どうも。投資家スケーターです。
今回も、前回に引き続き、
「為替相場の時間割表」を使って”時間帯の優位性”と”横軸の節目”について学んで行きましょう。
「為替相場の時間割表」をまだお持ちでない方は、下記のリンクからダウンロードして下さいね。
⇒https://fx-skater.com/wp/wp-content/uploads/2016/11/FX-timetable.pdf
前回は、6:00の日足の誕生から始まり、
9:00~15:00までの”東京セッション”までを解説しました。
この”東京セッション”は、
”我らが日本円”が絡む通貨ペアを好んでトレードする私たち「サムライトレーダー」にとっては、
なにげに気を付けるべき点も多く、非常に重要な時間帯でした。
しかしながら、
今回解説する
”ロンドンセッション”、”ニューヨークセッション”においては、
その重要度は桁違いに跳ね上がります。
世界が動き出す時間。
そんな、
トレーダーであれば誰もが決して無視することの出来ないとてつもなく重要な時間帯が、
16:00から始まります。
ロンドンセッション 【16:00~24:30】
16:00。それは、世界の三大証券取引所の一つである「ロンドン証券取引所」がオープンし、
世界最大の取引量を誇る”ロンドンセッション”が始まる時間です。
遂に”欧州のスーツマン”たちが動き出すわけです。
この”ロンドンセッション”の特徴としては、
実需筋、投機筋や、中央銀行なのどの大きな資金移動により生まれる、
”取引量の多さ”と”流動性”から、「相場に大きな流れを生み出す」ということが挙げられるでしょう。
ざっくり言うと、よく動くよと。
もうトレンドとかガンガン出ちゃうよと。
(注意:もちろんその時の相場環境と流れによりますが、比較的トレンドが出やすいのは本当です。)
そして、”東京セッション”で言えば、
その時間帯によく動くであろう通貨ペアは、自国の日本円絡みの通貨ペアのみでしたが、
世界最大の取引量を誇る”ロンドンセッション様”くらいのレベルになってくると、
ユーロ絡みの通貨ペアのみに限らず、
ほとんどすべての通貨ペアを大きく揺るがします。
言ってしまえば、
この”ロンドンセッションが始まる時間”と言うのは、
全世界のトレーダーにとっての「日の出」くらいの勢いです。
それまでは静かな夜の世界でスヤスヤと安らかに寝ていた全世界のトレーダーたちの顔の上に、
眩しすぎる強烈な朝日がサンサンと降り注ぐのが、この16:00という時間なのです。
おはよう、と。
太陽が出たよ、と。
となれば、
ボラティリティの拡大は必至。
それに加えてこの”ロンドンセッション様”は、
それまでの”東京セッション”で戦っていたトレーダーたちが、
決死の想いでその時の最高値のチョイ上に置いたストップロスオーダーや、
震えながら最安値のチョイ下に置いたストップロスオーダーを、
まずはあいさつ代わりと言わんばかりに容赦なく狩りに来るという、
なんとも恐ろしいの持ち主でおられます・・・。
それまでは堅調に推移していた揉み合い相場が、
16:00を境に突如として大きく動き出したりするのはもちろん・・・、
小動きな揉み合い相場が、16:00を超えた途端に大きく動き出したかと思えば、
上下のストップオーダーだけ蹴散らしてまた小動きに戻ったり・・・、
それまでイケイケどんどんで上昇していた相場が、16:00を境に一度急激に大きく下げて、
その後は何もなかったような顔で再度上昇しやがるなんてことも起こったり。
具体的な事例を挙げればもうキリがないですが、
”ロンドンセッション様”っていうのは、基本的にイジワルだと思って下さい。
そう、ロンドンセッション様は”圧倒的な力を持ったいじめっ子”なんです。
これを聞くと、
ロンドンセッション様の事がもう嫌いになってしまいそうですが、
なんのことはありません。
私たちもそれに乗っかって、
弱いヤツをイジメてやりゃーいいんです。
”東京セッション”みたいな
割と教科書通りの予定調和で動く相場で、
のほほんとトレードなんかやってらんねーよ、と。
FXはゼロサムゲームなんだよ、と。
恨むなら、俺じゃなくて自分の弱さを恨みな・・・。
「そこにがいる限り、
俺様の資産は増え続ける!」
「・・・いや、さっきから黙って聞いてりゃお前最低だな!」
なんて思っちゃうかもしれませんが、
FXの本質はどう考えてもお金の奪い合いですから、
