手を出したいけど出しづらい、急騰や急落時の対処法

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どうも。投資家スケーターです。

 

”煮詰まった疑問”を解決すれば、
それは”新しい視点”になるシリーズ、第5弾をお届けします。

 

第5弾の今回のテーマは記事のタイトルの通り、かなりディープです。

 

私としては、

まさに「そう!そこだよ!おれが悩んでいたのは!」という人が、

大勢おいでるのではなのではないかな~と睨んでおります。

 

なので逆に、

今回のテーマについてしっかりとした対処法を身に付ければ、

あなたのトレードの成績が向上する事は間違いないのかなと。

 

このテーマについてお話しできるキッカケを作ってくれた、

新しい視点の種メールを送ってくれたSさんに感謝です。

 

というわけで、

気合を入れて本題の方に入っていきたいと思います。

 

今回の”新しい視点の種”はこちら

それでは早速、今回の議題となる”新し視点の種”をご覧ください。

 

【題名】
急騰時(急落時)のトレードについて

【メッセージ本文】
投資家スケーター様

お世話になっております。Sと申します。

いつもメルマガで勉強させていただいております。
ありがとうございます。


過去検証していると、
週足、日足レベルの急騰や急落相場に出くわすことがあります。

最近ですと、2012年11月頃から2013年5月頃までのドル円なんかそうですね。

私もそうですが、押し目や戻りを待つスタイルだと、
エントリータイミングが来ずに待つ日がしばらく続くと思うのですが、
スケーターさんはこのような時はどのようにされているのですか?

参考までに教えていただければ幸いです。

よろしくお願いします。

 

というわけで、Sさん、ありがとうございます。

 

今回はまず初めに、

このSさんの質問メールに対する、

回答を述べてしまいたいと思います。

 

まず、

「過去検証していると、
週足、日足レベルの急騰や急落相場に出くわすことがあります。」

ということですが、

これは私が思うに、「過去検証していると、」って所が、

まず”ひとつめのポイント”になってくるのではないかと思います。

 

これが何故かというと、

Sさんが例に挙げてくれている「2012年11月頃から2013年5月頃までのドル円」の急騰、

これってなんでこんなに急騰しているかと言うと、

ざっくり言うと、主な原因は「アベノミクス」と言われているんですね。

 

事の発端としては、

まず、2011年11月半ば頃に、

当時の自民党総裁だった安部首相が日銀に対して、

「オイ!お前ら!これはちょっと円高に振れ過ぎだろ!だからずっーと日本はデフレてんだ!

おれがデフレ脱却させてやる!目指すはインフレターゲット2%だ!!

そのために為替レートを円安に持って行くよ!!

と、タンカを切ったことが始まりになりました。

 

ちなみに、

安部さんの発言の直前の2011年の10月後半には、

ドル/円は史上最安値の75.556円をつけています。

 

 

その後、総選挙が行われ、

2012年12月に民主党から自民党に政権交代。

安倍政権の爆誕です。

 

そして、「財政出動・金融緩和・成長戦略」という”3本の矢”というモノを掲げて、

安部さんはすでに切ってあるタンカを実行に移す気マンマンの姿勢を見せまくります。

これが「アベノミクス」ですね。

 

で、これをもってしてみんなの期待感がMAXになったわけです。

 

「アイツ、本気で円安に持っていく気っぽいぞ!!」と。

 

それで、

 

それ故に、この上昇は「アベノミクス相場」なんて言われています。

 

しかしながら、

この上昇は単に”アベノミクスの力だけ”ってわけじゃなく、

実は、今見てもらっているチャートの左側はずーーーーーっとダウントレンドで来てたんですね。

 

 

 

「アベノミクス相場」で”円”が売られまくる以前には、

リーマンショック、欧州の周辺国の金融危機など諸々の理由があって、

「安全通貨」という認識である”日本円”が、

リスク回避のために世界中の人々によって買われまくっていたのです。

 

んで、

 

その諸々のリスクが徐々に徐々に後退して行き、
(リーマンが残したリスクはみんな少しずつ忘れていっただけで、実は今もご健在)

