どうも。投資家スケーターです。
今回のメインテーマは「相関関係」です。
この「相関関係」は、「1章トレード戦略」の
最後のトドメとして学んでもらったわけなんですが、
本編でもお伝えしている通り、
これって使い方によってはかなり強力な武器になります。
今回は、その可能性にガッツリ魅せられ、
また、その相関関係が持つ特徴がご自身のトレードに
ばっちりハマってしまったメルマガ読者Yさんから頂いた、
「質問メール」に答えていきたいと思います!
それでは早速、その質問メールをご覧ください!
——–Yさんからのメールここから——-
投資家スケーターさん、こんにちは。
いつもお世話になっております。
早速、相関を使って
逆張りの奥義を身に付けようと
躍起になっておりますが、お陰様でエントリー後の逆行が見事に減り、
かなりの好勝率を誇っております。
そこで1つ気がついたのですが、
エントリーするときの1分足のタイムラグが、
めちゃめちゃエントリーする根拠になると感じているのですが、
投資家スケーターさんはどのように思われていますか?
(ドル円に対して逆相関しているユーロドルや金など)
私がやっているのは、前にもお伝えした通り、
流れを把握しながらMAからの乖離幅を確認して、
決め足となる足から15pips~20pips(時間軸によって異なる)で
逆張りエントリーがメインなのですが、やはりドル円単体で見ていた時は、
連れて行かれる時もかなり多かったです。
昨日の夜間にかなり円高になりましたが、
あの下降トレンドでもかなり安心して逆張りエントリーで2回勝てたのは、
投資家スケーターさんのお陰だと思っています。
少し具体的にお話しますと、
はじめの逆張りエントリーは、
ユーロドルが1分足で先に反転し始めた事を確認して、
プライスが予定値に到達したのを確認してエントリーし、
みんなが利益確定をして一旦値を戻す所に乗っかって利益をとりました。
2回目は、ローソク足の波動と、
予定値までに到達する時間がかかりすぎていたので、
いつもの予定値よりもさらにすすむ可能性が高いと思い、2つの相関も反転していなかったのでさらに待ち、
5pips進んだところで今度は金が先に反転したので、それを根拠にしてエントリーして
これも一旦戻す波に乗って勝ち逃げをしてトレードを終えました。
1分足の相関のタイムラグを
反転の根拠にするということにとても感動しているのですが、私の認識が間違っていないかどうか
投資家スケーターさんのご意見をお聞きしたいです。
あと、米国10年債のチャートをMT4で見たいのですが、
取り扱っているブローカーが見つからないので、もし、投資家スケーターさんがご存じでしたら
教えて欲しいのが二点目になります。
そして最後に、
メルリンチやゴールドマンサックスで、
トレーダーをほとんど解雇してAIに切り替えているという話を聞きましたが、今後AIがどんどん参入してくる中で、
AIが突発的に起こる世界的な不慮の出来事に対応出来るのか?
という3つの質問をさせて頂きたいのですが、よろしくお願い申し上げます。
Y
——-ここまで———
というわけで、Yさん、ありがとうございます!
では初めに、
質問の内容を再確認したいと思うのですが、
Yさんが質問してくれた内容は、
1、私は「ドル円」に対して、「ユーロドル」、「金」の逆相関を、
1分足レベルで見てエントリーの根拠としてるのですが、
これってどー思いますか?
↓
1分足レベルでの「相関」は信じていいの?
2、「ドル円」と「米10年債金利」は”正の相関”がありますが、
その「米10年債金利」のチャートをMT4で見たいのですが、
見れるブローカーって知ってますか?
↓
MT4で「米国10年債金利」のチャートを見れるブローカーってある?
3、最近、超有名ファンドが、
次々に生身の人間のトレーダーの首を切って、
代わりにAIにトレードさせているみたいですが、
それでいきなり世界的な突発的な出来事が起こったら、
AIは対応できると思いますか?
