どうも。投資家スケーターです。
メルマガの方では、自分の中に確固たるトレード技術を築き上げるため、
さまざまなワーク(検証)をやってもらっています。
そのどれもが、”特有のテーマ”に基づいたものであり、
そのテーマに付随する様々な事柄を、ワークを通して発見・体感してもらい、
そこからたくさんの「気付き」や「疑問」を生み出してもらおうという狙いがあります。
そして、そこから得た「気付き」は、何度も何度も繰り返しそれを確かめることによって「確信」に変わります。
その「確信」が積み重なって、それがあなたのトレーダーとしての「自信」へと変わって行くのです。
では、もう一方の「疑問」はどうなるのか?
一見すると、湧いて出てこない方がよさそうに感じるこの「疑問」というものを、
一体なぜ投資家スケーターは、わざわざワークを通じてあなたの中に生み出そうとしているのか?
その答えは、この新企画の名前の通りです。
何かを学んだり、検証したりして「疑問」が湧いて出てくるというのは、
それが概念であれ、値動きであれ、
その新たに学んだ事柄がまだまだ自分の中でスッキリ消化出来かねている状態なわけです。
そしてなんとかそのことを理解しようと、チャートを穴が開くほど睨み付けても、
必死で頭をフル回転させて”それ”について考えても、
どうにもその「疑問」が解決しないと。
むしろ、ますます「疑問」は深まるばかり・・・。
トレード技術を身につけていく過程では、
まさにこの”煮詰まる”という状態に往々にして陥りうるものなのです。
しかし、こういった状態っていうのは、
逆に言えば、実はもうブレイク寸前なのです。
”煮詰まった疑問”というものは、
ほんのちょっとのキッカケさえあれば、
大きくブレイクする可能性を十分に秘めています。
そして、
一度大きなブレイクが起きてしまえば、
その周りに溜まっていた損切りオーダーを次々に巻き込み上昇し、
さらにはその上昇につられて追随の新規の買いオーダーも入ってきて、
気が付けばあなたは、
今まで自分が留まっていた場所を、遥かに高い位置から見渡すことが出来るようになっていることでしょう。
そう。
”煮詰まった疑問”は一度ブレイクしてしまえば、
あなたの中で”新たな視点”として生まれ変わるのです。
このシリーズでは、そのほんのちょっとのキッカケを、あなたに提供できればなと思っています。
というわけで、
ブログやメルマガの読者さんから頂いた”貴重な新しい視点の種”を、
このブログに訪れた全員にシェアしてしまおうじゃないか!という、
なんとも太っ腹な新企画を始動させたいと思います。
content
もう小見出しは無しでいきなり本題から入ります
・・・ということをいきなり小見出しを使って言ってしまうという、
ブログ管理者だからこそ成せるボケから始まりました新企画。
ここからはいたって真剣に、メルマガ読者さんの「疑問」に答えていきます!
ではでは、記念すべきシリーズ第一回目に使わせてもらう”新しい視点の種”をご一読ください。
(質問は読みやすいように一部改変し、改行を加えています)
~以下質問文です~
投資家スケーター様
こんばんは。
チャートを見ていると、 トレンドを形成しているときに、
たとえば 1時間足できれいにダウを築いていても、 その下位足では上げたり下げたりと解りにくいときがあるかと思え ば、逆に、短い時間内でみたときに上位足ではまだトレンドとは言えず 、
反応が早い下位足の方がトレンドを形成していて解りやすい時 があります。
それが、スケーターさんが言われる「秩序を形成している時間足」 ということなのでしょうか?
また、複数の時間足を同時に見ていると、
反転のサインが出ている のが、あるときは4時間足だったり、あるときは15分足だったり、5分 足だったりします。
それは、「その時の相場をリードしている時間足」ということにつ ながるのでしょうか?
(でも、長期足がトレンドを形成している場合は短期足でサインが 出て反転しても、
すぐ長期足のトレンド方向に戻ってしまうことはよくありますし・ ・・)
「秩序を形成している時間足」=「その時の相場をリードしている 時間足」なのでしょうか?