それが丁度、アベノミクスによる円安への期待と相まって、

その結果として、急騰、という事になったのです。

 

つまり、ずーーーっと買われ続けていた”円”が、大放出、大売出しされた。

そのキッカケとなったのがたまたま「アベノミクス」だった、ということなのですね。

 

と、

 

そんな事、FT3とかで過去検証している時にはわかんねーよ、と。

 

ここが一番の問題なのではないかと、結構真剣に私は思います。

だって、過去検証の時って、基本的には”値動き”しか見てないわけじゃないですか。

もっと言えば、FT3走らせて検証してる時は、きっと米雇用統計すらそのまま突破してるくらいですよね?笑

 

しかし、

じゃあリアルタイムならここまで”背景”を見通してトレード出来てたか?って言ったら、

それもぶっちゃけちょっと怪しい所だと思います。

 

で す が、

 

Sさん、私はSさんがどのような規模のトレードをされているかは存じ上げませんが、

週足・日足レベルでの急騰ならば、そこで「押し」を待つ必要はないと思います。

 

週足・日足レベルの動きを”そのまま狙っている”なら話は別ですが、

私はデイトレレベルの規模でトレードしているので、

週足・日足で見て急騰している場合は「今はそーゆー相場環境なんだな」と理解して、

それ以下の時間足でガンガン「買い」を狙って行きます。

 

というかなんなら、

週足、日足レベルで急騰が上げ止まって一旦下げてきたら、

その時は、私なら下位足でガッチリ「売り」を狙っていくかもしれません。

急騰後の「下げ」。これは取りやすいぞ~、きっと( *´艸`)

 

まーでも「週足」と「日足」ではその意味が結構違ってくるので、

というか、この2つは見た目に”チャートの形状”でもかなり違うので、

「日足」では急騰してるけど、「週足」では絶賛ダウントレンド継続中!とかもあるわけです。

 

そんな時は若干迷うかもですが、

それにしても、その場合は”「週足はダウントレンド」で「日足は急騰」という環境である”と認識しておいて、

日足が上げ止まるまでは、それより下の時間足で「買い」を狙って行けばいいんじゃないかなと。

 

ハッキリ言って、「日足」「週足」が陰線か陽線かそれはどっちでもいいんですけど、

連続して「同じ方向性のローソク足」が続いて出ていたら、それはチャンスです。

(ちなみに、この「2012年11月頃から2013年5月頃までのドル円」の場合は、
85円を抜いた辺りからは、「月足」から「日足」まで満場一致で「上」なので、トンデモなくチャンス!!)

 

それは指をくわえて「押す」のを待ってるんじゃなくて、

なんの迷いもなく、その「連続して出ているローソク足の方向」へ下位足を使って入って行けばいいです。

 

週足・日足くらいの規模ならば、

そのくらい大きな時間足の規模であっても、”チャートの形状”はもちろん見るのですが、

そこから更に視野を絞って、「ローソク足1本1本、次はどうなるか?」って事の見通しを立てて、

”その見通し”を元に、やはり下位足で”その方向への動き”を狙って戦って行くのが良いと私は思います。

 

 

そもそも、「週足」「日足」が急騰・急落するような場合は、

その背景にはファンダメンタルの大きな変化がある場合がほぼです。

 

そのくらいの大きな足は、全世界を揺るがすレベルの”キッカケ”が無いと、

そう簡単には急激な動きにはならないし、しかも、”それが続く”なんて事にはならないのです。

 

ですが、リアルタイムでいくら頑張ってファンダメンタルを追っかけていても、

「こうなってもおかしくはないよな~」くらいの事は感じ取ることは出来るでしょうが、

どんぴしゃりと急騰・急落を予測することは困難を極めます。

 

だから、そのくらいの大きな時間足での急騰・急落であれば、

その「急騰している」という事実を、まるごと「そういう環境」として捉えて、

それより小さな時間足レベルで「有利に戦って行くための戦略」を練るために使っていく、

というふうに考え方をシフトさせるのが、やはりベストなんじゃないかと私は思います。

 