↓
AIによるトレードって、実際どうなの?
と、この3つです。
それでは1つずつお答えしていきたいと思いますー!
content
1分足レベルでの「相関」は信じていいの?
では、
いきなり結論から申し上げますと、
私的には、1分足レベルでの相関を
エントリーの根拠にするのは、
「全然アリ」
だと思っています。
というか、私もガッツリ利用してます。
で、
まずは改めて「相関関係」の
具体的な使い方を言っておこうと思うのですが、
例えば、チャートの形的に、
「ドル円」を狙って行こうと決めたとすると、
相関関係(逆相関)がある、
「ユーロドル」と「金」のチャートをチェックします。
そしたら次は、
両方の通貨ペアのチャートを分析して、
「環境」や「節目」、「流れ」を、
しっかりと把握することに努めます。
(「金」は通貨ペアではないですが)
華麗なる相関関係が見て取れますよね。
このようにして、
「環境」「節目」「流れ」を見比べて、
自分が狙っている通貨ペアが
思惑の方向へと動いてく確証を得るわけです!
まずはこれが「相関関係」の王道の使い方になります。
そして、これにプラスで、
1分足レベルで細かく「相関」を見て行って、
「自分の狙いの通貨ペア」の1分足が
反転するタイミングを掴んでいく、
この使い方も十分出来ます。
ただし、
これは絶対ではないので、
そこは注意が必要なんですが、
私の経験則から行けば、
”相場に方向感・勢いが出ていればいるほど”
かつ、
”決定的なポイントであればあるほど”
相関のある通貨ペアの短期足の動きは、
かなりの確率で一致する、と見て良いと思ってます。
そして、Yさんも言ってくれている様に、
これは同時に動くんじゃなくて、
若干のタイムラグがある事が”ほぼ”です。
んで、
これはリアルタイムで”この事”に注意しつつ、
実際にレートが動いている所を見て行った方が
断然、「理解」と「感動」が増すのですが、
試しに無理くり画像を使って見て行きましょう~!笑
というわけで、
これを見ていくためには、
チャート上に何か基準となるモノが欲しいので、
とりあえずそれぞれの5分足のチャートに
20MAを引いてみたいと思います。
画面分割しちゃってて、
可視範囲が狭くてアレなんですが、
見えている部分だけでも、
これまた見事な相関ですね!
じゃあここから1分足に
クローズアップしていきますが、
どこをクローズアップするかと言うと・・・・、
ここにしましょう!
(赤の縦線で囲っている部分)
2017/7/21 17:55の5分足、
継続してきた流れがドーーーン!と行った部分です!
で、これを1分足で見ていくと~、
これまたビューティフル!
そして、この部分で言えば、
ユーロドルと金は17:57にピークを付けて、
17:58には大きく下げてるんですけど、
一方ドル円は、
17:57の時点でピークを付けるのは同じなんですが、
その後の17:58では大きく反対には動かず、
1分遅い17:59に勢いよく反転を始めているんです。
これを今リアルタイムで見れないのが
ホント悔やまれるんですが、
実際このシーンを生で見てたら、
「お!3つともドーーンと伸びた!一旦フィナーレか??」
↓
「おお!?ユーロドルと金が勢いよく反転したぞ!!」
↓
「そんじゃドル円も反転するやろがーーーーーい!!」
みたいになるわけです。笑
で、ドンピシャで反転するポイントが捉えられる、と。
これは本当に一度、
注目して見てみて、是非体感してください。
たぶん、感動して、吠えると思いますよ。笑
これを「発見・体験するコツ」は、
”方向感・流れが出ていて、かつ、決定的なポイント”
ここに狙いを絞って見ていくといいですよー!
そして、
”この現象”を実際のトレードに活かしていく際の、
絶対外しちゃならない注意点としては、
”事前に「相関関係」以外の根拠で、
「狙う通貨ペア」と「狙う方向」を決めておく事”
あと、
”中途半端な位置での相関はあまり信じない事”
この2点には要注意して下さいね!
