どうも。投資家スケーターです。
スケーター的インディケーターのススメ、第2回でございます。
私はあまりインディケーターを使いまくる派ではないので、
必然、このコーナーは超スローペースでのお届けとなります。
今回は「ボリンジャーバンド」の使い方について解説します。
私はこの「ボリンジャーバンド」には絶大な信頼を置いています。
個人的には、これほど使いやすいインディケーターはないんじゃないかと思っております。
それ故に、
このブログでは、「ボリンジャーバンド」を多用します。
なので、「ボリンジャーバンド」の基本的な使い方と特徴を、
ここでしっかりと押さえて頂ければと思います。
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ボリンジャーバンドとは
まずは「ボリンジャーバンド」というものの概要を見ていきましょうか。
この辺は、いつも通り、ウィキペディアさんにお任せしたいと思います。
・・・・・、読み行ってもいいし、行かなくてもどっちでもいいです。笑
要約すると、
1980年代に、
このおじさんが考案したもので、
移動平均線の周りに、「標準偏差」というものが付いてますよ~、というインディケーター。
で、「標準偏差」とは何かというと、
「20日間の個々の終値」から、その「20日間平均値」を引いたものを二乗し、
それを20日分合計し、その値を20で割り、最後にその平方根をとったものが「20日標準偏差」。標準偏差1(ボリンジャーバンドの±1σ)の範囲内に収まる確率・・・約68.3%
標準偏差2(ボリンジャーバンドの±2σ)の範囲内に収まる確率・・・約95.4%
標準偏差3(ボリンジャーバンドの±3)σの範囲内に収まる確率・・・約99.7%
ということです、と。
そして、
「値動きが大きければボリンジャーバンドは拡大し、
値動きが小さければボリンジャーバンドの幅は縮小していく」という性質があります。
はい。
これが「ボリンジャーバンド」です。
あ!そういえば、なんか聞いたことある!
ボリンジャーバンドと言えば、
よく言われるのが±2σタッチでの逆張りの使い方ですよね。
私が初めて買ったFX入門書にも、しっかりそう書いてありました。
で、
「ほうほう、なかなかシンプルな使い方のインディケーターだな。」
となり、
ふと、チャートを見ると・・・・、
「お!ボリバン-2σにタッチしてやがる!買いぃぃぃ!」
とか安易にやると、
そこそこの確率で死亡します。(もちろん体験済み)
この「±2σでの逆張り」は、確かに機能する場面もあるのですが、
これはボリンジャーバンドの一側面に過ぎず、
この使い方しか知らないのであれば、ボリンジャーバンドはむしろ使わない方がマシです。
どこでもかんでもこの使い方をしていては、お金がいくらあっても足りません。
そして、ジョン・ボリンジャーさん自身も、
ボリンジャーバンドを逆張りに使うとこは、実はまったく推奨しておりません。
先ほどの標準偏差の確率から言うと、
「確かに、一旦は跳ね返るよな~」くらいのもんなんですね。±2σタッチって。
なので、
「ボリンジャーバンド」=「±2σタッチで逆張り」
という先入観をお持ちの方は、今すぐそれを捨て去って下さいね。
相場の勢いを読む、ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは、これひとつを実に様々な用途で使うことが出来ます。
が、
その中でも特筆すべきは、
「相場の勢いを視覚的にわかりやすく表すことが出来る」
という点です。
兎にも角にも、ボリンジャーバンドと言えば、この使い方です。
”相場環境を読む”のに、非常に使える、ということですね。
なので今回は、
「ボリンジャーバンドを使って相場環境を読む方法」、
この解説をメインにしたいと思います。
まずですね。
「相場の勢い」って何?というところから行くと、
これは「値動きの激しさ」です。
この「値動きの激しさ」のことを「ボラティリティ」とも言います。
いかに相場が動いているか?
いかにボラティリティが高いか?
これを、ボリンジャーバンドを使って一目で把握してしまおう、ということなんですね。
で、
相場のボラティリティというものにはサイクルがあります。
それは、
爆発!
↓
徐々に沈静化・・・
↓
沈黙
↓
また爆発!
