移動平均線の基礎&3本のMAを使ってお手軽に「環境認識」する方法

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どうも。投資家スケーターです。

このコーナーでは、私なりに「これは使えるな」というインジケーターについて解説していきたいと思います。

私は、同じインディケーターの使い方にしても
「それを使って何を見るか?」という部分は細かく見れば、
人それぞれで違うのではないかと思ってます。

 

なので、ここで紹介するインジケーターの使い方は、
私なりの使い方であるということを、あらかじめご了承くださいませ^^

 

第1回目として今回は、インジケーターの王様「移動平均線」について解説していきます。

 

移動平均線(MA)とは


移動1

移動平均線(MA)とは、一定期間における価格の平均値を結んだ線の事です。
MA=ムービングアベレージ。動く平均です。

各インジケーターは、数値(パラメーター)を設定することが出来るのですが、
この数値の設定で、それぞれのインジケーターが指し示すものの意味というのが大きく変わります。

そして、それは移動平均線も同様。

数値を変えれば、動き方やそれが指し示すものの意味は、大きく変わってきます。

 

移動平均線は通常、

短期(5~15)、

中期(20~50)、

長期(75~200)

といった具合に、3つの数値で設定して使います。

 

例えば、

移動平均線のパラメーターを5にしたとすれば、
そのチャート上に表示された線(=移動平均線)は、
直近5本分のローソク足の終値の平均を結んだ線、

ということになります。

そして、冒頭でもお伝えした通り、
人によって、「それを使って何を見るか?」が違うということ。

そうなればもちろん、その使い方も人それぞれです。


「色んな期間のMAをたくさん表示させて使うよ~」って方もいますし、

「20期間1本だけ使うよ~」って方もいますし、

「移動平均線はメインでは使わないけど、200期間だけは表示させているよ~」という方もいます。

 

もう十人十色。どれも正解です。

 

で、この「移動平均」というものが、
相場の何を見るもので、それにはどういう意味があるのか?というと、

これって、さっきも言った通り、
そのパラメーターで指定した期間分のローソク足の終値の平均を結んだ線なんですね。

なので、見方の1つとしては、

その期間の平均値に対して、現在の価格(レート)が、
それより高い位置にあるのか?低い位置にあるのか?

ということを見ます。

 

で、それを見てなにが分かるのかというと、
繰り返し言っててアレなんですが、「移動平均線=終値の平均値」なんです。

なので、「移動平均線=適正価格」と言うことが出来ますよね。

 

ということは、その線を境に、
適正価格より高いか?低いか?ということを見ることが出来る。

つまり、移動平均線よりローソク足が上にある時は、
「平均より高い=強気」ということが言えて、

移動平均よりローソク足が下にある時は、
「平均より安い=弱気」ということが言える、ということなんです。

この「強気」、「弱気」という言葉は、
相場以外ではあまり使わない、というか聞かないので、
最初はピンとは来ないかもしれませんが、

単に「平均より今の価格が高いのか?安いのか?」
ということが分かるんだ、って今はそのまま思っとけばOKです。

追々、この言葉が意味することのニュアンスはわかってくるはずなので^^

 

もう一つは、「移動平均線」自体の傾きを見ます。

上に傾いてるか?下に傾いてるか?
ってところですね。

で、仮に、上に傾いてたとしましょうか。

ということは、そのことから
「適正価格」が高くなっていっているということが分かります。

つまり、「流行っている」ということ。

流行ってるので、みんな買いたいと思うし、
逆に、みんなが買うから流行る。

なんで流行ったか?ということは、今は置いておくとして、
「移動平均線が上を向いている」ということは、そういうことなんです。

 

下向いてたら、その逆ですね。

廃れて来てるというか、不人気というか、

とにかく、みんな「いらない」と思い始めてて、「売りたい」と思っているということがわかる。

みんなが売ったから、不人気になったのか?
不人気になったから、みんなが売ったのか?はわかりませんが。

 

