どうも。投資家スケーターです。
水平線をどこに引くのか?
この問題は、私たちトレーダーにとっての至上命題であり、
この問題に対して自分が導き出した答えによって、
私たちの戦果が大きく変わってくることは言うまでもありません。
なので私たちトレーダーは、この水平線を引く場所の精度を、
日々、たゆまぬ努力で磨き上げていく必要があるのです。
ところが、
この「水平線を引く場所」というのには、
実は、正解なんてものは存在し得ないのです。
ただ唯一“在る”のは、
水平線を引くべき場所を見出す基準となる“極々シンプルなルール”と、
水平線の強弱の判断をつけるための3つのポイントのみ。
私たちトレーダーは、それらの少ない“手がかり”を元に、
任意のチャートに水平線を描き入れていく必要があるわけなのですが、
そーなって来た時に、しばしば、ある大問題が私たちの前に立ちはだかってきます。
それって言うのは・・・・、
content
「おい。同じような所に2本ラインが引けるんだけど・・・。
これ、一体どっちに引きゃいいんだよ!?」という問題。
今回の「“煮詰まった疑問”を解決すれば、それは“新しい視点”になるシリーズ」では、
水平線を使うすべてのトレーダーが苦しんでいるであろう「この問題」に対しての、
あらゆる個別具体的な事例に対して有効な対処法を示していきたいと思います。
また、この対処法は、水平線を引くべき場所の判断を付ける際だけではなく、
もはや、「トレードで迷った時」全般に使える概念になってきますので、
まぁなんと言いますか・・・、めっちゃ便利です。
というか、もう今回はトレードで勝つための肝の部分くらいの勢いの話になってきます。
なので、今回の内容は、決して、流し読みは厳禁です。
あなたのその両方のお目目から取り込んだこれから読む文章はすべて、
そのまま直通で脳内へと刻み込んでもらって、
それを明日からのトレードに、即、活かして行って頂ければと思います。
それでは本題に入って行きましょう!
まずは、今回の記事が生まれるキッカケとなった、
メルマガ読者Sさんから頂いた、「新しい視点の種メール」をご覧ください。
今回は、あなたの中に生まれる“新しい視点”をより強固なものにするために、
Sさんの「煮詰まった疑問」に対する「あなたなりの答え」を考えながら、
以下の質問文をお読みいただければと思います。
それを考えてもらった上で、
この「新しい視点の種メール」に対する「投資家スケーターの回答」をお読みくださいませね。
今回の「新しい視点の種メール」はこちら
スケーターさんこんにちは!
いつもお世話になっております。相変わらず短期足マラソンをしているのですが、
水平線の解釈で解らないところが出てきたので質問させてください。(以下のチャートはクリックで拡大表示が出来ます)
5分足チャートの赤の水平線をブレイク、
レジサポ転換したらロングしようと思ってたのですが
実際には緑の水平線でレジサポ転換しそのまま上昇しています。この場合、緑の水平線のほうが意識されていて
赤の水平線を引くきっかけになった赤丸の部分は
ひげとして解釈されたという事になるんでしょうか。それだったら、赤の水平線は引かない方が良かったのでしょうか?
それと、この位置に来るまでに何度もレジサポされずそのまま上昇というのがあったのですが、
ブレイクは基本的にレジサポをまって、
レジサポされずに上昇した場合はそのまま見送りという判断はあっているのでしょうか?お暇なときにでもお返事いただけると幸いです。
これに対する投資家スケーターの回答
Sさん、こんばんは。
投資家スケーターです。
頂いていたご質問にお答えします。
質問の内容としては、
5分足のチャートの一度ブレイクしたと見せかけて戻って来た高値にラインを引き直し、
それを基準にレジサポ転換を狙ってエントリーをすれば良いのか?それとも、元々のラインを基準にレジサポ転換を狙ってエントリーすれば良いのか?
という事ですね^^
これについては、言いたいことが”2つ”あります!
まず、基準にすべきだったラインの位置についてですが、
これはですね~。
まあ場合によりけりなのですが、
まず、Sさんもおしゃられているように、
5分でダマシになって帰ってきている高値って、
もっと上の時間足で見たら「ヒゲ」に見えますよね^^
となると、
そこに注目している人は少ないと思うので、
その「ダマシの高値の位置に引いたライン」と
「元々の何度も止められているライン」この”どちらに注目している人の方が多いのか?”ってことを、
考えて行くと良いと思いますよ!