どういう意味かよく解らず、
でもスケーターさんが実戦で意識されてる事なら知りたいと思い、質問させていただきました。
アセンディングさんとディセンディングさんは、意識してみてみるとたくさんチャー トに登場していました。
最初はよく分らず、必勝パターンをプリントアウトして、止まって いるチャートで見てました。
今はFT3で追いかけていますが、
必勝パターンのように、上位足のトレンド環境下で下位足がセオリーと逆 方向に抜ける三角レンジをいくつも作っているのはなかなか見つけられません。一つか二つ作って、あとは三角持ち合いを作っているものならありました。
時々は前に戻って、「波乗りひっぱり実習」もしていますが、
長期足 の水平線まで利を伸ばそうと思うと、レートが動かなければ、
何日も(時には何ヶ月も)ポジションを保有しな ければならず、リアルトレードではまず耐えられません。自分に合ったトレードスタイルで、戦い方を絞ることを追求してい けば良いのですね。
A
という質問メッセージでした。
誰もが思うような素晴らしい「疑問」をぶつけてくれたAさん、ありがとうございます。
では、さっそく質問に答えていきたいと思います!
まずですね。
この質問には、3つの疑問が含まれています。
なので、ひとつずつに分解して回答していきたいと思います。
①
チャートを見ていると、 トレンドを形成しているときに、
たとえば 1時間足できれいにダウを築いていても、 その下位足では上げたり下げたりと解りにくいときがあるかと思え ば、逆に、短い時間内でみたときに上位足ではまだトレンドとは言えず 、
反応が早い下位足の方がトレンドを形成していて解りやすい時 があります。それが、スケーターさんが言われる「秩序を形成している時間足」 ということなのでしょうか?
また、複数の時間足を同時に見ていると、
反転のサインが出ている のが、あるときは4時間足だったり、あるときは15分足だったり、5分 足だったりします。それは、「その時の相場をリードしている時間足」ということにつ ながるのでしょうか?
(でも、長期足がトレンドを形成している場合は短期足でサインが 出て反転しても、
すぐ長期足のトレンド方向に戻ってしまうことはよくありますし・ ・・)「秩序を形成している時間足」=「その時の相場をリードしている 時間足」なのでしょうか?
どういう意味かよく解らず、
でもスケーターさんが実戦で意識されてる事なら知りたいと思い、質問させていただきました。
まずはひとつめは、ざくっとここまでですよね^^
これをまずは撃破しちゃいましょう!
(とか言ってサクサク3つとも撃破するつもりが、
書いてみたらこの1つだけでめちゃくちゃ長くなってしまったので、
男としては是非ともビシッと「一括で」としておきたい気持ちを泣く泣く飲み込んで、
シリーズ第一弾から早速、「分割で」という形にさせて頂きたいと思います。あしからず。)
この疑問っていうのは、
私が解説でよく使う「秩序を形成している時間足」と「その時の相場をリードしている 時間足」という言葉、
”この2つの言葉の違い”と”それぞれが意味するところ”がよくわかりません!という質問ですね。
う~ん、これは同じな様で同じじゃないような、なんとも絶妙な所なんですよね~。
若干の違いを表現したいから日本語を変えているわけですし、
かと言って、全く別物でもないんですね。
もうね。私がこの言葉を使って伝えようとしていることは、
そのまんまシンプルに”この言葉の意味するまんまのこと”なんです。
「秩序を形成している時間足」っていうのは、
”チャートの中に何かしらの規則性が見いだせる時間足”という意味で使っています。
これっていうのは例えば、
ボリバン+1σに支えられるような形で上昇しているチャートを作っている時間足だったり、
20MAまで落ちてくるとかなりの確率で反発しているようなチャートを作っている時間足だったり、
ある節目で何度も反発している様子が見て取れるチャートを作っている時間足だったりですね。
起こっている現象はなんだっていいんですが、
とにかく、同じような現象が何度も起こっていることが
見て取れるようなチャートを作っている時間足のことを指しています。
で、
次の「その時の相場をリードしている 時間足」っていうのは、
”その時の相場環境をきれいに表現している時間足”という意味で使っています。
さっきから私がしつこく
「~~なチャートを作っている時間足」
という表現にこだわっている理由はここにあります。
相場には複数の時間足がありますから、同じ瞬間でも、
見る時間足によってはキレイに相場環境が確認できるものもあれば、
ぐちゃぐちゃしていて何が何だかわからないような時間足もあります。
なので、同じアップトレンドの相場環境にしても、
うまいこと規則性を見せてキレイに登っているように見えるチャートの時間足もあれば、
乱暴に暴れながら上下して登っているように見えるチャートの時間足もあるし、
ギューンと一直線に登っているように見えるチャートの時間足もあるわけです。
で、どの時間足のチャートが一番トレードしやすいかと言えば、
それは言うまでもなく「うまいこと規則性を見せてキレイに登っているように見えるチャート」なわけで、
私はそのようなチャートの事を「その時の相場をリードしている 時間足」と呼んでいます。
ね?すごーく似ていますが、微妙に違くないですか?
