どうも。投資家スケーターです。
今回は「ローソク足」というものはなにか?ということで解説していきたいと思います。
このローソク足には、これからあなたがトレードしていく中で、ものすごくお世話になりますのでしっかり押さえておきましょう。
今回はストーリー仕立てで、ローソク足の出来方に特化して学んで行きましょう。
儚い”彼”の物語・・・
あなたは一本のローソク足の儚い一生を見たことがありますか?
ローソク足の生まれる瞬間から、「確定」するまでを見届けたことがありますか?
FXというものを知って間もない頃、
私は、いくらローソク足の説明を読んでもいまいちピンとは来ませんでした。
陽線?陰線?始値?高値?安値?終値?
文字で読んでいてもいまいちスッキリ理解できない。
しかし、チャート上の生のローソク足が出来上がる様を見た瞬間、
「こ、このことだったのか!!」
と、衝撃が走りました。
・・・それでは、生まれた瞬間のローソク足をどうぞ。
そう、彼はまだ,ただの一本の棒です。
この一本の棒が出来た値段が「始値(はじめね)」と呼ばれます。
そして、この後、彼は周囲からの期待に応えて、すくすくと上昇していきます。
彼は、「自分は「陽線」として、この人生を歩んでいくのだろうな」、と
少し誇らしげに思っていました。
ところが、そんな彼に突然、上から「売り」の圧力がかかります。
上方向からすごい圧力をかけられ、
彼の「実体(じったい)」は、半分まで縮こまってしまいました。
先ほどの高値(たかね)から今のプライスまでの間に、1本の「ヒゲ(スパイクとも呼ばれる)」を残して・・・。
彼自身としても、藪から棒の出来事だったので、
しばらくはその恐怖から、身動き一つ取ることが出来ませんでした・・・。
そんな彼をさらなる悲劇が襲います。
なんと、さらなる上からの「売り」圧力に押され、
今までの「実体」が完全に無くなってしまったどころか、
下方向に「新たな実体」が出来てしまったのです。しかも、なんか色が違う・・・。
彼は、突如として「陰線」としての人生を歩むこととなったのです。
彼は「陽線」として生きてゆきたかった・・・。
「陽線」として、その生涯を賭けて、高く、高く、上昇したかった・・・。
「このまま終わるわけにはいかぬ・・・!」
彼は最後の意地を見せて、少しだけ、上昇しました。
そして、
最後の意地を見せた彼に、ついに「約束の時間」が訪れます。
そう、彼の名は「5分足」。
彼は「陰線(いんせん)」で確定し、
自らの「終値(おわりね)」から、また「新たな棒を1本」生み出しました・・・。
~完~
はい、いかがだったでしょうか?泣けてきますよね?儚過ぎて。
今回は「陰線」バージョンでしたが、
終値が始値より上で確定すれば「陽線(ようせん)」になります。
これがローソク足の一生です。
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先週よりメルマガ登録させていただいたものです。ここまでの記事も初心者の私にも読みやすく感じていましたが、今まで何気なく見ていたローソク足さんの一生の儚さに胸を打たれコメントさせていただきました(笑い泣きしてしまいました)。わかりやすいのに切ない物語でした。。。これからの記事も楽しみに、勉強させていただきたいと思います。