結果的に今回は「元々のライン」の方が反応してますが、
大事なのは”注目している人の方が多いのか?”
ということを考えて行く、という部分です。
でですね。
この考えは、もうあらゆることに言えるのです。
例えば、
4時間がアップトレンドで、1時間がダウントレンド、
みたいな、「環境」が丸ごと全然違う場合。
この場合であっても、
「どっちを信じて狙ってくる人が多いのか?」
という事を考えて行くべきです!
もしもこの場合で、
日足もアップトレンドで、週足までアップトレンドだとすると、
これはわかりやすいですよね^^
ほぼ確実に、4時間のアップトレンドを基準にして
戦略を練って狙ってくる人の方が多いに違いない。
ただ、日足がダウントレンドで、週足がアップトレンド、
とかになってくると、ややこしいですね。
この場合は、
①もう「わからん」として、その場面は切り捨てる
②自分で戦略の基準にする方を決定して、
その狙いの方向へ短期足が動いてく流れを狙うこのどっちかを採用すべきかなと思います。
つまり、トレードで勝つための肝になってくるポイントは以下の3点なのです。
「このチャート(ライン、環境)を見てどう思う人が多いのか?という事を考える」
「自分はどれを採用するのかを決めて、それを基準に戦略を組む」
「自分が狙うと決めた方向へ短期足が動いて行く(転換する)所を狙っていく」
この3点をトレード毎に考えて行って、
それを自分が納得するレベルで決定することが出来た場合に限り、エントリーを狙っていく、
ということをすれば、トレードは上手く回っていくはずです。
加えて、ご自分のトレードを振り返って反省する時も、
この3点に注目して、改善点を洗い出すといいです。
これがまず一つ目の言いたい事でした。
次に2つ目。
エントリーの方法は、レジサポ転換だけじゃない、ということ。
これは、私がまだ全然具体的なエントリー方法について
一切触れていないことも原因のひとつではあると思うので、
若干申し訳ない気持ちでいっぱいなのですが、汗まず、
この場合のチャートは、5分だけで見ても、
かなりの期間、もみ合いが続いていますよね?
となれば、前提として、
「どっちかに抜けたら大きく動くかもな」
という予想が立ちます。
プラスで、直近の流れが「上」なので、
「セオリー的にも、みんな「上」を期待しているかもな」
という予測も出来る。
なので、上の場合は、「追随の買い」が入りやすと思われます。
ただし、直近が「上」だからこそ、
買いで含み益を持っているトレーダーもそこそこ居るだろうと考えられるので、
万が一「下」に行っても、その時は「決済の売り」が入りやすいと思われます。
つまり、「動いたら、追え」、このような環境に私には見えました。
であれば、ですよ。
まあレジサポ転換では入れれば、損切ラインも明確になりますし、
必然的に「深い所」で入れることになるので、それは良いに越したことはないのですが、これだけボラ的にもエネルギー的にも「動きそう」な感じの時は、
例えば、
5分足のボリバン±1σ反発を狙って入って見るとか、
5分のボリバン±2σに引っ付いて動いている間は
果敢にエントリーして、離れたら即逃げる、とか、1分足の初押しで入ってみるとか、
とにかく、何かの「基準」「規則性」をトリガーにして入ってしまっても良いと思います。
(「トリガー」=「引き金」=「きっかけ」、みたいなニュアンスで捉えて下さい。)
もっと言えば、
「どれをトリガーにしたら正解なのか?」という事を、
事前に的確に知ることは、神様しか不可能です。
なので、「自分で決める」ってことです。
経験と、直感を元に。
エントリータイミングって、
なんか「決められた型」みたいなのがあると安心できると思うのですが、
それにこだわる必要は全然ないと私は思ってます。ほとんどの人がイメージしてる「手法」ってやつですね。
これ、ぶっちゃけ、あんまりいらないのです。笑
それよりも、
「レートの反転・反発を捉える方法」で解説した通り、
「諦め」基準でエントリーするタイミングを図って、詳細なエントリーポイントとしては、
身近にある規則性のあるポイントを臨機応変に利用していけばいいです。
まぁでも、楽ですけどね、「型」通りにやった方が。
(「型」=「手法」)
でも、その「型」に縛られてしまっては、
視野の広がりようがない=伸びしろが無い
ってことに陥ってしまうと私は考えているのです。
なので、
1章で揉まれて、
2章で揉まれて、
その上で、やっと3章、4章で「型」を知った方が、
圧倒的にその「型」を活かせると思っています。
だってこの方が、その「型」の原理の部分がわかるはずですから。
となれば、最終、その「型」を捨てることも可能なのです。
なので、
結局のところは、
「な~んだ、手法なんていらないんじゃん」
ってなると思いますよ( *´艸`)笑
というわけで、
なんか全体に向けて言った方が良い事を大量に書いた気がするので、
またこの内容をブログ記事にさせてもらうかもしれません。いつも良い質問をありがとうございます^^
ではでは、またなんでもメールしてくださいね( ^ω^ )
ガンガン行動していきましょう~!