で、
ここまでの解説の内容は、
だぶんほとんどの人が「なるほどなるほど」と理解できるのではなかろうかと思います。
しかし、いざ実際のリアルタイムの出来上がっている最中のチャートから、この言葉の意味するような時間足を探し出し、
さらにそれを自分の戦略に落とし込もうとしようとした時に、多くの人が一気に混乱してしまうんではなかろうかと。
なんせ「秩序を形成している時間足」と「その時の相場をリードしている 時間足」というのは、
まったく同じチャートのことを指すことが出来てしまいますからね。
なので、
この微妙な違いをわざわざ表現する必要がある理由。
これを自分の中で区別できるようにならないと、
まさしく今回の質問のような「疑問」が出てきてしまうのです。
というわけで今から、
「秩序を形成している時間足」と「その時の相場をリードしている 時間足」
この2つをそれぞれ深堀りしまくっていき、その違いをハッキリと認識してもらいたいと思います。
それぞれについて、もう私の思いつく限りの手を尽くして解説していきますので、
ご自分が「ハッ!」っとなった時点で、この記事を読むのを辞めてもらっても全然結構です。笑
その「ハッ!」が降臨し次第、即チャートへGO!です。
あなたの中に芽生えた”新しい視点”を、即刻試しに行って下さいませ。
ではでは、
まずは「秩序を形成している時間足」について考えて行きましょう。
「秩序を形成している時間足」とは何か?
これはさっきも言いましたが、
「値動きに一定の規則性があり、”その規則性を利用して”狙って行けるような時間足」
という意味で私は使ってます。
規則性=秩序ですね。
ここからは、”このこと”を実際のチャートを使って見ていきましょう。
今回の質問の中に、
チャートを見ていると、 トレンドを形成しているときに、たとえば 1時間足できれいにダウを築いていても・・・
とあるので、ちょうど直近の相場で1時間足でキレイな上昇トレンドを描いているUSD/JPYさんに登場してもらいましょう~。
(今から貼るチャートはすべてクリックすると別窓で開くことが出来、拡大して見ることが出来ます)
はい。とてもきれいな上昇トレンドを描いていますね。
では、この中から「規則性=秩序」を探し出していきましょう。
となれば、まずはお馴染みの”アレ”を使って、このチャートから”秩序”を探していきましょう。
はい。最強のチャート分析ツール「水平線」を引いてみました。
シンプルに最高値と意識される押し安値の位置に水平線を引いて行ったのがこのチャートです。
で、これをすることで見えてきたのが、
「ほとんど完璧に、直近高値のラインに安値が支えられている」
という”秩序”が存在しているということ。
となれば、
次に意識される押し安値のラインにレートが落ちてきた時には、
また”その秩序が継続することを信じて”「買い」を狙っていく、という戦略が立てられます。
これが「秩序を形成している時間足」の使い方です。
秩序の存在を見つける
↓
その秩序が意識されそうな場面まで待つ
↓
秩序の継続を信じて、その規則性を利用して狙っていく
この3ステップで「秩序を形成している時間足」をトレードに生かしていくのです。
でですね。
ややこしいことに、
このチャートの中の”秩序”っていうのは、
実はこれだけじゃないんです。
つまり、見方によっては、
まったく別の秩序を見出すこともできるってことです。
これが話をややこしくしている最大の原因なのではないかと。
試しに同じチャートに、”違うもの”を乗っけてみましょうか。
はい。私にしては珍しく、トレンドラインを引いてみました。
①のトレンドの起点から、②の安値が決まった時点で、
”根拠のあるトレンドライン”が引けます。
つまり、この場合では、
「トレンドライン」
という秩序がこのチャートに存在するわけです。
トレンドラインというものが根拠を持って引ける時点で、
もうそのチャートには秩序が存在するといってしまっていいのです。
であれば、③のポイントでその秩序の継続を信じてエントリーを狙っていくことが出来ます。
そして③でのエントリーに成功すれば、
「このトレンドラインをレートが下抜くまでトレンドは継続する」
というしっかりとした理由に裏付けされたを自信を持って、④のポイントまでポジションを保有することができるわけです。
根拠のあるトレンドラインの引き方を学びたい方はコチラの無料の書籍からどうぞ⇒維新流トレード術
CHAPTER3テクニカル分析から大衆心理を読む 「技術10:トレンドラインの引き方」を参照して下さい。
そして、まだあります。
今度は、ボリンジャーバンドを乗っけてみました。
この場合でも、
ボリンジャーバンドの特性を利用した、
いくつかの規則性を見つけ出すことが出来ます。
ボラが高まった局面でボリバン+2σと+1σの間で推移する、だとか、
ボリバンが斜めの時は-1σ、もしくは-2σで反発する、だとかですね。
この辺はライン系よりははっきりとした秩序ではありませんが、
ボリンジャーバンドを使い込んでいる人は、ハッキリとその秩序が見て取れることでしょう。
はい。いかがでしょうか。
見る人、使う道具によっては、
同じチャートの中でも、存在を確認することが出来る秩序が違うということですね。
見つけ出す秩序はどれだっていいんです。
そして、たとえどれを選んだとしても、
その発見した秩序の継続を信じて戦略を練っていけばいいのです。
ここまではOKでしょうか?