で、傾きの場合はもう1パターンあります。

 

それは、どちらにも傾いてないという場合。

これも、もうそのまんまです。

流行りも廃りもしてない。

だから買いたい人もいれば、売りたい人もいるんですね。
これもまた、そのせいで流行も廃りもしてないのかもしれませんが。

そして、この「流行り」とか「廃り」とかは、
それをざっくりそのまま「目線」として捉えることも出来ます。

ダウ理論でいう「目線」ですね。

 

と、いったことをこの移動平均線は教えてくれるわけです。

 

ちなみによく、

短期では5・10、

中期では20・21・26、

長期では200

の移動平均線が意識されやすいと言われます。



上のチャート画像で言うと、
あれは20SMAなので、20期間の移動平均線を表示させたものになります。

ローソク足20本分の終値(これも始値・高値・安値・・・など変えることが出来ますが、基本は終値で設定します。)の平均値を結んだ線ということですね。

 

ここまでの話をまとめますと、

 

その線よりローソク足が上にあれば強気。

その線よりローソク足が下にあれば弱気。

線を挟んで、ローソク足が行ったり来たりしているなら互角。

 

ということが言えて、

 

この線が上を向いていれば、相場の目線は上。

下を向いていれば、相場の目線は下。

平行になっていれば、相場の目線は定まっていない。

ということが言える、ということになります。

 

これが移動平均線の基本的な見方です。
気になるその使い方は、後ほど^^

お好きなヤツをどうぞ

そして、移動平均線には3つの種類あります。

単純移動平均線=SMA


指数平滑移動平均線=EMA


加重移動平均戦=WMA

です。

それぞれの違いを簡単に説明しますね。期間は全部20で考えます。

 

単純移動平均線(SMA)は、そのままローソク足20本分の終値の平均です。
シンプル・ムービング・アベレージです。

一般的には、このSMAがよく使われていると思います。
シンプル、という名前だけに。

私もSMA派です。

というか、私はデフォルトのボリンジャーバンド派なので、
必然、SMA派になっちゃう。

 

指数平滑移動平均線(EMA)は、直近のレートが重視された移動平均線です。

細かい計算式は割愛します。
そこは別に重要ではないので。

「SMAよりレートに良く反応する」ということさえ知って頂ければ十分です。

 

こんな感じに。


EMA1.png


若干、レートの動きに敏感に反応していますよね?

これ20期間だから「若干」ですが、期間が長くなればなるほど違ってきます。


EMA75.png

ん~・・・。そんな目に見えては変わんないっすね。笑

ただ、これ日足チャートなんで、ちょっとの隙間でも実は結構値幅があります。

が、違いは”そんなにわからない”ってことです。

なので、どっち使ってもOK!笑

 

はい、次。

 

加重移動平均戦(WMA)は、EMAと同じく、
直近のレートを重視した移動平均線です。

ただ、このWMAがEMAと違う点が、
WMAの方が「過去のレートを軽視している」という点です。

直近のレートの動きに最も追従するのが、このWMAというわけですね。

 

つまり、移動平均線の中で最もナウいヤツなんです。

 

日本では知名度は低いですが、海外ではよく使われているみたいです。

チャートに表示させてみましょう。こんどはちょっと引き目で。


EURUSDDaily.png

確かに、方向感出てるときはローソク足に一番近いけど、転換には鈍い感じですね~。

正直、WMAの動きなんかこの解説で初めて見ました。(おい)

 

と、3つ紹介しましたが、どれを使うかは、お好みでどーぞ。

SMAは滑らか!

EMAは転換に強い!

WMAは方向感出ている時に頼りになる!