(この返信メールを書き終えた5秒後にこのブログ記事を書き始めたことはここだけの秘密です。)
というわけで、ここからは、
このメールのやり取りでの水平線の判断の仕方のポイントをまとめ&補足していきたいと思います!
エントリーに関しても言ってますが、
今の段階では深堀りしていくのは辞めときます。
これに関しては、返信内容のメールを参考にして頂ければと。
というわけで、
もう十分「新しい視点」と「気付き」を得た方は、
続きを読まずに速攻チャートに向かってもらってもOKですよ!
でも、「あ、やっぱまだダメだ」ってなったらまたここに帰って来て下さいね。笑
エントリーの基準とする水平線を引くべき場所を見極める3つのポイント
まず前提として、
あなたは水平線を引くべき場所を“根拠を持って”決定することが出来ますか?
もしも、「どこに水平線を引くべきか全然見当もつかない」という場合は、
上のリンク先のブログ記事の方で詳細に解説しているので、まずはこの記事を読んで、
水平線を引くべき場所を見出す基準となる“極々シンプルなルール”を理解して来て下さい。
(上記のリンクは記事が“別窓”で開くようになっているので、
「そう言われるとちょっと不安だな・・・」という方も、
とりあえず今クリックしておいて、後でじっくりと読んで下さい!)
そして、記事冒頭で私が言った、
「水平線の強弱の判断をつけるための3つのポイント」
この「3つのポイント」が何かはわかりますかね?
もし全然ピンと来ない場合は、
これについてをメルマガ講座にて詳細に解説しているので、
すでにメルマガ読者になっている方は
「ラインを格付けする」と「勝つことに直結する最重要ワーク」
というタイトルのメールを再度読み直してみて下さい。
まだ無料のメルマガ講座に登録していない方は、
上記のリンクからメルマガ登録して、詳細な解説が書かれたメールを受け取って下さいね。
(上記のリンクも“別窓”で開くようになっているので、とりあえずソッコーで登録して来て下さい!)
また、最近メルマガに登録したために、
「まだそのタイトルのメールが来てないよ~」って方もおられると思うので、
ここで簡単に「3つのポイント」について説明しておこうと思います!
「水平線の強弱の判断をつけるための3つのポイント」
基本的な水平線を引くべき場所の基準となる場所は、
と、この4箇所なのですが、
実際のトレードでラインを活かしてより有利に戦って行くためには、
これらの基準を元に引いた水平線の「強弱」を格付けしたり、
ラインを引く場所自体を微調整する必要があります。
そのために必要になってくるのが、
今ここで「水平線の強弱の判断をつけるための3つのポイント」と呼んでいる概念になってくるのです。
それが何かと言うと、
①ラインの強さは時間軸の長さに比例する
②サンドイッチされたラインは強い
③どーーん!の根元は強い
この以下の3つのポイントです。
では、これを1つずつ簡単に説明していきます。
①ラインの強さは時間軸の長さに比例する
超ざっくり言うと、
月足>週足>日足>4時間足>1時間足>30分足>15分足>5分足>1分足
この順番でラインは強い、という事です。
なので、この原理で行くと、
月足で引けるラインが最強で、1分足で引けるラインは最弱、
という事になります。
これが何故か?という事を理解するためには、
「そもそもなんで時間軸ってこんなにたくさんあるの?」
という事を考えていけばいいのです。
まず、これらの複数の時間軸って、どれも同じ通貨ペアのものですよね。
これは当たり前ですね。
で、
時間軸が長くなればなるほど、
それは「”その通貨ペア”を抽象的に見ている」という事になります。
だって月足って、ローソク足1本が1か月分の動きを表しているのですから。
週足だって、ローソク足1本で1週間です。
これでは細かい動きは全然見えませんよね?
