どうも。投資家スケーターです。
今回は「ロット」というものについて解説します。
そして、これと併せて、「初心者はデモトレードから始めましょう!」という、
この業界でよく言われるセオリーに、一言モノ申したいと思います。
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「1通貨」という最小単位
「ロット」とはなにか?と言うことに入る前に、FXでは「通貨」という単位があるということを学んで置きましょう。
この「通貨」という単位が、FXにおける「最小単位」になります。
例えば、
米ドル/円(USD/JPY)の通貨ペアなら、
「1通貨=1ドルを円で買う(または、売る)」、
ユーロ/ドル(EUR/USD)ならば、
「1通貨=1ユーロをドルで買う(または、売る)」ということになり、
ポンド/ドル(GBP/USD)ならば、
「1通貨=1ポンドをドルで買う(または、売る)」ということになります。
なんとなくお分かりいただけましたかね?
次に「ロット」が登場します。
今では「1通貨」からでも取引できるFX業者もありますが、
基本的にFXは、「1ロット=1万通貨」からの取引となります。(
使うFX業者によっては1ロット=10万通貨のところもありますので、ご注意ください。)
「1ロット」のことを、「1枚」と言ったりもします。
なぜ、「通貨」という単位があるにもかかわらず、この「ロット」という単位をわざわざ使うかと言うと、
この日々の取引高が400兆円を超えるような全世界の人々が参加する巨大マーケットにおいて、
いちいち10,000通貨とか1,000,000通貨とか言ってるとわけわかんなくなるからだと、私は勝手に思ってます。
1ロット、100ロットって言ってしまった方が遥かに分かりやすい。
というより、たぶん基本的に100通貨、1000通貨などの少額で参加してくる人の事を市場はあまり考えていないんだろうと思います。笑
まあ、この辺は「そういうルールになってんだな」ということで、丸暗記して下さい^^
あんま深く考えても仕方ないです~。
1ロットという「最低取引単位」の威力
とはいえ、「最低取引単位」の1ロットの取引ですら、なかなかの威力があります。
その日のたばこ代くらいならあっという間に稼げてしまいますし、
月単位で見れば、副業としては十分な利益を上げることも可能です。
そして、トレーダーとしての経験値もしっかりと貯まります。
逆に言えば、この1ロットの取引ですら、”まったくなんの知識も持たずに”取引をしていれば、100万円くらいは余裕で融かすことも可能ということです^^;
「まずはデモトレードから始めましょう」に潜む罠
よく、「初心者の内はデモトレードで勝てるようになってからリアルのお金をかけたトレードに移行しましょう!」なんてことが言われておりますが、
私はこれは逆に危険だと思ってます。
なぜなら、デモトレードと実際のお金をかけてのトレードは、全く別物だからです。
もう「スノーボード」と「スケートボード」くらい違います。
似てるっちゃ似てるけど、実はまったく別もので、
でもお互いになんか共通する部分もあるよな~、くらいのもんです。
スケートボードが上手くなりたいんだったら、しっかり初めからスケートボードやるしかないです。
おれはスケボーでプロを目指すんだ!っていいながら、コンクリで転ぶのは怖いからって、雪の上でスノボーばっかやっててもダメということです。
デモトレードでは、トレードの中でかなり大きな部分を占めてくる「お金へのプレッシャー」、
言い換えれば、「欲と恐怖」というものがまったくありません。
この「欲と恐怖」というものに打ち勝つという、トレーダーとしての重要なプロセスを、デモトレードでは一切訓練することが出来ません。
これが致命的。
これへの耐性が備わっていない状態で、
「よし!デモで勝てるようになったから、リアルトレードでガッツリ稼いでやる!」なんつって1ロットデビューしちゃうと、
別世界過ぎて、きっと速攻で死亡します。
なので、最初の内から、少額でもいいから実弾でやること。
100通貨、1000通貨のトレードがいいです。
これなら1円、10円くらいの規模でしか資金の増減はしませんから。これより少なすぎると、デモとそんなに変わんない。
この辺は個人差もありますが、失って、ちょっと痛みを感じるくらいの金額で取引するのがベストですね。
これくらいの取引量でのトレードならば、よほど負けたとしても「勉強代」としてすっきり割り切れるくらいの額しか失わないはずです^^
これでトレードの技術を磨きながら、「恐怖と欲」への耐性もつけつつ、「相場を張る」ということに慣れていきましょう。
1ロットデビューは「第一関門」にして「最大の壁」
そして、晴れてこの少額取引で月単位でトータル+に持っていけるようになったら、1ロットデビューしてもよしです。
ただ、出来れば徐々に1000通貨⇒3000通貨⇒5000通貨・・・・と段階を踏んで上げていくのがベストなのかなと。
慎重すぎるかもしれませんが、トレードをやる目的が「お金を増やすこと」である限り、損失を極力減らす努力は怠ってはなりません。
早く稼ぎたい気持ちはとてもよくわかりますが、
早々に1ロットデビューをしてしまい、その威力を知ってしまうと、
下手すればその魔力に憑りつかれ「ポジポジ病」にかかってしまうかもしれません。
この1ロットで普通にトレード出来るようになるまでが一番の労力がかかる部分といっても過言ではありません。
FXでは、安易に取引量を増やすべきではないのです。
その理由はまた追々説明します。
ロットを増やすタイミングも、メインの「スケーター的投資術」の講座の中で解説しますので、是非参考にして下さいね。
とにかく、まずは100通貨、1000通貨で修業しましょう!
次へ⇒ピプス(Pips)とは?
投資家スケーター様
才木です。
昨日、メルマガが届いていないので、多分、考える時間を与えてくださったのだなと勝手に考えてます。
それとも体調など崩されたのでしょうか?もし、そうなら健康第一!小生の事など二の次、三の次でお願いします(^-^)
御指導を受けてから時間の使い方を凄く意識するようになりました。
何度も最初からブログを読み込んでいます。まだまだ基礎体力ができていませんが毎日のチャートを視る目が少し変わってきました。
今後ともよろしくお願いいたしますm(__)m