「秩序を形成している時間足」の実践的な使い方
では次に、
この「秩序を形成している時間足」を実際のトレード戦略にどう組み込んで使っていくかという部分を
環境認識からエントリーまでの流れを実演するという形で考えて行きたいと思います。
となれば、まずは大枠の環境認識からですね^^
というわけで、日足を使って直近の相場環境を見ていきましょう。
ざ~っと流れを見ていくと、まずは青□の部分。
今年の初めから夏ごろまではずーーっと勢いのある下落相場だったわけです。
そして8月に入って10月末頃までは、週足で見た非常に重要なラインを下に突破することが出来ずに、
黄色□のような揉み合い相場になっていた。
で、11月8日。相場環境は大統領選挙でひと暴れした後、(白□)
トランプ大統領の誕生と共に、強烈な上昇を見せる「トランプ相場」なる環境(赤○)に突入していくわけです。
となれば、
どこまで上がるのよ!?
こんな強烈な上昇なんて怖くては入れないよ!
トランプなんて嫌いだよ!!
などという、個人の主観にまみれた見解などまったく必要なく、
レートが107円を超えた段階で、週足、日足、4時間の全部の目線が「上」だったわけですから、
怖かろうがトランプが信用できなかろうが、素直に買えるところを探していけばいいんです。
むしろ、青□の下落相場でのたくさんの売りの注文の決済が相場に存在していると考えれば、
世界を揺るがすほどの衝撃と共に上がり始めた上昇相場が、
その注文を巻き込みまくってすごい勢いで上昇し続けるのは、想像に難くないわけです。
つまり、107円を超えてしまったらもう「買い」しかないよと。
以上が大枠での環境認識。
となれば、
お次は「買いを狙って行けそうなチャート」を探していく段階に入ります。
日足より下位足で、上昇への秩序が見て取れるチャートを探すのです。
ここでさっきの1時間足のような”規則性”が存在するチャートを見つけることが出来れば、
その「ほとんど完璧に、直近高値のラインに安値が支えられている」という
それまでの秩序が継続することを信じて、
前回の高値のラインまでレートが落ちてくるのを虎視眈々と待って「買う」、
という戦略が立てられるわけです。
先ほどの環境認識もあって、
この戦略が”いかに勝ちやすいか”ということは、なんとなくは感じて頂けるかと思います。
で、その上で、「買い」を入れるタイミングを図るために、
①水平線に向かって落ちてくるレートを短期足に切り替えて監視。
水平線での反発を確認。(もしくは止められなくても、一回抜けて帰ってきてもOK)
その後、短期足の意識される戻り高値を上抜いて、
一旦落ちてきて、再度上昇するところを「買い」で入る。
これが短期足でのトレンドフォローのタイミング。
ついに短期の目線までもが上に切り替わり、
集団心理が「完全に上じゃねーか!」と思うタイミングなので、
値がググーッと伸びやすいタイミングと言える。
②水平線に向かって落ちてくるレートを短期足に切り替えて監視。
水平線で止められたことを確認。(もしくは止められなくても、一回抜けて帰ってきてもOK)
目線の切り替わりを待たずに、最安値を付けた位置より高い位置で次の安値が形成されたことを確認して、
”最安値を下抜くことはもう無い”と信じて「買い」で入る。
これが短期足の逆張りでのタイミング。
短期では目線はまだ下だけど、
集団心理が「これ以上もう下げないかもしれない」と思うタイミングなので、
ここで入るのは「相場の転換点を予測して入る」という感じ。
基本はこの2つの方法で入るタイミングを図ります。
(それぞれに細かい注意点や意識すべきところなどがありますが、
それらは「3章 トレンドフォロー」と「4章 逆張り」でガッツリやりますのでお楽しみに^^)
根拠に根拠を重ねて戦略を練り、
仕上げ「集団心理」が”一気にどっちかに偏るポイント”、
もしくは、”逆を向くポイント”を狙い撃ちする作戦です。
この作戦を、実際のリアルタイムで動いているチャートで行っていきます。
で、
実はもうひとつの選択肢があって、
③一時間足をそのまま見て、レートが直近のレジスタンスにサポートされたのを確認して「買い」で入る
直で狙っても全然OK!
