どうも。投資家スケーターです。
FXは、この「レバレッジ」というものがあるからこそ、小資金からでも始めることが出来るし、
資金効率がとても良い投資と言われています。
しかし、この「レバレッジ」というものは、その使い方を間違えると、とても恐ろしいことになります。
今回は、そんなFXの最大の魅力ともいえる「レバレッジ」についてと、
その使い方をうっかり間違えてしまった時に、私たち投資家を守る最後の砦「ロスカット」と言うものについて学んで行きましょう。
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基礎知識を学ぶ時のコツ
本題に入る前に、私から、これからFXを1から学んで行こうというあなたへの”ちょっとしたアドバイス”があります。
FXの基礎知識や専門用語は、これまであなたが生活してきた中で、全く聞いたことのないような言葉がきっと沢山出てきます。
この「レバレッジ」という言葉にしてもそうじゃないですか?聞いたことありました?^^
なくて当たり前なんです。
だって、普段の生活では全く必要ない事柄ですから。
だから一度や二度聞いただけではすぐ理解できない、すぐ覚えられないのは当たり前なんですね。
なので、もう初期の初期から1~10までかっちりすべてを理解しようと気張らないこと。
これ、かなり重要です。
最初の内は、6~8割くらい理解できれば十分。
基礎的なことは、これからあなたが学習を進めていく上で必ず、当たり前のようにわかるようになるので、まったく心配する必要はないです。
その前提で、もうしっかり理解できていないことがあっても、勇気を持ってとりあえず先へ先へと進んでみる。
で、
しばらくして、「その時はあまりよく理解できなかった事」にもう一回戻って取り組んだ時に、
「な~んだ、そういうことだったのか」
と、自分でも驚くくらいすんなり理解できることが多々あります。
どうせこうなるのに、1つの事に躓いて、理解するまで悩んでずーっとそこで止まってたら、かなりのタイムロスになっちゃうんですね。
FXの学習は、モロに自分の虎の子の資金がかかっているので、
基礎知識や用語なんてものは、ぶっちゃけ嫌でも余裕で理解できるようになります。笑
なので、ここら辺は「3歩進んで2歩下がる精神」で、とりあえずはサクサク進んで行きましょう!
それでは、本題に入りますね^^
レバレッジとは?
レバレッジとは、「てこ」と言う意味です。
小学生の時の理科の授業でならった「てこの原理」の「てこ」です。
少ない力で大きなものを動かすときに使うアレですね。
その力がFXにおいても使えるということ。
つまりどういうことか?
あなたはFX口座に100円を入れているとします。
日本のFXブローカーはレバレッジが最高25倍に規制されているので、
100円×25倍=2500円
あなたはFX口座に100円を担保として入れていれば、レバレッジの力を使って最大2500円分までの取引をすることが出来ます。
(この100円の「担保」の事を、「証拠金」と言います。)
現在のドル/円のレートは100円。あなたは持っている100円の証拠金に25倍のレバレッジを掛け、2500円で25ドルを買いました。
しばらくして、ドル/円のレートが110円になっていました。
よっしゃ、よっしゃと、あなたは持っていた25ドルをすべて売り戻しました。
現在のレートでは、1ドルあたり110円で売り戻すことが出来るので、
25ドルを売ったあなたの手元には2750円が入ってきます。
つまり、担保が100円しかないのにも関わらず、
レバレッジの力を使って、250円も儲けることが出来たということ。
これがレバレッジです。
前回では、ドル/円が100円⇒110円の時のあなたの利益は「10円」でしたが、
レバレッジを効かせていたおかげで、利益は25倍の「250円」になりました^^
続きます。
今、あなたのFX口座には350円あります。
数日後、ドル/円のレートが105円まで落ちてきていました。
「やー、これはお買い得♪」と、
あなたは持っている350円の証拠金で、25倍のレバレッジを掛け、
350円×25倍=8750円
8750円で83ドル買いました。
しばらくして、ドル/円のレートが95円になっていました。
これであなたは、1ドル95円×83ドル=7885円、
つまり、もともと8750円だった資金が7885円に減ってしまったわけなので、865円損したということになります。
ちょっとまった。
FX口座には、たしか350円しか入っていなかったはず・・・。
-515円!借金できとるやんけ!
そう、レバレッジを効かせれば、もちろん損失も倍になります・・・。
はい。これがレバレッジの恐ろしさです。
レバレッジからあなたを守る「ロスカット」と言う名の仕組み
これは話を分かりやすくするための例として、865円損したことにしましたが、
実際のトレードでは「ロスカット」という仕組みがあり、
あなたが担保としてFXブローカー側に預けてある証拠金の一定の水準を上回る損失が出た場合、
それ以上の損失を被り、証拠金以上の損失が出ないように(借金にならないように)、ブローカー側が強制的に決済してくれます。
はい。これがロスカットです。強制ロスカットです。
この強制ロスカットさんが、私たちトレーダーを守る”最後の砦”になります。
(しかし、ごく稀に、この「強制ロスカット」が間に合わないほどの強烈な価格変動が起きることがあります。
これが起きたときは、お使いのFXブローカーによっては、借金が出来てしまいます・・・。この辺についてはまた別の機会にしっかり解説します。)
ということで、
この強制ロスカットさんのお世話にならないように十分気を付けつつ、
手持ちの投資資金にレバレッジを効かせて、複利で効率よく資金を増やしていくとこが出来る、
というのがFXの最大の魅力になります。
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