利用できるもんはなんでも容赦なく利用してやったらいいんです。
そして、そんな強気なことを”口だけ”じゃなくて”行動”で示していくためには、
オープンの時間の付近では安易にポジションを取ることは控えるようにして、
”ロンドンセッション様”の背後にピッタリと寄り添い、
ちゃんたちがヤラれる所を虎視眈々と狙っていなければならないんですね。
なので、まずは少なくともそのヤラれる側にはならないように、
「16:00から”いじめっ子”が現れるよ」という事を”認識しておく”こと。
これは絶対に徹底して下さい。
とにかくロンドンセッションのオープンの時間は、
今この瞬間から意識するようにして下さい。
何も考えずポジションを持ったまま16:00をまたぐなんてのは、
デイトレーダーとしてはちょいと安易すぎますよ。
「16:00には何が変わる」という事をまったく意識していなければ、
ロンドンセッション様の圧倒的なパワーを前に悲惨な目に遭う事にもなりかねません。
これっていうのは、
チャート分析で言えば、”重要な節目のラインがまったく見えていない”のと同じことです。
重要なラインがまったく見えていなければ、
上昇余地がもう全然ない事にも気付かず期待値がめちゃくちゃ低い所で買ってしまったり、
もう誰もが「あのラインで一旦反発するだろうな」と思っているところで
変に追いかけ売りをして速攻で反発逆行されてしまったり、
言ってしまえば、目隠しして車を運転しているくらい危険なことになってくるんですね。
しかし、重要なラインが事前に見えてさえいれば、
そこからどちらに動くかはわからないとしても、そこで一旦身構えることが出来ます。
一旦身構えて、そこでの動きを見たうえで、その後の自分の動き方を決めることが出来るのです。
この差はかなり大きいですよね。
そしてこれが、各セッションのオープンの時間を意識しているかどうかにも同じことが言えるということです。
16:00にボラが拡大し、東京時間の高・安値を狩りにくる可能性があるということを知らなければ、
東京セッションの間に仕込んだ自分のポジションが狩られてしまう可能性があるのはもちろん、
高・安値を狩りに行っているだけの動き釣られて、果敢にトレンドフォローを狙いまくって損切り連発・・・、
なんてことにもなりかねません。
なので、
「その”いじめっ子”は、どんな時に、どういう風なイジメ方をしてくるのか?」
ということの”傾向を掴んでおく”こと。
これもかなり大事です。
「”東京セッション”から
どのような流れで”ロンドンセッション”に入れば、
どういった値動きになることが多いのか?」
この傾向を、自分の中に大量にストックしておきましょう。
その上で、それまでの相場環境から予想できる、その傾向に基づいた複数のシナリオを、
あくまで可能性として自分の中に描いた状態で、満を持して16:00の”ロンドンセッション”のオープンを迎えるのです。
これが出来れば、
もうさっきの「人として最低なセリフ」を平然と言えてしまうようになりますし、
その後のトレードでも、とても優位に立ち回ることができます。
要は、ロンドンセッションに切り替わる際の値動きの中から、
なるべく「想定外」を無くしましょう、ということですね。
そして個人的には、感覚さえ掴めてしまえば、
ロンドンセッションはかなりトレードし易い時間帯だと感じています。
中でも、やはり16:00の動き出し。
多くの場合、ここにまず第一回目のチャンスが存在します。
具体的な狙い方を言うと、
まずはそれまでの流れから、
「どこにポジションが多くたまっているか?」
ということを見ておきます。
その上で、
「溜まっているそのポジションを持っている人たちが、
どのような値動きになったら辛くなってくるだろうか?」
ということを事前に考えておいて、
16:00を回る直前、もしくは過ぎてから、
”まさにそのような展開になったところ”を狙い撃ちにします。
ちゃんたちが「な、なにぃぃっ!!」と思うような値動きに、
サクッと短時間だけ乗っかっていく、というイメージですね。
あと、これは完全に私の経験則なのですが、
18:00~19:00頃、この辺でオープンから始まってきた流れが一旦止まる事が多い、
もしくは、流れが変わる事が多い、と感じています。
16:00から順調に利を伸ばしてきたポジションが、
夕飯を食べている間にストップに掛かり、居なくなっている。
あなたもこんな経験はありませんでしょうか?