このサイクルです。
静かな池をイメージして下さい。その池の名前は「相場」です。
その池に誰かが突然、大きな石を投げ入れたと。
となれば、ボッチャーン!となりますよね。
これがボラティリティの「爆発」です。ボラティリティの爆発は突如として起きます。
それまで静かだった池には波紋が広がります。
最初は力強い波紋が広域にわたって広がり、
時間が経つにつれて、その波紋は弱まり、範囲も狭くなります。
これが、ボラティリティのサイクルで言うところの、
「徐々に沈静化・・・・」です。
そして、さらに時間が経てば、
池の水面は、元の静寂へと戻ります。
これが、「沈黙」です。
で、また誰かが突然、石を投げ入れて・・・
という風に、
相場の「ボラティリティ」というものは、
このような流れを繰り返すんですね。
そして、
このサイクルを、
ボリンジャーバンドを使ってどう見ていくか?というところですね。
これはチャートで見ていきましょう。
まず、
「爆発」は、赤丸の部分のような「エクスパンション」という現象となって現れます。
ボリンジャーバンドの両方のバンドが、グワッと大きく開いたような状態です。
そして、一度爆発が起これば、その勢いはしばらくは続きます。
それが、
黄色丸の中のような「バンドウォーク」という現象となって現れます。
ただ、「ボラティリティの爆発」=「エクスパンション」があったからって、
100%この「バンドウォーク」が起こるかといえばそうではありません。
しかし、その規模はその時によりけりですが、大概はこの現象は起こります。
次に、
青丸の中のような場面が「徐々に沈静化・・・」している時です。
これには特に変わった呼び方はありませんが、
特徴としては、「バンドウォーク」が終わったあとに、
黄色丸のようにグワッと広がった両側のバンドが閉じて、
なおかつ、
レートがボリバンの±1σの中に潜って来たら、「沈静化」が始まったと見てよいです。
ボリバン自体の角度は、
左の青丸のように平行な場合と、
どちらか一方に傾いている右の青丸のような、どちらのパターンもあり得ます。
最後に、
紫丸のようなボリバンの幅もかなり狭く、ローソク足も細かいような状態になれば、「沈黙」です。
このような状態の事を「スクイーズ」と呼びます。
こうなれば、一旦サイクルは終了です。
また突如、石が投げ込まれるのを待つばかりとなります。
これが、相場のボラティリティのサイクル、
そして、
「ボリンジャーバンドを使って相場環境を読む方法」です。
環境によって使い方を変える
ボリンジャーバンドを使って「相場環境」は読み取れましたと。
となれば、
お次は、その環境に合わせた「戦い方」を選ばねばなりません。
そして、この「戦い方」という部分にも、ボリンジャーバンドはとても役に立ちます。
ここでは基本的な4つの戦い方をざっくりとご紹介しますね。
「エクスパンション」している環境の場合
そのまんま、ついて行きましょう。
こういう時に、「±2σで逆張り」やると、とことん引かされて死亡します。
「沈静化・・・」の環境で、ボリバンが傾いている場合
当然ですが、ボリバンが傾いている方へエントリーする。
エントリーするタイミングなどは、その時の「秩序」に従う。
「沈静化・・・」の環境で、ボリバンが平行
みなさんお待ちかね。
±2σタッチで逆張り、解禁です。
「沈黙」の環境
戦い方というか・・・・戦わない。やるだけ、損。
以上。
詳しくはメイン講座にて!
というわけで、かなりざっくりと、戦い方をご紹介させて頂きました。
「いや、教える気ねーだろ。」
と思った、あなた。ちょっと待ってください。
これには訳があるんです。
その”訳”とは・・・・小見出しの通りです。
これからメイン講座の、
「3章 トレンドフォロー」と「4章 逆張り」で、
戦い方を余すところなくお伝えしますので、ここではあえてざっくりに留めておきます^^
というわけで、
以上が「ボリンジャーバンド」の使い方です。
併せて読むと効果絶大⇒ボリンジャーバンドの設定期間は9,20,21,26のどれが一番いいの?
はじめまして4月12日から、教え請うております。iokiです私は、現在70歳になります、トレ-ドを始めてやく1年位になります、スケ-タ-様がご明察のとうり勝たり負けたりで、資金を減らしおります。これから一生懸命、まなんで行く覚悟ですのでぞうどよろしくお願いします、挨拶が遅くなりまして、もうしわけございません。
メールを読ませて頂いています。ボリバンについてこちらの記事を読んだのですが、判断できない箇所があるので、質問させてください。
『「沈静化・・・」の環境で、ボリバンが平行』のチャートで2σで逆張りと書かれていますが、
『「沈静化・・・」の環境で、ボリバンが平行』のチャートで2σに達した状態と
『「エクスパンション」している環境の場合』のチャートで、最初に2σに達した状態の
区別方法がわかりません。
2σまで達する以前のチャートやボリバンの形も同じように見えます。
これでは、どっちにしても、2σで逆張りすることになりそうなのですが、
どのように、区別すればよいのでしょうか?
ボリンジャーの反復(数回目)を実行しました。
ボリンジャーの復習に、戻り復習しました。