よって、

 

この場合は、「押し」は待たずに、突っ込めば良し。

 

ということになりますね^^

 

以上が回答になります。

 

 

このSさんのメールでは、

「週足、日足レベルでの急騰や急落相場」ということで質問を頂いているので、

それは迷わず突っ込むべしという回答になりましたが、

これに限らず、こういうイキナリ急騰・急落するのって、どの時間足でも見かけますよね。

 

例えば、

15分足が突如として急騰しだしたりとか・・・。

 

急騰はいつだって突然訪れる。

 

現在時刻は15:26。

 

それまでずっと静かな相場だったので、

彼はとても穏やかな気持ちでチャートを眺めていました。

 

 

ところが!

 

突如として15分足がドーーーン!と急騰を始め、

レートはそのままグングンと一直線に上昇!

 

彼は「お、おぉ!?いきなり来やがったな!!」となり、

即戦闘態勢で「上狙い」でロックオン。

 

しかし「流石に飛び乗るわけにはイカン!」と、

一旦「押し」が入って、エントリーが出来そうになるタイミングを待ちます。

 

 

「押し目来い押し目来い押し目来い押し目来い押し目来い・・・。」

 

 

彼の祈りも虚しく、レートはまだまだ一直線に上昇中。

 

待てど暮らせど、”押す”気配は一向にありません。

 

 

「・・・も、もう入ってしまいたい。

これだけの勢いで上昇しているんだから、

今回ばかしは飛び乗ったって大丈夫なんじゃなかろうか・・・・。(ゴクリ)」

 

 

まだまだ一直線に伸び続けるレート。

 

それに釣られて揺れる心・・・。

 

 

「いいや!ダメだ!断固として俺は待つ!

目の前の値動きがいくら魅力的だからって、

それに釣られて飛びついてしまうなんて『負けトレーダー』のする事だっ!

くっそー!舐めんなよ!俺は『勝ちトレーダー』なんだ!!」

 

 

 

渾身の耐え。

 

 

大体70Pipsくらいでしょうか。気付けばもうレートはずいぶん上昇しています。

 

 

そして、遂にレートは上げ止まり、

今までの勢いをそのままに急速バックオーライ。

 

「うおっしゃーい!ようやく待ちに待った”押し”が来たぜ!」

 

彼は、天高く打ち上げられた打球が落ちてくるのを待つ外野手の如く、

空に向けてグローブを広げ、”その時”を待ち構えます。

 

すると、その後すぐにレートは下げ止まり、再度上昇の素振りを見せました。

 

 

「ポチッ。(PCのマウスをクリックした音)」

 

 

彼は悲願のエントリーに成功。

 

 

ふ、ふふふ。ふははははははは!!(勝利を確信した高笑いの音)」

 

 

ふ、ふぇっ!?(再度上昇の素振りを見せたはずのレートが、
まさかの物凄いスピードで下落している衝撃の映像を目の当たりにした音)」

 

 

8Pips・・・17Pips・・・・26Pips・・・・。

 

 

彼、まさかの絶賛引かされ中。

 

 

「-38Pips!!?なんやコレ!?もー無理!!」

 

「ポチッ。(PCのマウスをクリックした音)」

 

遂に耐えきれなくなり、無念の損切りです。

 

 

気付けば時刻は24:00を優に超えていました。

 

そこからレートは、上げるでもなく、下げるでもなく、

次第にボラも縮小を始め、鼻息荒い無念の彼をひとり残して、相場は小動きとなりましたとさ。

 

~FIN~

 

いきなりの急騰!さあ、あなたならどうする?

 

その後、彼はなんとか興奮を抑え就寝。

翌朝チャートを見ると、なんとレートは彼の損切った場所を底にして、

昨日の高値を遥かに更新していました・・・・。

 

なんてオチにしようかと思いましたが、

さすがに”彼”が可哀そうになってきたのでやめときました。笑

 

さて、

急騰する15分足を目の前にして、なんとか飛びつきたくなる衝動を抑え、

やっとの思いで来た「押し」でエントリーをして、

そのまま引かされて無念の損切りをさせられた”彼”の物語はいかがでしたでしょうか?

