して、大きく儲けたい」
なんですね。
まともな知識がないまま、「簡単に儲かる」という情報だけを頼りにFXに手を出し、
多くの人が安易にハイレバレッジの取引をして散っていったようです^^;
あまりにもみんな無茶するもんだから、
ついに2010年にレバレッジは50倍に規制されます。
その翌年の2011年、現在の25倍へとレバレッジ規制が強化されました。
このレバレッジ規制は、
「顧客保護」「FX会社のリスク管理」「過度投機の防止」といった視点から、金融庁が導入を決めたものらしいですが、
当時、すでにFXで勝てる技術を身に着けている人達にとっては大きな迷惑だったようです。
と、
ざっくりですが、レバレッジには大筋このような歴史があります。
ここまでの話だと、
「やっぱりレバレッジが高いと危険なんじゃないか!」
となってしまいそうですが、安易にそう考えるのはまだ早いです。
レバレッジは、上手くコントロールすることさえ出来れば、
私たち個人投資家のとても強い味方となります。
あれ?レバレッジを調節するボタンはどこなの?
まず、「レバレッジ」と「証拠金」と「ポジション量」、
この3つの関係をしっかり押さえておかねば、「レバレッジ」というものの本質を知ることは出来ません。
例えば、
あなたの資金(=証拠金)が、10万円だとします。
で、その時のドル/円のレートが100円だとしますね。
この時に、1ロット(1万通貨)のポジションを持ちたい。
すると、ドル/円 100円×10,000通貨=1,000,000円なので、
ドル/円を1ロット持つためには100万円必要ということになります。
ないですよね、100万円なんて。
10万円しかない。
ここでレバレッジが登場です。
レバレッジ最大25倍ということは、
「あなたの資金×25=FXで取引に使えるお金」ということになります。
ということは、
あなたの資金10万円×25倍=あなたがFXで使えるお金は250万円ということになります。
ありましたね。100万円。
むしろ、250万円もあった。
つまり、10万円の証拠金で1ロット持つと、レバレッジは10倍ということになります。
そして、1ロット持つために当てている証拠金の内の4万円は、
ポジションを持っている間はホールドされます。(ここ、かなり重要。)
ここで覚えておいていただきたいのが、
あなたが選ぶことが出来るのは、「入金する資金量」と「持つロット数だけ」ということです。
レバレッジが何倍かをコントロールするには、
この2点を調節するしかありません。
直接レバレッジを設定・変更するボタンなんて、
FX業者のサイトのどこ探してもありませんよ^^
でも、これってFXを知りたての初心者の頃は探しちゃうんですよね、このボタン。
「あれ?レバレッジの調節ってどこでやんの?」
みたいな。私も探しました。笑
さらに私は、
「軍資金はとりあえず1万円しかありませんが、
レバレッジは3~5倍くらいで安全に運用したいです。」
とか思っちゃってました。
いま考えると、
1万円でレバレッジ5倍だとすると5万円。
ドル/円100円としても、500通貨しかポジション持てません。
1Pips、5円です。ごえん。
これ、「運用」というか「練習」ですね^^;
いや始めっから練習目的なら全然いいんですよ!5円でも!
私の場合はこれでお金ジャンジャン増やそうとしてましたからね・・・。笑
ともかく、
レバレッジを調節するボタンなんてものはどこにもなく、
レバレッジをコントロールするためには、
「証拠金」と「持つポジション量」を調節しなければいけない、
ということですね。
ハイレバレッジが危険かどうかは自分次第
次は、
「高いレバレッジは本当に危険なのか?」
ということを考えて行きましょう。
またまた、あなたの資金は10万円あるとします。
で、今回はレバレッジ最大800倍としてみましょうか。
10万円×レバレッジ800倍=8千万円
あなたは8千万円分の取引が出来ます。わお。
「ななっ!や、やっぱり危険じゃないか!
はっせんまん円分も取引したくないよ!」
と、とっさに思ったあなた、ちょっと待ってください。
別にMAXのレバレッジで取引しろ、とは誰も言ってません。
こう考えてみて下さい。
レバレッジ800倍だとドル/円100円の場合、
1ロット持つ時に必要なホールドされる証拠金は1250円で済む。
これがレバレッジ25倍だと、
1ロット持つのに4万円も必要証拠金としてホールドされます。
レバレッジが高かろうが低かろうが、
ポジション量が一緒であれば損益の変動は同じです。
危険なトレードかどうかを決める一番の要因は、
レバレッジの高い低いに関係なく、資金に対するリスク率が高いか低いかです。
ここ、間違えている人かなり多いです。
逆にハイレバレッジならではのメリットもあると私は思ってます。
それはリスク許容度が大きくなる、という点。
リスク許容度=体力です。
1ロットを25倍のレバレッジで取引すると、4万円が必要証拠金としてホールドされますよね?