これを抜きにして、愚直に相関を信じ、
反転だけを捉えに行ってしまうと、
無駄に頭がこんがらがるという事態に陥って、
ワケわからん事になって終了するだけだと思います。苦笑
なので、Yさんの様に、
「自分が取りに行く場所」が明確な人にとっては、
とりわけ、
「MAからの乖離を狙った逆張り戦術」
を採用している人にとっては、
この”極小足の反転のタイミングの一致”が、
まさしく”最強の武器”になるわけですね~^^
しかし、
これはトレンドフォローを採用している人でも、
もちろんながら使えますよ!
その場合は、
「節目での動き」や「押し・戻しでの動き」を、
相関を使って捉えていくと良いです^^
MT4で「米国10年債金利」のチャートを見れるブローカーってある?
やー、もうこれはマニアック過ぎてテンションが上がりますねー!笑
まずですね。
このメールを読んでくれているほとんどの人が
『米国10年債金利って何??』
ってなっていると思うので、
まずはそこから簡単に解説を!
米国10年債金利。
これは「トレジャリーノート(T-note)」と呼ばれていて、
トレジャリー=アメリカの国債
ノート=2年~10年以下の中期債
と言う意味で、併せて、
トレジャリーノート=米国10年債金利
となっています。
つまり、「米国10年債金利」って、
”アメリカの10年債の利回り”
って事なんですね。
そのまんまですが!笑
で、
この「アメリカの10年債の利回り」も、
実は「先物」としてトレードする事が出来るので、
そのレートも刻一刻と変化しているのです。
ちなみに、
ビル=1年以下の短期債
ノート=2年~10年以下の中期債
ボンド=10年~の長期債
って感じなのですが、
世界的に最も注目度が高く、
取引量が多いのは、トレジャリーノートなので、
その他は全く覚える必要はありません。(なら言うな)
そして、私たちFXトレーダーに関係してくるのは、
”「米国10年債金利」は「ドル円」と正の相関がある”
という点です。
その他の細かい所は、
別に無視しといて問題無いと私は思ってます。
とにかく、「ドル円との相関があるよ」、と。
だからこそ、
「相関を極めるぞ!」と思っておられるYさんは、
このT-noteのチャートを見たいと思っているわけですね^^
で、
「T-noteのチャートを
MT4で表示できるブローカーはあるの?」
って所なんですが、
これは残念ながら「無い」と思います。
なので、T-noteのチャートをチェックしたかったら、
こちらのサイトで無料で見れるので、ここを使わせてもらったらいいかなと。
そして、ちなみにですが、
流石に私はT-noteの相関まではチェックしてません。
何故なら、
為替同士以外の相関って、
その時の”旬”によってコロコロと変わるから、
ってのと、何より、
私はT-noteを直接トレードしないから、
って事があるからです。
それで、「まー、いいかな」、と。笑
なので、この話を聞いて、
「ト、トレジャリー・・・・・何???」
ってなった人も、
それは全然心配しなくて大丈夫です。
ただ、「相関」が、
自分の戦略にとっての”重要な軸”になっている人は、
その場合は、
根拠は多ければ多いほど良いので、
見て行ったらいいと思いますよ^^
また、直近の”相関関係の濃さ”を、
簡単にチェックできるサイトもあるので、
それも参考してもらえばいいかなと思います!
⇒http://lets-gold.net/market/chart2_menu.php
AIによるトレードって、実際どうなの?