 

なーんかこの話、ただの他人事とは思えなくはないのではありませんか?

おそらく、あなたも一度はこーゆーのを喰らった事があるのではないかな~と思います。

 

逆に、

 

ドーーーンといきなり上昇し始めたところに飛び乗って、

オイシイ思いをしたことも、きっと何度かはあることでしょう。

 

はたまた、

 

“彼”のように待ちに待った「押し」でエントリーして、

思惑通りそこからまた再度急上昇を続け、

「完ぺきなタイミングでエントリー出来た」、なんてパターンも経験があるかなと思います。

 

 

じゃあ、ですよ。

 

その違いってなんなのよ?と。

 

突如としてドーーーンとレートが急騰。

さぁ、あなたはどうしますか?って所です。

 

まずですね。最初の大きな問題になってくるのは、

『今起こったこの急騰は本物なのか?』
『一旦「押し」が入った後も、再度上昇を続けるのか?』

という所なのではないかなーと思います。

 

その次の問題として、仮にその急騰が「本物」だったとすれば、

飛び乗るのか?一旦「押し」が入るのを待つのか?

まあ一旦「押す」のを待って入る方がベターなことには違いはないのですが、

じゃあ、待てど暮らせど「押し」が一向に来ない場合はどうすればいいのか?

って所になって来るんではないかと思うんですね。

 

というわけで、

ここからはこの”2つの問題”について深掘りして行きたいと思います。

 

というわけでまずは、

「積極的に狙っていくべき急騰(急落)」と、

「あまり手を出さない方が良い急騰(急落)」の見分け方

から考えていきましょう!

 

すでに結構お話が長くなってしまっているのですが、

ここからはより実践に活きてくる内容になってくるので、

再度、集中力を高めてお読みいただければと思います。

 

急騰(急落)が起こる”兆し”は「チャートの左側」から掴め!

 

では、そもそもなんで急騰・急落って起こるのでしょうか?

しかも大抵の場合は、突如として”その時”が訪れます。

 

そして「ハッ!」っと気付いた時には、

もうほとんど”イッテしまっている”事がほぼなわけです。

 

意地悪ですよね~。そんな急激に伸びるつもりなら、

事前にちょっとくらい教えてくれてもいいじゃないの、と。

 

だって、しっかり波形を描いて進んでいくトレンドより、

一気に大きな値幅が出る急騰(急落)に乗れた方が、

どー考えても遥かに楽に利益が上げられるわけじゃないですか。

 

これはよく言われる”教科書的な考え”とは真逆行く考え方かもしれませんが、

仮に同じ50Pipsの値幅が出る動きに乗るとしても、

じわじわじわじわ上がったり下がったりしながら時間をかけて伸びていく動きに乗るよりも、

ちゅどーーーーーーん!と一瞬で50Pips伸びていく動きに上手く乗れた方が、確実に楽だし、爽快。

 

含み益が増えたり減ったりのストレスも少ないわ、トレードによる拘束時間も少ないわで、

精神的な面で考えても非常に負担が少ないわけです。

だからこそ「利食い」も、きっとあまり迷いなくあっさりと出来ちゃうに違いありません。

 

プラスで、サクッと大きく取れたもんだから、別にその後にもっと値が伸びていこうが、

よほど薄利で利食ってしまわない限りは、まーそんなに気にもならないんじゃないかと。

 

つまり、良いコト尽くしなんですよね。急騰に乗れたら。

 

そう思いません?

 

思いますよね~。だから、もし事前に”それ”が起こるって事がちょっとでもわかってたら、

絶対に”それ”に備えて・・・というか、絶対に”それ”に狙いを合わせると思うのです。

 

じゃあ、その急騰・急落が来るという事を、

事前にちょっとでも察知する事は出来ないものなのでしょうか?