細かいことは抜きにして、この入り方を選んで何の問題もないのです。
何故なら「秩序」がそこには存在するから。
エントリーに関しては、基本的にはこの3択になります。
はい。
これが話をややこしくしている正体です。
つ ま り、
「値動きに一定の規則性があり、
”その規則性を利用して”狙って行けるような時間足」=「秩序を形成している時間足」は、
「優位性」としても使えるし、そのままエントリーのタイミングとしても使える、ということです。
①と②の場合は、「1時間足の直近高値のレジスタンスでレートがサポートされる」というのを、
短期足でエントリーをしていくための「優位性」(根拠の一つ)として使うということを選んで、
③の場合は、「1時間足の直近高値のレジスタンスでレートがサポートされる」、
だからそのまま入る、
ということを選んだというだけなんですね。
どっちでもOK!
そこは「秩序を形成している時間足」って何ですか?とは関係ないんですよ。
何度も言いますが、
「秩序を形成している時間足」というのは、
「値動きに一定の規則性があり、
”その規則性を利用して”狙って行けるような時間足」
という時間足の事を指しているだけなんです。
短期足が「秩序」を形成している時ももちろんあるし、
長期足が「秩序」を形成している時ももちろんある。
それは当たり前なんです。
重要なのはそこから先、
あなたがどれを選んで、それをどう使うか、
という部分なんです。
どうでしょうか?伝わりましたかね?
というか、
この前半の解説をしている最中に、
「どうやら私の表現がややこしかっただけなんじゃないか?説」が自分の中に浮上してきましたが、
ついでに色々学べそうなので、そこは堪忍して下さい。
「その時の相場をリードしている時間足」とは何か?
次は「その時の相場をリードしている時間足」について考えて行きましょう。
もう先に言ってしまうと、
この「その時の相場をリードしている時間足」の使い方に関しては、
今解説した事と、ほとんどまったく同じことが言えます。
「その時の相場をリードしている時間足」もまた、
そのチャート中に秩序が存在するのはもちろん、
優位性としても使えるし、そのままエントリータイミングを図ることも出来るという事です。
なので、
このUSD/JPYの1時間足も「その時の相場をリードしている時間足」と言うことが出来ます。
だってチャートキレイだし。
秩序の継続を持ってして、レートを上昇に導いているわけですし。
じゃあ、
「秩序を形成している時間足」=「その時の相場をリードしている時間足」なのか?
と言ったら、それは同じにはしたくないんです。
これに関しては、
直近のUSD/JPYのすべての時間足のチャートを見て、
まずは「その時の相場をリードしている時間足」と
「その時の相場をリードしていない時間足」の違いを感じてもらうことにしたいと思います。
・・・言葉の意味するところを言葉で解説することの無謀さが、徐々にわかってきましたので。苦笑
ではでは、まずは月足からいってみましょ!
ま~無理ですよね。笑
どこで買えばいいか全く不明です。
じゃあお次は週足!
辛いですよね?こんなの。
じゃあ日足は!?
「そ、そうだ!何が辛いかって、「押し目」が無いから辛かったんだ!!」
次、4時間足!
「お?」
「おおおおお!!「押し目」が見える!
そして、なんかミドルバンドの上にずっと居るぞっ!?」
次、さっきも見たけど一時間足!
「あれ??さっきの方がちょっと見やすいかも・・・・」
「ホッとしました。」
次、30分足!(可視範囲が狭くてごめんなさい)
「う~ん・・・、自分が贅沢になって来ただけかな?」
次、15分足!(可視範囲激せまの為、3分割)
「あの~・・・・、序盤で一瞬下目線になってるところありません?」
「黄色〇で売って損切りになったのは私だけですか?」
「た、助けてくれーーーー!!」
以上。
5分足、1分足は各自でスクロールをお願いいたしますm(_ _)m
はい。いかがでしたでしょうか?