確かに、日によってはこの18:00~19:00の間に、
英国や欧州の指標発表がある日もあるのですが、
そうじゃない特に何もない日でも、なんか居るよね?と感じる出来事がめちゃくちゃ起こります。
これは、おそらく16:00のオープンからちゃんたちをひとしきりイジメ倒した連中が、
一旦ポジションを整理するためだと私は勝手に解釈しています。
しかしながら、
東京セッションから続いていた上昇トレンドが16:00のロンドンセッションのオープンでさらに加速し、
魔の18:00~19:00なんかお構いなしにまだまだ継続、気付けば時計はもう21:00を指している・・・
なんてことも余裕で起こります。
やはりですね。
これはこの「為替相場の時間割」の話し全般に言えることなのですが、
やっぱり何を言っても一番は「相場環境」です。
前回からこれまでで、
各セッションのオープンの時間には注意して!とか、
各国の経済指標に気を付けろ!とか、
中値、オプションカットは意識しておいて!とか色々言ってきましたが、
それよりなにより、まずは「相場環境」ありき。
その上で、この「為替相場の時間割」を、
”優位性のひとつ”として利用するイメージを持ってください。
それまでレンジ相場が続いていたとして、
16:00のロンドンセッションオープンでのボラの拡大があればブレイクを起こすのか?といえば、
もちろん、必ずしもそんなことはありません。
ボラが拡大したとしても、レンジの下限上限が一段広がっただけで、
結局はレンジか継続することだってままあります。
しかしながら、
チャートの形的にもそろそろレンジがブレイクしてもおかしくない状況だとして、
そこにつけて、16:00のロンドンセッションオープンでのボラの拡大で、遂にレンジがブレイク!、
その後もロンドンセッションの勢いに乗ってトレンドが続いて行く・・・という可能性だって十分にあるわけです。
つまり、結局はどうなるかはその時々によって変わってくるわけで、
ロンドンセッションのオープンの勢いでどーのこーのとかいうお話は、
あくまで傾向、あくまで可能性の域は出ないわけです。
なので、
「自分が相場のどの部分を取りに行くか?」
つまり、
「どうなったら狙っていくのか?」
ということがしっかりと自分の中にあった上で、
今話している各セッションのオープンの時間や、
長期足の環境から読める”一定方向への圧力がかかりやすい場所”や、
短期で確認できるチャートパターンなどを、
それぞれを”優位性のひとつ”として戦略に組み込んでいきましょうね、ということです。
で、その積み重ねた”優位性”が上手く連動すれば「順行」するし、
ちぐはぐならば「逆行」するので、
そうなりゃ一旦損切ってまた相場を俯瞰して見て戦略を練って出直しです。
トレードはこれがすべてです。
勝てるようになるための”絶対的な何か”が存在するわけでは決してなく、
相場に存在する”優位性”をなるべく一つでも多く拾って少しでも勝つ確率が上がるように努める、
というのがトレードです。
そして、
その”優位性”の中でも一より強く意識されるのは、
やはり、相場環境や節目やプライスです。
それを補う形でこの”時間帯の優位性”と”横軸の節目”というものが存在すると思ってもらえばいいかなと思います。
時間の経過がないと、レートはどうにも動きようがないわけですからね。
はい。そうこうしている内に、
市場は、21:30に控えている米国指標発表と、
22:30の”ニューヨークセッション”のオープンを意識し始めます~。
ニューヨークセッション 【21:30~翌6:00】
遂にラスボスの登場です。
世界最大の経済大国”ザ・ユナイテッド・ステイツ・オブ・アメリカ”のスーツマンたちが動き出します。