具体的なローソク足の動きは、この時間軸の規模のローソク足が“出来上がっている瞬間”でさえも、
変化が微細過ぎて、チャートをよ~~~く見ないとわからないレベルなわけじゃないですか。笑
乱暴に言えば、「おおざっぱ」なわけです。
ということは、やはり長い時間軸は「抽象的」という事が出来るのです。
そして、「抽象的」ってことは同時に、「包括的」=「多くのモノを含む」とも考えられるのです。
で、相場における「チャート」ってのは、
“それ”を見て売買している世界中の人々が作り上げている物ですよね。
もっと具体的に言えば、
それを見て儲けようとしている世界中の人々の「思惑」=「思考」によって作り上げられているのです。
ということは、
「長い時間軸」=「抽象的」=「多くのモノを含む」=「多くの人々の「思惑」を含む」
ってことじゃないですか。
であれば、「長い時間軸のチャートで出来た高値」、
その場所って、「世界中の人々の思惑」がめちゃくちゃ詰まってると思いませんか?
となると、
そんな高値を基準にして引いたラインって・・・、
どー考えてもめっちゃ強いやろがい、ということになってくるのです。
しかし、「抽象的」「包括的」が故に、
「その場所が示している範囲は結構広い」とも言えるのです。
なので、
強いは強いけど、その詳細な場所となると、まー結構「幅」あるよ?
という事になってきます。
逆に、
時間軸が短くなればなるほど、
この場合は「”その通貨ペア”を具体的に見ている」という事になるのです。
で、「具体的」ってことは同時に、「限定的」でもあるのです。
「限定的」ってのは、「包括的」とは逆だってことです。
だって、例えば1分足って、ローソク足1本が出来上がるのに60秒しかかからないんですよ。
その60秒の中に、一体どれだけ「世界の人々の思惑」が詰まっているのでしょうか?
まーそんな詰まってないですよね。きっと。笑
5分足ですら300秒ですから、1分足よりは詰まっていると考えれますが、
それにしても、長期足には到底及ばないことは明白なわけです。
つまり、やはり短い時間軸は、とても「限定的」だということです。
でも、その代わり、
「世界の人々」が“瞬間的にどう思って、どう反応したのか?”
という事は、めちゃくちゃハッキリと見えてくるのです。
「おおざっぱ」じゃなくて、「具体的」「限定的」だからこそ見えてくる部分もあるのです。
だから、短い時間軸のローソク足は、
より具体的に「世界の人々を思惑・思考」を表している
と考えることが出来るんですね。
じゃあ、ですよ。
そんな「世界の人々の思惑」を「限定的」「具体的」に表した短期足の時間軸のチャートで出来た高値、
その場所には、そんなに「思惑」は詰まってないかもしれませんが、
「人々が瞬間的に反応してしまう何かがあった場所」とは言えるのです。
となると、
そんな高値を基準にして引いたラインって・・・、
強いかは知らんけど、直近では効きそうだなーオイ、
ということになってくるのです。
でですね。
ここからが大事なのですが、
この「長期足=チャートを抽象的に見ている」、「短期足=チャートを具体的に見ている」という考え方には、
今考えて行った通り、それぞれに長所と短所があるわけじゃないですか。
なので、私たちはこの長所と短所を、それぞれで補い合う様にして使って行くべきなのです。
例えるなら、
「今は長期足を信じる!」「今度は短期足を信じる!」みたいに、
時間軸の切り替えスイッチを、バチッ、バチッとその時々でON・OFFを切り替えて使うんじゃなくて、
時間軸の切り替えのツマミを、キュ~っと絞ってそのボリュームを調節して、“落としどころ”を探って行く、
というイメージで使って行くのが良いということです。
で、
この概念を水平線を引くべき場所の目星を付けて、じゃあ具体的にはどこに引いて行こうか?となった時にも、
同じようにして、ツマミをキュ~っと絞ってボリューム調節して使って行けばいいのです。
具体的に言えば、
月足、週足で「この辺が強く意識されそうだから、水平線を引いておこう!」という目星を付け、
今度はその場所を日足、4時間に落として見て「お!ここで何度も反応しているから、ここに引こう!」と決める。
その上で、実際にエントリーを狙っていく際は、必要に応じて、
