もう我慢できない、許せない

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どうも。投資家スケーターです。

 

FXは人間には向いていないシリーズ、第2弾です。

 

シリーズ第1弾の前回は、FXの難易度を劇的にあげてしまっている「ある理論」ということで、
”人間は、どうにも「損大利小」になる行動を取ってしまう”
ということを証明している「プロスペクト理論」について学びました。

そんなトレーダーとして致命的な”悪癖”が、
すべての人間に本能レベルで備わってしまっている、ということでしたね。

 

さて、

今回は、「もう我慢できない、許せない」という、なかなか物騒なタイトルです。

 

パッと見、このタイトルから、

「あれ?スケーターさん、なんか怒ってる?」

と心配をして、この記事を覗いてくれた方もいるかと思うのですが、

別に私が怒ってるわけではありません。

 

今回もまた、人間誰しもの心の奥底に潜む
トレードを行っていく上での悪癖について解説していきます。

 

今回は、私たちがトレードにおいて、ある条件下に置かれると、

「どうしても○○○を我慢できなくなっちゃう。」

「どうしても○○○○○が許せない。」

こんなような内容のお話になります。

 

では、

私たちは、一体何を我慢できないのでしょうか?

私たちが、どうにも許せないこととは、一体なんなのでしょうか?

 

「話が違うじゃねーか」の法則

 

あなたはお腹が空いたので、近所のラーメン屋さんへ行きます。

 

到着。入店。

 

意外と混んでる・・・。

 

店員さん「すいません。只今、満席でして20分ほどお待ちいただけますか?」

 

あなた「わかりました。」

 

 

~15分後~

 

店員さん「お待たせしました!奥のカウンター席へどうぞ!」

 

あなた「は~い。(お!意外と早かったな!ラッキー♪)」

 

 

 

あくる日、

 

あなたはお腹が空いたので、近所の定食屋へいきます。

 

到着。入店。

 

意外と混んでる・・・。

 

店員さん「すいません。只今、満席でして10分ほどお待ちいただけますか?」

 

あなた「わかりました。」

 

 

~15分後~

 

 

店員さん「お待たせしました!奥のカウンター席へどうぞ!」

 

あなた「・・・。(遅っ!話が違うじゃねーか!!)」

 

 

はい。定食屋って意外と待たされますよね。

おじいちゃんとおばあちゃんが夫婦でやってるような、昔ながらの定食屋さんとかは、特に・・・。

 

どう見ても自分以外お客さんなんかいないのに、
注文したものが出てくるのに30分とか平気でかかっちゃう、みたいな。

 

ありますよね?

 

まあ、自分の家で、お母さんに「とんかつ定食、ひとつ」っていきなり頼んだならば、

そりゃ30分で出てくれば上等・・・・、というか、

逆に「お母さん、どんだけ手際いいんだよ!」となるわけなんですが、

まがりなりにもそこは店です。

 

も、もうちょっと頑張ろうよ!おじいちゃん!おばあちゃん!

というか、対応しきれないなら、もうちょっとメニュー絞ろうよ!
(そういう定食屋って、やたらメニュー多いですよね)

 

でも・・・、

 

そんな、注文したものが出てくる遅さも含めて、そういう店の雰囲気は、個人的にはすごい好きです。

まるで、日々の忙しさを忘れさせてくれるかのようで・・・。

 

そんなおじいちゃんおばあちゃんがやってる昔ながらの定食屋だからこそ、

注文したものが出てくるのに何分かかっても、全然許せちゃうんですね。

 

あっちがそのつもりなら、

こっちもその店に置いてあるいつのだかわからないようなボロボロの週刊誌でも読みながら、

ゆ~っくり、待ちの姿勢を決め込んでやりたくなってしまいます。

 

しかし、

 

大戸屋とかでこれ喰らったならば、さすがの私も間違いなくブチ切れます。

 

 

 

 

 

と、このような現象が、まさにさっきの事例にも当てはまります。

 

 

 

 

先のどちらのパターンも結局、あなたは「15分」しか待っていません。

 

先の2つの事例で違うのは、

最初に「何分待ってください」と言われたか?というポイントのみ。

 

 

ラーメン屋の場合は、

「最初に20分待ってください」と言われました。

 

これで、あなたの待ち時間の基準は「20分」にセットされたのです。

 

で、

 

結果として、15分後に呼ばれました。

 

こうなってくると、あなたは「5分得した♪」と感じます。

 

 

お次は、定食屋の場合。

 

この定食屋が、昔ながらの定食屋だったのか、大戸屋だったのかはさておき、

店員さんは「10分待ってください」と、最初にあなたに告げました。

 

これであなたの待ち時間の基準は「10分」にセットされます。

 

で、

 

結果として、15分後に呼ばれました。

 

こうなってくると、あなたは「5分損した!遅い!」と感じてしまうわけです。

 

実際に待った時間は、同じ15分なのにも関わらず・・・。

 

 

その名は「リファレンスポイント」

これが「リファレンスポイント」というものです。

 

この現象を、トレードに置き換えて考えてみましょう。
(話を分かりやすくするために、簡易版で考えます。)

 

 

あなたが、ドル/円を100円の時にロングしたとします。

 