30分足以下は可視範囲が狭くて全体を見渡すことが出来ませんでしたが、
パッと見、あなたはどの時間足がトレードし易そうだと思いましたか?
4時間足?
私も同感です。ボリンジャーバンドが好きなので。
1時間足?
もちろんそれもいいでしょう^^
これが「その時の相場をリードしている時間足」の正体です。
「レ―トの行き先を予測する時間足」と「戦う場所を決めて、エントリーに使う時間足」の見極めて、その両方を、美味しそうになるように「串」で突き刺せ
こう言うと、
「いやいやいやいや!結局、本当はどっちが相場をリードしているんですか!?」
なんて、
血相を変えて唾を飛び散らせながら凄い勢いで接近してきて、
至近距離で私に問い詰めてくる方もいるかもしれませんが、
そこは、
「それは誰にもわからないよ。」
と、
こっちに飛び散ってきた唾をすべて顔面で受け止めながら、
氷のように冷たく言い放ってやりたいと思います。
問題はそこではありません。
というか、
リードどーのこーのとかは、私が勝手に言ってるだけです。
「その時の相場をリードしている時間足」
というのは、
”この上昇相場を、きれいに表現しているチャートはどれか?”
ということ。
これがこの言葉が指すものなのです。
なので、それは人それぞれでいいのです。
自分が「このチャートならイメージが沸く!」という時間足のチャートを探して使えばOKなんです。
それともうひとつ、
今はトレンド相場で見ていったので、
どれもまあ無理くりなら狙えそうな感じはしましたが、
ことレンジ相場やチャートパターンの場合になると、
事態はかなり深刻になってきます。
レンジの上限と下限が、見る時間足によっては大きく違っていたり、
チャートパターンなんかでは、見る時間足によってはその存在すら見えなくなったりします。
これらのことを踏まえて、Aさんからの質問の、
また、複数の時間足を同時に見ていると、
反転のサインが出ている のが、あるときは4時間足だったり、あるときは15分足だったり、5分 足だったりします。それは、「その時の相場をリードしている時間足」ということにつ ながるのでしょうか?
(でも、長期足がトレンドを形成している場合は短期足でサインが 出て反転しても、
すぐ長期足のトレンド方向に戻ってしまうことはよくありますし・ ・・)
という部分に対する答えとしては、2つ言いたいことがあります。
①反転のサインはもちろんどの時間足でも出ます。
しかし、そのサインが出た時間足の長さで、
それを「優位性」として使っていくのか、エントリーのタイミングを図るのに使うのか、
という部分を変えることを私は推奨します。
この意味を、ダブルボトムを使って解説すると、
ということになりますね。
ダブルボトムという形のそれぞれの転換点でかかるであろう圧力を、
短期足の狙っていく方向に利用する、というイメージです。
そして言ってしまえば、この4時間足で「ダブルボトムが出来たかも!」とわかるのは、
リアルタイムではネックラインを上抜いてからです。
それまでは、基本的には「ダウントレンド」という視点でチャートを見ることになります。
ただ、青○の存在。
コイツが直近の最安値を全然更新できていない、または、同じ位置で止められた、
もしくは、ちょっと高い位置で止められた、となった時点で「ダブルボトムになるかも!」と想定することはできます。
その上で、あなたならどうする?