 

と、

 

スーパーもったいぶってみましたが、あるんですねー、これが。

 

それがなんなのかと言うと、

ズバリそれは、チャートの左側に溜まっている”エネルギーの量”に注目する』ってことです。

 

 

相場ってのはゼロサムゲームなわけです。

なので「増え続ける」ということや「減り続ける」ってことは、

原理的に絶対に起こりません。

 

必ず、相場は「0(ゼロ)」に戻ろうとするのです。

 

で、上記の文章で、私が「エネルギーの量」と呼んでいるものっていうのは、

「すでに相場に存在する売りの注文」であったり、

「すでに相場に存在する買いの注文」の事を指しています。

 

こう言うと、

「いやいや、「売りの注文」と「買いの注文」って真逆ですけど、
結局は「エネルギー」ってどっちの事を言ってるんですか?」

という質問が出てくるかもしれませんが、これはどっちもです。

 

「買い注文」だろうが「売り注文」だろうが、

それは”相場の視点から”見れば、どっちも、

「注文が入ってきた=エネルギーが入ってきた」

という事で、同じことなのです。

 

という事は逆に、

「決済注文」、これは”相場の視点から”見ると、

「エネルギーが抜けていった」という事になります。

 

相場というものには、

このエネルギーの流入と放出を繰り返して、

結局は「0(ゼロ)」に戻ろうとする性質があるのです。

 

この大原則を当てはめて、チャートの左側を見ていったときに、

「あれ?もしかすると、今から一気にエネルギーが抜けるかも?」

なんて事が見えてくるというわけなのです。

 

エネルギーの流入と放出の関係で、急騰(急落)の”信頼度”を測る

 

というわけで、

その事をチャートを使ってみていきましょう!

 

いまご覧いただいているチャートは、「金(GOLD)」の1時間足になります。

 

まーざっくりご覧いただいてお分りになるように、

チャートの半分から左は「ダウントレンド」、

チャートの半分から右は「アップトレンド」になっています。

 

で、このチャートで何をお伝えしたいかというと、

それは、「エネルギーの流入と流出と急騰(急落)の関係」です。

 

先ほども言いましたが、

相場ってのは「ゼロサムゲーム」なのです。

 

一生同じ方向に価格が動き続けることなんか、当然ながらあり得ない。

「入って来たエネルギー=売り買いの注文」ってのは必ずどこかで抜ける運命にあって、

相場に存在する”エネルギーの総量”はOに戻るんですよ~という事でした。

 

これを前提として持ってもらった上で、

 

白○で囲った部分の値動きって言うのは、

見ての通り、ローソク足1本1本がとても小さくて、ジワジワ動いている感じになっています。

 

こういった状態で、なおかつ、方向感が出ていてその方向へ一方行へ動いている時、

これっていうのは、

「エネルギーの流入と流出」のバランスが
その値動き自体の中で完結している

と、考えることが出来ます。

(なので、「継続力が強い」とも考えられます。)

 

という事は、この状態から「急激な動き」に発展するためには、

更なるエネルギーの流入が必要、ということが考えられるのです。

 

そして、こーゆージワジワと方向感のある動きが続いている時っていうのは、

セオリーとしては、最後にフィナーレ的な急騰(急落)が起こり、

それを持ってしてその方向への動きが一旦終了を迎えます。

 

 

このような急騰(急落)が起こるタイミングは、

ハッキリ言って、読みにくいです。

 

とは言え、

 

 

じゃあ、どういう場合が「読みやすいのか?」というと、

 

 

これが何故かというと、

 

 

相場はゼロサムゲーム。

 

相場への”エネルギーの過度な入流”が起これば、その後はきっと、

その一気に入って来たエネルギーは、同じく、一気に吐き出される(放出される)のがセオリーなのです。

 

つまりは、

 

 

ということであって、

この”シンプルながらも相場の原理原則に則った「強力な事実」”を意識しておく事こそが、

その時、あなたの目の前で起こった急騰(急落)の『信頼度』を推し量るための方法なのです。

 

「エネルギーの流入と放出のバランス」、

ここに意識して相場を眺めていれば、

突如として起こった急騰(エネルギーの流入の場面)に乗り遅れたとしても、

その後にほぼほぼ間違いなく来るであろう急落(エネルギーの放出の場面)には備えることが出来る、

という事なのです。

 