といったところです。

 

 

移動平均線の使い方

はい。みなさん気になる使い方についてです。

「一体、これを使ってどうやってエントリーするの?」というところですね。

これについては、「デッドクロス、ゴールデンクロス」などが超有名なので、
あえて私がこの場で解説する必要はないのかな、と。

そして、個人的には、このエントリーシグナルは全然使わないので、
自分があんま使わないものを解説してもしょうがないだろ、と。

というわけで、

まずは、
初心者の方に優しい環境認識としての移動平均線の使い方
をご紹介しますね^^

 

短期・中期・長期の移動平均線で環境認識

mataisetsu

こちらはユーロ/ドルの15分足のチャートです。

赤い移動平均線が20SMA、黄色が80SMA、青が320SMAです。チャートにも書いてある通りですね。

 

なぜ、この数値にしたか?

これが重要。

 

先に正解をいいますと、
これは15分足のチャート
1時間足の20SMAと、4時間足の20SMA
を表示させているものになります。

 

どういう事かというと、まず、

15分足×4本=1時間足

1時間足×4本=4時間足

です。

 

ここはOKですかね?

 

ということは、

15分の20SMA×4=1時間足の20SMA

1時間足の20SMA×4=4時間足の20SMA

ということになりますよね~。

(この「15分足が4本で1時間足が1本で~・・・」という考え方は、
移動平均線を使うときだけじゃなくて、常に意識しておくといいですよ^^
この事に気付いてない人多いです。)

 

で、冒頭でお伝えした「移動平均線の向きは、相場の目線」という考え方。

この概念をプラスすると、

1枚のチャートで、上位足の目線もわかっちゃうんです。

 

さらに、

上位足の20SMAに対して、いまレートがどの位置にあるのかもわかる。

ということは、

1枚のチャートで環境認識も、エントリータイミングも両方図れちゃう、
ということですね。あら、便利。

 

実際に狙えそうなところを示してみますね。

 

EURUSDM15_2016052323174499d.png


まず、①。

4時間の目線は上、1時間の目線も上、15分の目線も上ですね。

その環境の中で、

レートが弱気から強気へ変わった所なんかは、自信を持って買って行けます。


次、②。

4時間の目線が上向きから平行へ。1時間の目線は下を向いた、15分の目線は完全に下。

という環境。

その上で、弱気から強気へレートが抜けようとしたところを、
20SMAと320SMAに2回もしっかり止められた所なんて、もう売るしかないです。

といった具合ですね^^

 

それと、それぞれの移動平均線ごとの距離にも注目して下さい。


1EURUSDM15.png

 

①の部分では、3本の移動平均線が集まって来ちゃってます。
その後、転換してますよね。

実は、この3本の移動平均の幅で、トレンドの勢いもわかっちゃいます。

 

②の部分では、3本の移動平均線の距離がぐんぐん離れて行ってます。

このような時は、トレンドに勢いがある、ということです。

 

なので、さっきの画像の②で売りで入っていたならば、
かなりの自信を持って保有できる場面でしたね(*´▽`*)

 

ちなみに、水平線も引けていたとするならば、


聖杯!

はい。

さっきの②のポイントは、絶好の売り場ですね。

これだけ根拠がそろっちゃってたら、

もう札束が道端に落ちてるレベルです。

 

というわけで、以上、移動平均線の使い方でした^^

 

 

次へ⇒ボリンジャーバンドの”本当の使い方”

 

 

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コメント

  1. なすなお より:

    この移動平均線の使い方で劇的に勝率と利益が変わった!今まで勝率20-30パーでガンガンマイナスでしたが、今は50回試行で勝率62パー、レシオ1.7です!トレンドフォローだけでなく、調整の戻りや押しも取れるし、ヤバい。この使い方マジでヤバい。しかもチャネルラインとの相性抜群。チャートパターンも出てれば最強。利益取れない方がおかしいレベル。レンジの時も分かりやすいし、待てる表示が一目で分かる。損切にあっても方向は合ってるので、そのままリベンジのトレンドフォローをやれば取り返せるし、良いことしかない。まだ無駄なトレード回数は多いですが、徐々に選球眼を養ってリアルトレードで爆益取ります!

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