大人しくネックラインを上抜いて、ダブルボトムが形成されるのを待つか、
青○の時点から、短期で上昇のトレンドに乗りに行くのか、
そこは自由なのです。
要は、
あなたがどこを取りに行くか?というところと、
自分がどの部分を取りに行っているか?ということをしっかり自分でわかっておくこと、
ここさえ決まっていれば、原則的には何をしても全然OKなのです。
私はよく「長期足の目線の方向に入って行きましょうね」と言ってますが、
これはそうした方が伸びやすいし、それに狙いを固定した方が、初心者の内は迷わないからこう言ってます。
しかしです。
これを言っている当の本人は、
長期足で明らかな上昇トレンドを形成している相場環境であっても、
余裕で売りから入ったりします。
これは上昇トレンドの決済と、
高値掴みしたカモ達の損切りを狙い撃ちできそうなタイミングを見計らって行うのですが、
これが決まるとサクッと大きく取れるのでかなり楽なのです。
が、
自分が何やってるかをわからないままこれをやると、99%死亡します。
普通に考えて、超危険なわけですから。
しかし、だからこそオイシイ。
「トレードで勝つためには、大衆と逆の事をしろ!」とはよく言われることですが、
それがまさにこの事なのです。
ただ、どこでも大衆と逆をすりゃいいってもんではないわけです。
だって値動きの方向は、多数決で決まりますから。
「トレードで勝つためには、大衆と逆の事をしろ!」、
この言葉は「みんなが買ってる時に売れ!」なんて単純なものではなく、
もっと裏をかいたものなのです。
長期のアップトレンドで売りで入るこの作戦で言えば、
「みんなが決済している時に新規で入れ!」
と言ったところでしょうか。
「売る」という部分はみんなと同じなんです。
はい。若干話が逸れましたが、
何をどう使ってもいいし、
自分がどこを取りに行くか?というところと、
自分がどの部分を取りに行っているか?ということがしっかりわかっていれば
なんでもOKということ。
投げやり感満載ですが、究極を言えばそういうことになります。
ただ、それじゃあ「迷うよ」と。
だから、
長期足の目線や形や節目、
これらに付随する「ここではこっちに圧力がかかりやすいよ」という部分を「優位性」として利用して、
短期足でその長期の圧力がかかるであろう方向にいいタイミングで入って行きましょうね、ということをおススメしているのです。
なので、
「長期がトレンド相場なのに、短期に方向感がないのはおかしい!」
とかいう話しじゃないってことです。
長期がトレンド相場という優位性がまず一つ。
そのトレンドが上を向いているという優位性がもう一つ。
さらには、ここを抜けたら上への圧力がかかりやすいよ、という優位性がさらにもう一つ。
この”3つの具材”を、「短期足が上昇トレンドになった!」という”串”で突き刺す。
その結果として、おいしいバーベキューが完成するわけです。
そして、
”具材(優位性、根拠)”は多ければ多いほどそりゃいいんですが、
それぞれが”ケンカしないような性質”じゃないとバーベキュウは美味しくなりません。
勝ちやすいトレード戦略=美味しいバーベキュウってことですね。
(というか、シシカバブ?どっちでもいいか!)
こう考えると、
世間では”串(エントリータイミング)”が一番大事だと思われてますが、
いかにそれが間違ってるかが分かるかと思います。
串だけにこだわってどうする?
串なんてとりあえず具材が刺さりゃそれでいいんです。笑
はい。なんだかお腹が減ってきましたが、
次は短期足での転換のサインの場合を考えていきましょう。
ということです。
確かに短期足でダブルボトムが出れば、
それをキッカケに特に長期足では何でもないことろで反転する可能性もありますが、
なんでもない所に出たものを狙うよりも、
然るべきところで出た短期ダブルボトムに絞って狙った方が勝ちやすいに違いない、ということ。
イケイケどんどんで下落している最中の相場で、
よく見たら5分足がダブルボトム作ってる!という状況と、
もう相当下落が続いてきた相場で、
よく見たら5分足がダブルボトム作ってる!という状況。
あなたはどちらを狙いますか?笑
反転のサインは”反転しそうなところ”で出てこそ意味がある。
しかし、
逆に、継続の力が弱くなって来てるトレンドなんていうのは、
その反転のサインによって反転させられることもあります。
これはさっきのバーベキュウの話で言うと、
”串”に当たりますね。
短期の反転のサインという”串”。
その”串”でどんな具材が刺さると美味しいシシカバブになりそうなのか?という話です。
②「反転のサインが出ている時間足」=「その時の相場をリードしている時間足」とは、必ずしも言えません。
こっちが質問の内容の直接的な回答になりますね。
例えば、
こんな、明らかにアップトレンドを描いている4時間足があったとして、
直近高値のライン上で「逆三尊」のチャートパターンが出ましたよと。
となれば、
「逆三尊」は”転換のサイン”ではありますが、この相場をリードしているのはどう見ても4時間足ですよね。
なので、転換のサインが出た時間足が、必ずしも「その時の相場をリードしている時間足」とは言えません。
大枠の相場環境を上手く表現している時間足、
それこそが「その時の相場をリードしている時間足」です。
で、遂に最終の結論。
「秩序を形成している時間足」=「その時の相場をリードしている 時間足」なのでしょうか?