ただし、

 

ここで注意すべき点が一つあって、それは、

急騰(過度のエネルギーの流入)が来たからと言って、

すぐに急落(均衡を保つためのエネルギーの放出)が来るとは限らないという事。

 

 

今回のサンプルチャートの場合は、

ジワジワ上昇(エネルギーの均衡を保った継続力の強い上昇)のあとに、

フィナーレ的な急騰(過度なエネルギーの流入)が起こった、という状況なのです。

 

となれば、

『どこが天井になるか?(どこで上げ止まるか?)』なんてことは事前には知りようがないわけですから、

ここから急落(エネルギーの放出)が起こるためには、

この一連の上昇の流れに「買い」で乗って来た人たちが絶望して、

一斉に「決済の売り」を出さずにはいられなくなるような”キッカケ”が起こる必要があります。

 

それが、この場合では「目線の切り替わり」ということだったのです。

 

そう。この”キッカケ”というものは、シンプルなモノでいいのです。

・・・でいいのです、というか、シンプルであればあるほど良い。

 

何故なら、わかりやすいキッカケの方が、

より大勢のトレーダーが「ヤベッ!!!!!」となるからです。

 

そのような場所には「損切り注文」を逆指値で置いている人も多いでしょうからね。

 

(ここら辺の見極めに関しては、

レートの反転・反発を見極める方法】という記事も参考になるかと思うので、

まだお読みになっていないならば、是非読んでおいてくださいね!

 

また、すでにお読みいただいた事がある方でも、

今回解説している「エネルギーの流入と流出の関係」を踏まえた上で、

再度お読みいただけば、きっと新たな発見があることでしょう。)

 

とにかく、相場はゼロサムゲーム。

”入ってきたもの”は、必ず出ていくのです。

 

 

どこにも「押し・戻し」が見当たらない場合の対処法

 

目の前に起こった急騰・急落の”信頼度”は見分けられるようになりました、と。

となれば、お次は「それに乗る方法」です。

 

これは、ベストを言えば、その流れに「根元から乗る」という事になってきます。

 

 

しかし、毎回毎回このような良いポイントで流れに乗れることなんか、まー少ないのではないかなと思います。

むしろどっちかつーと、こういう”良いポイント”は割と逃してしまうことが多いのではないかと。笑

 

では、そーなった時にはどうするのか?

 

①戻しを喰らうの覚悟でそのまま突っ込むのか?

②一旦「戻し」が来るのを待つのか?

③指をくわえたまま急落を見送るのか?

 

さーどうする?

 

実はこれは、①でも②でも③でもどれでも良いのです。

この部分に関しては、もはやこれは人それぞれの「スタイル」の問題。

 

突撃して早めに入っておいてもそれはそれで良いし、

急落が起こることが決定づけられた後の「戻し」を冷静に待って入っても良いし、

最高のポイントで入れなかったならば、いっそ「その場は捨ておく」という判断をしてしまっても良いのです。

 

良いのですが、どの「スタイル」を選択するにしても、

毎回その場のフィーリングで対応を変えてしまうのは、あまりよろしくありません。

 

なので、そこには自分なりの行動決定の「指針」を持つ必要があります。

 

これに関しては、

「今回のような”同じような相場”をいかに体験してきたことがあるか?」

という所が最も重要になってきます。

 

つまり、「自分はどの行動を取るのが一番しっくりくるのか?」という事を、

事前にハッキリさせておく必要がある、という事ですね。

 

その上で、自分なりに精神に一番負荷がかからない方法を選び、その方法に熟練してく必要があります。

 

まずこの事が、急騰・急落の場面を戦って行くための大前提としてあるのです。

 

その上で、

急騰・急落に「途中乗車したい」となれば、

その場合は、その局面を「短期足」に切り替えて狙っていくのが良いと言えます。

 

何故なら、短期足は「具体性が高い」からです。

 