この”ニューヨークセッション”の特徴としては、
需要筋の影響力がほとんどなく、
マーケットを構成しているほとんどが米系のファンドなどの投機筋であるということ。
つまり、猛者ばっかということですね。
そして、このことからも想像できる通り、
値動きもえげつない感じになることが多いです。
方向感が出ていない時はとてつもない乱高下になったり、
ひとたび値が下に振れれば、徹底的に売りを浴びせてきて、
かと思えば、ギューーーーーンとV字反転と戻したりですね。
もう、破天荒極まりない動きを見せます。
さっきの”ロンドンセッション様”が「いじめっ子」だとすれば、
この”ニューヨークセッション閣下”は、
中学生なのに原付で登校している本気のヤンキー
くらいのもんです。
もうズボンの太さが一人だけ半端じゃない感じ。
やることも「自分より弱いものをイジメる」くらいじゃ済まず、
「ドン〇・ホーテでカーナビをパクって、ヤ〇オクで叩き売る」
くらいは平気でやらかす感じです。
もう怖いのなんのって・・・。
そんな”閣下”がお出ましになる時間ですが、
厳密に言えば、ニューヨーク証券取引所のオープンが22:30なので、
”ニューヨークセッション”も22:30からと言えるのですが、
21:30に世界的に注目度がかなり高い「米国指標発表」があるので、
ここではあえて”ニューヨークセッション”を21:30~翌6:00としました。
で、ここで何か重大なことには気付きませんでしょうか?
一度、時間割表を見て下さい。
はい。
「気付きませんでしょうか?」とかじゃなくて、もうシッカリ赤で書き込んでありますね。笑
ロンドンセッションは16:00~24:30、
ニューヨークセッションは21:30~翌6:00、
この2つの市場が同時にオープンしている21:30~24:30の間は、
”コアタイム”と呼ばる時間帯です。
この時間帯に市場参加者の数がピークに達します。
もう大盛り上がり。
ボラティリティも今日一番の拡大を見せます。
で、よくあるFX入門書などでは、
「コアタイムは通貨の流通量が1日の中で最も増えるので、
稼ぎやすい時間帯です。」
なんて書いてあることを見かけたりしますが・・・、
そりゃまぁ、勝てりゃーね?と。
確かに大きくボラが出て値幅が出るには違いありません。
しかし、そのボラを自分にとって優位に生かすことができなければ、
その人にとって、コアタイムは”ただの地獄”です。
なんたって、
”いじめっ子”と”本気ヤンキー”が同じ教室内に居るわけですから。
そんなこともつゆ知らず、
ちゃんがノコノコとその教室に入って行こうもんなら、どうなりますかね?
即刻、にされますよね。
ちゃっかり奥の方に盛られてるライスと共に、
猛者たちにペロリと美味しく食べられてしまうでしょう。
単純に「コアタイム=稼ぐチャンス!」なんかでは決してないということ。
むしろ、一日の中で最も慎重にならなければいけないのが、この”コアタイム”です。
ポジポジ病の人なんかにとっては、もう地獄確定なのがこの時間帯というわけですね。
で、この時間帯には気を付けねばならないことが山ほどあります。
中でも特に、米国指標発表。
これは世界一の経済大国の”健康状態”を表すものですから、
もう世界中が大注目しています。
なので、当然私たちも大注目しておかなければなりません。
といっても、
「ファンダメンタルをしっかりと勉強して、
経済発表の数値の良し悪しから、
その後のマーケットの動向を予想出来るようになりましょう!」
なんて事をいう気は毛頭なく、
(まぁやりたい人はしたらいいと思いますが)
とにかく、
”何の指標が、何時に発表されるのか?”