これはですねー。
まず、私自身がこのニュースを知りませんでした。笑
ただ、AIってEAとは違い、
「自己学習能力」と「自己判断力」があって、
なおかつ、
トレードの一番の障壁となる「感情」ってモンが無いですから、
それを考えると、
”生身の人間”よりも明らかにトレードには向いていると思います。
まさしく、”淡々と”トレード出来ちゃうわけですから。
「損するのが許せなくて、損切りが出来なかった・・・」
とか、
「さっきの損切りがどうしても気になっちゃって、
今のトレードで、ちょっとの戻しで薄利で利食っちゃった・・・」
とか、
人間様特有の”アレ”が一切ないわけですからね。苦笑
ただ、そこでYさんは、
「でも、不測の事態があって、ちゅどーん行った場合は、
AIじゃあ対処出来ないんじゃないの?」
って言ってくれているんですけど、
これは生身の人間であっても、
いきなりちゅどーん行かれたら対処できないと思うので、
「まぁ・・・・、ちゃんと逆指値入れとくしかないよね!」
って所ですかね!笑
それと、
「ゼロカット制度」がある海外口座を使っとくか、
メルマガ講座の「2章リスク管理」でお伝えしている、
「わたがし理論」をしっかり守っておくか、
って所になるかなと思います。
結局、いきなりちゅどーん行かれてしまったら、
何であっても、もうどーしようもないんじゃないかな、と私は思います。
だから、
ニュースとか注目度の高い指標とかは、
事前に必ずチェックしておいて、
”危なそうな気配”は察知しておくしかないのかなと。
むしろ、
AIなんかはその辺は抜かりなさそうだし、
過去の膨大な値動きのデータから、
事前に金融危機が起きる気配を、
察知する事が出来たりするかもしれませんよね。
そう考えると、
ジェシー・リバモア先輩などの、
伝説クラスのトレーダーの「トレード技術」と「思い切りの良さ」は、
もしかすると超えられないかもしれませんが、
我々個人トレーダーの「トレード技術」くらいは、
もうすでに余裕でAIに抜かれちゃってると思います。笑
だから、
超絶お金を持ってる有名ファンドが、
次々にAIトレーダーを導入しているのも、
至って当然な流れなんじゃないかなと。
また、この時代の流れから行くと、
”AIが人間の能力を超える時
(シンギュラリティ)”
は、どう考えても必ずやってきます。
しかし、だからって私的には、
別に”それ”を恐れる必要は一個もないと思ってます。
だって、
この流れは絶対に不可逆だし、
しかしながら、
AIには決してに真似する事のできない
”人間特有の領域”
ってのが絶対にあると思っているからです。
それって言うのが、トレードの一大テーマである、
「人の心=集団心理」や「感情」
って部分でもあると思うし、
もっと言えば、
「気功」とか、「東洋医学」とか、
「4次元的なエネルギー」であったり、
「クオリア」と呼ばれるものだったり、
(「クオリア」についてはこちらサイトを読むとスッキリと理解できますよ!
他の記事もめちゃくちゃ興味深いです!⇒哲学的な何か、あと科学とか)
総じて言えば、
”科学では説明が付かないけど、
この世に確実に存在している「モノ」や「力」”
ですよね。
さすがのAIさんも、”ここ”には立ち入れないんじゃないかなと。
であれば、逆に私たち人間は、
これからは”この部分”を今まで以上に、
重視していくべきなんじゃないかなとも思います。
なので、
別に「シンギュラリティ」を恐れるんじゃなくて、
そーなったらそーなったで、
潔く諸々の事は全部AIに任せてしまって、
私たちは人間ならではの事を、
その出来た”ゆとり”を使って、
存分に突き詰めていけばいいんじゃないかなと。
例えば、
「いかに人を笑わすか」
とか。笑
ここは人間としては、意地でもAIには負けたくないですよね。笑
あと、
スケボーもAIなんかには超えられ無いと思います。
だって、例え同じ30段の階段を飛ぶにしても、
機械の体よりも、生身の体で突っ込んで行った方が、
そっちの方が絶対に”クール”ですから。
そう考えると、
トレードくらいは、まぁ負けてやってもいいかもしれませんね^^