時間軸というのは、

長ければ長いほど「抽象度」が高く、

短くなればなるほど「具体性」が高いのです。

 

月足>週足>日足>4時間足>1時間足>15分足>5分足>1分足>ティック
|———長期足(抽象)———-|    |————短期足(具体)————-|

 

抽象度が高い長期足は、より多くの事を包括的に示します。

具体性の高い短期足は、より細かい事を限定的に示すのです。

 

なので、

急落が起こった!⇒その急落の信頼度は高いっぽい!となった時には、

その「急落が続きそう」という”抽象的な事柄”を、

短期足を使って”より具体的に”見て行けば良いのです。

 

それでは、これを今回のサンプルチャートで見ていきましょう。

 

 

しかし同じチャートの同じ場面を、抽象度を落とし、具体性を上げた15分足で見てみると・・・

 

 

さらに具体性を上げて、5分足で見てみると・・・

 

 

もっともっと具体性を上げて、1分足で見てみたら・・・

 

 

という感じになるわけです。

 

つまり、一直線に伸びて行っているように見える局面でも、

より具体性の高い「短期足」に切り替えて見れば、流れに乗れるチャンスが見えてくる。

 

しかし、具体的であればあるほど「相場がよく見えるのか?」と言えば、

見え過ぎて「よくわからんくなる」こともままあるので、一概にはそうとも言い切れない、という事ですね。

 

これが「押し・戻し」が見当たらない場合の対処法です。

 

つまりは、

押し・戻しが「見当たらない」ならば、

”見える規模のチャート”を選んで戦って行きましょう、

という事になるわけです。

 

 

まとめ

 

以上が「手を出したいけど出しづらい、急騰・急落時の対処法」になります。

 

今回の記事で特筆すべきは、

・エネルギーの流入と流出の関係

・時間足ごとの「抽象度」と「具体性」とその活用法

と、この2つです。

 

これを持ってして、目の前で起こった急騰・急落が、

まずは本物かどうか?(継続するのどうか?)という判断を付けて行くという事。

 

次に、その急騰・急落が本物である可能性が高いと判断したならば、

それを短期足を使って、局所を具体的な視点で見ていき、流れに乗れるタイミングを測る。

 

これが急騰・急落時の基本的な戦い方になります。

 

よくトレードでは、

「木を見て森を見ず」になってはいけない、なんてことがよく言われます。

これはもちろんながらとても重要なことです。

 

ですが、トレードに関する情報がインターネットを使えば簡単に手に入るこのご時世に、

”この事”を知らないトレーダーはほとんどいないのが現状だと思います。

 

しかしながら、「木を見て森を見ず」というこの言葉は知っていても、

ただ「森を見て」、ただ「木を見ている」だけでは、当然ながら勝てはしないのです。

 

その森はどんな森なのか?

 

じゃあ自分はその森の中に生えているどの木を目印に自分は戦って行くのか?

 

本当に大事な部分って言うのは、この部分になってくるわけで、

ただ単に「木を見て森を見ず」なんてことを知っているだけでは意味がまったくないのです。

 

これをトレードに落とし込んだ際に、自分はどのような行動を取るのか?

 

つまりは、「森」に対する「木」の認識・使い方ですよね。

 

ここが最も重要な部分であり、

なおかつ、これに対する自分が取る行動に熟練しておく事が、

動きの速い急騰・急落の局面では、なによりも大切になってきます。

 

これは急騰・急落時に限らずではあるのですが、

どんな状況、どんな局面、、どんなパターンでも、

その時に合った「森に対する木の使い方」を意識して、自分で選択していく必要があるわけです。

 

つまりは、自分の狙いをハッキリとさせておく事。

 

細かいテクニックや意識するべき点は色々ありますが、

最終的にはこれがトレードで勝ち続ける為には最も大事な要素になってきます。

 

というわけで、

この記事に書かれていることをしっかりとご自分の腑に落としていただいて、

いかなる場面でも自分の軸を持って戦えるようになって行って下さいね!

 

 

次へ⇒「同じような所に水平線が複数引ける場合の対処法」と「迷いに対する特効薬」

 

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