その付近で意識されそうなところに短期足で意識されそうな所を基準にしてラインを引いておいて、
「ここで反発したら狙って行こう!」
と言う風に、長い足から短い足へとボリュームと調節して徐々に精度を上げていく、
と言う感じで使って行けばよいという事です。
ただし、
エントリーの基準に使う短期足の水平線ですら、
「これはビタビタに効くハズだ!」と、盲目的に信用してはいけません。
その場所で、「反転する兆し」を丁寧に拾うようにして下さい。
これについては以下の記事を参考にしてもらえれば良いかなと思います。
⇒レートの反転・反発を見極める方法(「別窓で開く」になってます)
というわけで、以上が「①ラインの強さは時間軸の長さに比例する」の“理由”と“使い方の極意”になります。
②サンドイッチされたラインは強い
ひとえに「水平線」と言っても、
「まだ一度もレジサポ転換が起こっていない水平線」や
「片方の圧力にしか耐えたことのない水平線」などよりも、
「過去に何度も上下からのレジサポ転換を繰り返してきている水平線」の方が
「より多くの人に意識されるに違いない」=「強い」、と考えることが出来るのです。
これは結構単純で理解し易い原理じゃないですか?
だって、それぞれの場合の水平線の“注目度”を考えてみて下さい。
どれが一番注目度高そうですかね?
「まだ一度もレジサポ転換が起こっていない水平線」なんてのは、
もう新米もいいところです。「新入社員」みたいな感じですね。
これからの成長の“伸びしろ”には期待できますが、即戦力としては弱いし、実力もまだまだなのです。
そこに来て次は「片方の圧力にしか耐えたことのない水平線」。
これは、「入社2、3年目のようやく会社のリズムと自分の仕事が板について来た社員」といった所。
「自分!今までずっとレジスタンスという部署に居たんで、下からの圧力には耐えられます!」みたいな。笑
もう慣れてしまっている仕事はまあ安心して任せられますが、
今までやったことも見た事もない仕事となると、「う~ん、ちょっとキビシイかな?」と言った具合です。
で、来ました。「過去に何度も上下からのレジサポ転換を繰り返してきている水平線」。
これはもう「幾度となく重要なプロジェクトをこなしてきて、実力と貫禄を兼ね備えた優秀な社員」くらいになってきます。
上からも下から、もうすでに何度も跳ね返した事があり、
だからこそ、大事な時は、彼の事をみんな頼って来て、もはや彼は社には欠かせない存在となっている、みたいな。笑
なんか「会社員」での例えが若干こじれてきた感がありますが、(笑)まぁまぁそんな所なのです。
なので、
水平線を引く場所自体は、「高・安・押し・戻りに引く」というルールに則って決めてもらえばいいんですが、
その細かい場所の話ですよね、それを調節する基準として、
「なるべく上下からローソク足(実体、ヒゲ先のどっちでも可)にサンドイッチされる場所」に狙って引いて行きましょう、
ということになってくるのです。
だって、その方が、より反応する人の数が増えるには違いないし、
となれば、「強い」ってことになるわけですからね。
これが2つめのポイント、「②サンドイッチされたラインは強い」です。
③どーーん!の根元は強い
これはですねー。まず、『いや、「どーーん!」ってなによ?』って所だと思います。笑
これはまあ言葉の通りで、それを含め、この「どーーん!の根元は強い」という意味は、
もうチャートで見ると一発でわかるはずです。
ということです。
この原理の部分としては、
「②の位置にめちゃくちゃたくさんの買いの圧力が居るから」
という風に理解して下さい。
だから、そこにレートが到達した時には、
「また同じくめっちゃ買われるだろう」、という予測が出来るってことですね。
これは“百聞は一見に如かず”な色が濃い現象なので、ここで私がごちゃごちゃ言うよりも、
ご自身で過去チャートを使い、どーーん!と伸びている所の根元に水平線を引いてみて、
「本当によく意識されるているのか?」
という事を見て行ってもらった方が早いと思います。
理論とか抜きにしても、明らかに「どーーん!の根元は強い」って事がわかると思いますよ。
以上が「水平線の強弱の判断を付けるための3つのポイント」です。
「迷った時の2つの特効薬」と「勝ち続けるための極意」
というわけで、