どういう意味かよく解らず、
でもスケーターさんが実戦で意識されてる事なら知りたいと思い、質問させていただきました。
この答えは、
ほとんど「秩序を形成している時間足」=「その時の相場をリードしている 時間足」でいいのですが、
私が”この言葉で表現したいと思っていること”と”実際のトレードでのそれぞれの使い方”が大きく違います。
抽象的な表現だから混乱を招いてしまったのかもしれませんが、
相場には膨大な事例が存在します。
なので、その膨大な事例の中に共通点を見出してそれを繋ぐような意味で、
「秩序を形成している時間足」
と
「その時の相場をリードしている時間足」
という抽象的な言葉をあえて使っています。
それぞれの意味するところと使い方、実際のトレードへの落とし込み方は、
ここまでで述べてきた通りです。
いかにたくさん”美味しい具材(優位性、根拠)”を相場から拾い集め、
それが一直線に並んだ時に、
鋭く”串(エントリータイミング)”を真ん中に刺していくか。
これが勝ちやすいトレードを行っていくための秘訣です。
美味しいシシカバブが出来上がったら、
是非そのレシピはトレードノートに書いておきましょう。
そして、よかったらそのレシピを私にも見せて下さいね^^
というわけで、
もう私のトレード中の思考を全部暴露したような感じになりました。
この記事のどこかに、あなたの”煮詰まった疑問”が、”新しい視点”に変わるキッカケがあれば幸いです。
ではでは、最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!
この記事が、あなたの中の「新しい視点」が開かれるキッカケになることを祈ってます。
PS.
~そもそも、この質問はどの記事を読んで生まれたの?と思った方へ~
それはメルマガ講座で配信しているメールです。
もしかするとブログ記事ではこの言葉使ってないかもしれません。
それほど、メルマガ講座は濃い内容になってるということです^^
そして、メルマガ講座の進度によっては、
今回の話がまだ「??」の方もいるかもしれませんが、
そんなあなたも、いずれかはこの疑問を抱くかもしれません。
なので、その疑問が煮詰まり次第、またこの記事を訪れて頂ければと思います。
PPS.
この新シリーズが始動したことにより、
おそらく、あなたが私に投げかけてくれた「疑問」は、このコーナーに掲載されることになります。
質問メールを送ってくれた方は、このコーナーを要チェックして下さいね!
また、質問を送ってくれる方で、
「こ、この質問はどうかご内密に!」
という方は、その旨をメールに記載してくださいね!
じゃないと、こんな感じで使っちゃうよ~!笑
次の疑問を新しい視点に変える⇒目線に沿ってトレードしても勝てません・・・。
まだまだ、『????』です。
茂呂です。お世話になっております。
有難うございます。
2月17日のワークです。
理解を深める最強の思考術
趣味を楽しもうと興味のあることにチャレンジするのですが
思うようにいかず、投げ出してしまい、次の興味に目移りして
時間を掛けて取り組んでもいまいちしっくりいかず、またまた
諦めてしまう。結局熱意が足りなかったと納得してしまう始末。
成功はおぼつきません。
FXトレードにおいては、そんな取り組み方では成功する訳
はありません。トレンド戦略の1つ1つの要素のスキルを熱意を
もって正しいプロセツで学び、検証を繰り返しながらトライ&
エラーの中から気付きを得て、少しづつ上達していってこそ
成功が見えて来るものだと感じられます。あくまでも正しい
やり方を覚え、実践して初めて結果が見えてきます。
主旨とずれているかも知れません。宜しくお願いします。
茂呂さん、「理解を深める最強の思考術」のワークの提出、どうもありがとうございます。
トレードに取り組む姿勢ための姿勢は、確かに、何に取り組む時でも役に立ちます。
かくいう私は、
スケートボードに半端じゃない情熱をかけて取り組んできて、
そこである程度の結果を残せたことを自信に、
その姿勢をトレードに逆輸入して、活路を見出したパターンです。
きっと、成功するため・結果を出すために必要な本質の部分は、
どの分野でも共通するものなんでしょうね^^
分断と統合、選択と集中、あとは、尽きることのない情熱と、楽しむこと。
これさえあれば、どこまででも行けちゃうよ、ということだと思います。
でですね。
「ようこそ金沢へ」のメルマガ以降は、
実は少しメルマガがお休みになる予定になっています。
(ということをブログのコメント欄で暴露!笑)
ですので、次のメルマガが配信されるまでの間は、
今までお送りしたメールを読み返して復習したり、
ワークを存分にやり込んでお待ちいただければと思います!
というのも、
次回以降のメルマガからは、
少しレベルを上げようと思っているからです。
なので油断していると、
スケーターさんのエンジンが全開過ぎて、
供給過多になることが必至になってきます!笑
というわけでの修業期間です( *´艸`)
ではでは、頑張っていきましょう~!
投資家スケーター