しばらくすると、ドル/円のレートが130円になりました。30円の含み益です。

これで、あなたのリファレンスポイントが「130円」にセットされます。
(注意:「〇〇〇ショック級の大暴騰じゃねーか!」というところは置いておいてください)

 

流れ的にもう少し伸びそうな感じなので、しばらく様子見することにしました。

 

すると128円、125円、123円・・・・

みるみる値が下がっていき、ドル/円のレートは120円になりました。

ここで、あなたは

「30円も利益が出ていたのに、20円の利益に減ってしまった!10円損した!!」

と考え、

「こ、これ以上利益が減るのは耐えられん!」

と利確します。

 

 

しかし、冷静に考えれば、20円も利益が出ている状態です。

流れ的にも、チャートの形的にも、さらに上昇しそうな気配がプンプンしています。

 

ただ、そんな事よりも何よりも、

「10円も損した!」

という方が遥かに印象に残ってしまうのです・・・。

 

 

これが損小利大を阻む最大の敵

一方向にひたすら真っ直ぐ伸びていく相場はありません。

大なり小なり、必ず波形を描いて進んで行きます。

 

なので、利益を伸ばすためには、必ず、一旦レートが戻してくるのに耐えねばなりません。

 

大きな値幅を取りたいなら、その分、何度も何度もプルバックに耐えねばなりません。

 

この「リファレンスポイント」というものこそが、
「損小利大」のトレードを難しくさせている2つ目の罠です。

 

利益が乗っている状態で、一度含み益を確認してしまえば、
その金額があなたの「リファレンスポイント」としてセットされます。

そして、

当初あった含み益の金額が、
どんどん目減りしていくところをあなたは目の当たりにしてしまうと・・・・、

「ぬぉぉぉ!もう我慢ならん!利確!!利確じゃぁあぁぁぁ!!!」

と、

その後考えられる相場の展開なんかお構いなしに、

どうにも利確をしたくて、居ても立っても居られなくなってしまうのです。

 

 

リファレンスポイントによる”チキン利食い”を防ぐ方法は3つあります。

 

①エントリーしたら損益は一切見ない

ポジションを持った瞬間から、決済するまで、損益を確認しない。含み益の金額を確認しない。

これ意外と有効です。

 

ポジション量が大きければ大きいほど、少しの値幅で損益の額が大きく上下します。

金額を見てしまうと、人の心はどうしても揺さぶられやすくなります。

 

なので、見ない。

 

その時のレートと枚数で、
チャートを見れば、今大体いくらくらいの含み益かというのは解ってしまいますが、それはそれでいいんです。

 

含み益の金額を見ないようにすること。

トレードの最中は、捕らぬ狸の皮算用はしないことです。

 

②「そのポジションがマイナスにならない限り、資金は増えている」ということを意識して自分に言い聞かせる

冷静に考えれば、そうなんです。利益は出ているんです。

だから、ちょっとくらい減ったって気にしない。

 

これは特にトレンドフォロワーにとっては必須のマインドセットになってきます。

 

ちょっとやそっと戻したって、

まだ自分が取っているポジションの方向へ、値が伸びていく根拠がそこにあるならば、

強気でホールド。

 

もう、「戻って来れるもんなら、戻ってきやがれバカヤロウ!」くらいの気持ちで見ちゃう。

これが出来れば、チャンスの時に大きく利益を出すことが出来ます。

 

③前回同様、自分の利益確定のルールをひたすら守ること

本質的な解決策はやはりこれです。マイルールに従うこと。

 

もう薄々感づいておられるかもしれませんが、
この「FXは人間には向いていないシリーズ」の解決策として、「マイルール」は毎回登場します。

 

人間の判断なんて、いざエントリーしてしまったらクソの役にも立ちません。むしろ邪魔。

 

なので絶対、自分に合ったルールを構築する必要があるのです。
(ただ、ルール以外にも、ある程度はその時の波の勢いを判断材料するのがベターです。利食いは特に。)

 

 

 

 

というわけで、シリーズ第二弾は「リファレンスポイント」についてでした。

また一段と、「FXは人間には向いていない」ということがわかってしまいましたね。笑

 

だからこそ、FXで勝つには知識を詰め込むだけじゃ無理なんです。

勝つための方法を、知っているだけじゃ無駄。

 

それを使いこなす訓練が、絶対的に必要になってくるのです。

意識して、「トレーダーとしての自分」を育て上げなければいけないんです。

 

・・・。

 

このシリーズ、毎回このオチになりそうです。笑

それでは今回も最後までお読みいただきありがとうございました^^

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コメント

  1. 木ノ川義景 より:

    貴重な話し、有難う御座いました。話題が豊富ですね!また、モノを書く

    能力は、小説家波ですね!      早々

  2. アントン より:

    こんにちは、初めてコメント致します。
    アメブロで「新!リストラ親父のFX奮戦記」
    を書いている、アントンと申します。
    極、偶に「いいね」を付けて頂いておりますので
    存在はご存知かと思います。
    独学で4ヶ月間、勉強して参りました。
    スケーターさんのブログは以前から読ませて頂いていましたが
    以前は、なんとなく頭で理解したつもりになっていただけで、
    実際は理解出来ていませんでした。
    最近は完全に理解出来るようになり、
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    本気で学ばせてぞ頂きますので、宜しくお願い致します。

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