で、残り6万円。これがあなたの残りの体力です。
つまり、1ロット持った状態で600Pipsの逆行まで耐えられます。
これがレバレッジ800倍の場合は、1ロット持つときの必要証拠金が1250円で済みます。
つまり、10万円-1250円=98,750円
約900Pipsの逆行まで耐えられる、ということです。
レバレッジが高い方が、ロスカットされるまでの値幅が大きい。
つまり、
レバレッジ25倍の場合は6万円失うと、1ロット持てなくなり、ゲームオーバー。
1000通貨単位で取引できるFX業者なら確かに挽回はできますが、
負けるたびにロットが小さくなるので辛いでしょう。
しかし、レバレッジ800倍の場合は、
約9万円失うまでは、1ロット持つことが出来る。
レバレッジが25倍の時と比べて、
1Lotの取引で言えば、300Pipsもゆとりがあるわけです。
その間に挽回できる可能性は十分あります。
はい。
「ハイレバレッジ=危険」ではないということがお分かりいただけましたでしょうか?
しかしながら、
ハイレバレッジは当然、
持とうと思えばとてつもなく大きなポジションを持つことが出来てしまいます。
仮に、800倍をMAXで使ったとすれば、
さっきの10万円の証拠金で80Lotも持てます。1Pips=8,000円の世界です。
13Pips逆行で、即退場です。
当然、13Pips順行すれば資金は2倍にはなりますが、
そんな戦い方をしてたら遅かれ早かれ、間違いなく退場します。
この事からもわかる通り、
レバレッジは使う側の人間によっては、危険にも安全にもなりますよ~ということですね。
ちなみに私は資金が少ない時ほど、
ハイレバレッジの海外口座を使うべきだと思ってます。
日本のFX業者を使うなら最低5万は必要、
10万あれば、やっと戦えるかなといった感じですが、
海外FX口座なら1万あれば普通に戦えます。
入金ボーナス100%の時に1万入金すればもうそれで2万。
2万あれば1ロットで180Pipsくらいのマイナスまで耐えれます。0.3ロットならその約3倍ですね。
で、基本0.3ロットづつの分割エントリーで攻めます。
そして、自分の見立て方向に動く根拠が増え次第、増し玉です。
出た利益でさらに買い増すわけです。
全然ダメそうなら0.3ロットのまま損切りです。
私はこれで、リスクは最大1万円に抑えつつ、
ハイレバレッジの資金効率の良さを生かして、1か月で資金をどこまで増やせるかな~みたいな感じでやってました。
で、1か月ごとに、利益は出金して、また1万からスタートするんです^^
熱くなってしまって、1,2日目で全額吹っ飛ばす、とかも始めの内はちょくちょくやりましたが、
かなりいい訓練になるので、
デモトレードや100通貨からの次のステップとして海外FX口座で修業してみてもいいかもしれませんね。
あくまで、入金する額は「自分にとって大きすぎない額で」というのが大前提になってきますが。
ちなみに私が使っている海外FXブローカーはXM.COMという所です。
私が投資資金4000円から這い上がれた理由は、
この海外FXブローカーを使っていたからなんですね。
正直、日本のFXブローカーが提供している25倍のレバレッジでは、
投資資金4000円ぽっちでは、いつまで経っても稼げません。
潤沢な投資資金があるならば、
スプレッドの狭い日本のFXブローカーを選ぶ以外の選択肢はないとは思いますが、
投資資金が少ないならば、
逆に海外FXブローカーを選ぶ以外の選択肢はないです。
あと、ひとえに海外FXブローカーと言っても、悪徳な所も多くあります。
入金だけ出来て、出金は出来ない、だとか、
出金手続きが異様にめんどくさいだとか。
この点もXMは秀逸です。
なんせ、たった4000円しか入金していない私の銀行口座に、
それの何百倍もの金額を、今の今まで振り込み続けてくれているのですから^^
あなたも、ひとつ海外口座を用意してみてはどうですか?
⇒少額の投資資金から、完全自分の実力のみで這い上がれる海外口座を準備する方はこちらから
PS.
XM.COMは口座種別によって、1ロット=10万通貨、1ロット=1万通貨と違うので注意して下さいね^^
XMへ口座開設、入金まで済ませました。