これだけは絶対に把握しておきましょう。
これは米国に限らずですが、私たちはトレードを行う前の段階で、
注目度の高い主要な経済発表のスケジュールは、必ず把握しておく必要があります。
そして初心者の内は、このスケジュール次第では、
「その時間帯はトレードをしないでおこう」
ということを事前に決めてしまってもいいくらいです。
一生懸命チャートとにらめっこしていたら、
指標発表の時間が来ていることを忘れてしまい、
うっかりぶっ込まれかねませんからね。
経済発表のスケジュールは、
お使いのFX業者のサイトで見れると思うので、トレード前に確認してくださいね。
ちなみに私はこちらの経済指標カレンダーをトレードする前に必ずチェックしています。
この表で☆が4つ以上ついている経済発表がある時間帯は、
私は基本的にはポジションは取りません。
何故なら、
重要な経済指標の発表がある時間帯っていうのは、
発表があった”その瞬間から後にかけて”だけ影響があるわけではなく、
その前からすでに”指標発表を意識した動き”になることが多く、
なんともやりづらいことが多いと感じているからです。
経済指標の結果を見て、多くの人がそれぞれの思惑で相場に入ってきます。
この影響は驚くほど大きいです。
もう、いきなりテクニカルなんか完全に無視した動きをし始めますから、
私たち的には、それはそれはやりづらいわけです。
そして、相場の大きな方向性を決めるのは、
やはりこの経済指標を始めとした「ファンダメンタルズ要因」です。
特に、米雇用統計と、
FRB議長 ジャネット・イエレンさんの発言。
(現在のFRB議長は違う人になっているかもです)
この2つが相場の行く末を握っているといっても過言ではありません。
ジャネットさんなんかは、
見た目こそ白髪が素敵な丸顔の優しそうなご婦人なんですが、
その発言の影響力って言ったらもう鬼なわけです。
なので、米雇用統計やジャネットさんの発言が予定されている何日も前から、
市場は、これらがぶっ込んで来ることを警戒する動きになってきます。
で、なんといっても当日。
この日は、基本的には「静観」する姿勢を決め込んだ方が良いです。
場合によっては、一瞬にして数十、数百Pipsの値幅が出るのが、これらのイベントです。
なので、”自制心の弱いあなた”や”すべての値動きがお金に見えてしまっているあなた”は、
「静観」と言うかもうチャートすら見ない。
なんなら、トレード出来るパソコン・スマホはタンスの奥深くに仕舞い込んじゃって下さい。
さもないと、あなたの心の奥底に潜む悪魔が、
「ねぇ。動いているよ?
と て も 大きく動いているよ?」
なんて耳元でそっと囁いてきて、
もういてもたってもいられなくなってしまい、
掴めるはずもない”幻の大金”を掴みに行ってしまうかもしれません。
それをやってしまえば、十中八九、死亡します。
仮に、その時は運よくガッツリ値幅を取れたとしても、
それはきっと”ただの奇跡”ですから、再現性がまったくない。
そのくせ、大抵の場合は味を占めてしまうんですね、そんないい目にあっちゃったら。
なので、またやるんですね、そうなると。
で、そんなことばっかやってると・・・、
いつか必ず死亡します。
こう言うと、
「な~に言っているんだ。人は皆、いつか死ぬ運命じゃないか^^」
なんていう謎の前向きさがチラリと顔を覗かせそうですが、
そんなこと言ってたら一生トレードで安定して勝つことなんかできません。
”根拠のない勝ち”は”ただの毒”です。
その毒はトレーダーをじわじわと蝕み、最終的には死へと追いやります。
これは何も指標発表の時のトレードに限ったことではありませんよ。
ナンピン、ドテン、フルレバレッジでのトレード、
これらはほとんど確実に、将来的にトレーダーを息の根を止めます。
トレードで資産を着実に増やしていくには、
まずは「すぐに大金が稼げる」という、
ほとんどの人がトレードに対して抱いている幻想をいかに早く捨てるかにかかっています。
決してそんなもんじゃないんだと。
トレードって意外と地味なのね、と。
これを自分で納得して、初めてスタートラインに立てるわけです。
「あなたは何のためにトレードを始めたのか?」
これを、くれぐれも忘れずに。
はい。
指標発表時の立ち振る舞いから、人の奥底に潜む”闇”へと話が展開していき、
一体この記事は何についての記事だったかを一瞬見失いかけました。
この勢いで言いたいことがまだまだ出てきてしまいそうなので、
ここいらで無理やり、「為替相場の時間割」をまとめにかかりたいと思います。
「為替相場の時間割」 まとめ
前回と今回で、為替相場の大まかな1日の流れは分かってもらえたかと思います。
(ここで触れなかったロンドンフィクスや米オプションカット、
ニューヨークセッションでの戦い方などは、メルマガ講座の方で解説したいと思います^^)
とにかく為替相場は、世界三大市場の東京、ロンドン、ニューヨーク、
これらの市場がオープンしている時間は盛り上がるよと。
で、
その盛上り方は、
東京<ロンドン<ニューヨーク
ですよと。
ここまでが”時間帯の優位性”ですね。
それぞれの市場に関連する通貨は、おそらくボラティリティがそれまでより拡大する可能性が高いので、
それを戦略に盛り込んでいきましょう、という事でした。
次に、その中でも、
各セッションのオープンの時間、仲値、オプションカット、指標発表、各国中銀の発言、などが”横軸の節目”として存在するので、
それには気をつけましょうね、という事ですね^^
しかしながら、これらはあくまで”傾向”に過ぎませんよと。
過信しすぎてもいけませんよと。
何よりもまずは相場環境、それまでの流れがあって、
そこに時間という概念が存在するという事を決して忘れずに。
ざっくり簡単にまとめると、こういうことですね^^
これらの事を意識しておくと、
「なんでここでいきなり大きく動いたの?」
とか、
「突然動かなくなったのはなぜ?」
だとかいう疑問が、少しずつ晴れてくるはずです。
「値動き」という縦軸、「時間」という横軸、
トレードにおいては、この2つが絶妙に作用しあってます。
どちらも重要で、しかし、どちらもあくまで可能性に過ぎない。
だからこそ、相場の中からより多くの”優位性”を見つける必要があり、
その”優位性”が見えるようになるために、これまでのチャート分析の方法しかり、今日の「為替相場の時間割」を学んだんですよ、ということですね^^
見えるものを増やす。そして、それらを繋げて考える。
実は「1章 トレード戦略」では、ひたすらこれをやっているんですね。
そしてこれが、トレードで勝つための直接的な要素なのです。
「時間帯」、これを今日から意識してチャートを見てみてくださいね^^
PS.
東京セッション
KP Tokyo – KP Street Boomers 2
ロンドンセッション
PALACE – ENDLESS BUMMER (FULL VIDEO)
ニューヨークセッション
the red devil.
スケートボード界の各セッションも、スケーティングの規模やスピード、技術的な面で言えば、
東京<ロンドン<ニューヨーク
となっている感は確かに否めませんが、
それが直接カッコよさにつながっているかと言えば、決してそうではありません。
(不良さも・・・。)
どのセッションにも特有の良さとクールさがあり、どうにも甲乙が付け難いのがスケートボード。
だからこそ、スケートボードは面白いし、いくつになっても辞めらんないんですね~。
次へ⇒通貨ペアの「相関関係」 ~強い通貨を買い、弱い通貨を売る~