これにてあなたにも水平線の引く場所の判断の仕方は、もうバッチリご理解頂けたかと思います。
(注意:本当に実戦でバッチリ使えるようになるには、「自分で試して、腑に落とす」というステップが必要です)
で、それでも微妙に迷う時があるのです。
もう私も若干忘れそうになってましたが、
今回はその対処法がお話しのメインなんです。
メインディッシュに到達するまでのメニューが濃すぎて、
もうすでに「お腹いっぱい」になってるかもしれませんが、
ここからが本当に大事になってくるので、再度、集中して続きをお読みくださいね。
では行きます。
最重要ポイントとしては、
今までの話を踏まえて、その上で、
「じゃあこの場合はどう考える人が多いかな?」
という事を、常に考え、“自分の戦略の基準とする水平線”を決定して行く、
ということなんです。
「どれが正解なのか?」ってことは、事前にはわかりようが無いわけですから、
であれば結局のところ、有効なポイントをしっかり押さえて、その上で、自分が決めるしかないのです。
で、
その自分の決めた戦略の方向に動く「短期足の波=限定的だけどナウい波」だけを狙っていく。
もしくは、「わかりやすい所=自分が納得して狙っていける所」以外は捨てるか、ですね。
これはもう水平線で迷った時に限らず、
トレードのすべてに共通して必要になってくる「迷った時の行動」になってきます。
つまり、
【迷った時に取るべき行動 パターンその①】
①そのチャート(水平線、環境、目線、ボラ、時間帯、相関、などなどもう全部!)
を見て、「どう考える人が多いのか?」ということを考えて、
②その結果を「自分なりの根拠」と「経験」、加えて「直感」を元に断定し、
③その断定した結果に沿うような短期足の展開だけを狙っていく
【迷った時に取るべき行動 パターンその②】
①そのチャート(水平線、環境、目線、ボラ、時間帯、相関、などなどもう全部!)
を見て、「どう考える人が多いのか?」ということを考えて、
②それでも「いや、わかんねーよ」ってなったら、
③その場面は丸ごと捨てる
ということなのです。
延いては、これはもう迷った時だけに限らず、
トレードで私たちが取るべき行動は、この2つしかないのです。
これが「トレードで迷った時の特効薬」であり、
「勝ち続けるための極意」なのです。
トレードは「察すること」と「決める事」が仕事
というわけで、以上を持ってして、
今回の「“煮詰まった疑問”を解決すれば、それは“新しい視点”になるシリーズ」をお終いにしたいと思うのですが、
最後に一つだけ言わせてください。
トレードって、私たちトレーダーが出来る事は2つしかないのです。
それっていうのは、
「チャートの向こう側の人々の気持ちを察すること」
「自分は何を信じて、それを元にどういう行動を取るのか?ということを決める」
もうこの2つしかないわけです。
で、
このそれぞれの精度を高めていくために、
大きく言ったら、
「テクニカル分析」のあらゆる概念や手法、
あらゆるインディケーター、
あらゆる「ファンダメンタルズ分析」の概念があるわけです。
しかもこのそれぞれの中にも、とても細かくたくさん項目があるわけじゃないですか。
でも、決して、その細かい項目ひとつひとつには「優劣」って別になくて、
それぞれに短所と長所があると思うんですよ。
だから、私たちトレーダーは、その「お互いの優劣を補い合う」という事を主眼に置いて、
それらを使ってチャートを分析していくという意識を常に持って置くべきだと思うし、
「なんでそれをするのか?」「最終目的は何なのか?」という事は絶対に忘れちゃいけないと思うんです。
で、
その「なんでそれをするのか?」「最終目的は何なのか?」という答えが、
「チャートの向こう側の人々の気持ちを察すること」
「自分は何を信じて、それを元にどういう行動を取るのか?ということを決める」
この2つがその時の値動きとピッタリ合う精度をなるべく高めていく為、ということになると思うんですね。
そして、これをどれだけ突き詰めても、精度は100%には絶対になり得なくて、
だからこそ、トレードにおいては「リスク管理」が必須になってくるのです。
つまり、総じていえば、
トレードは「察すること」と「決める事」が唯一の仕事だってことです。
しかも、“あなた”ただ一人で。
これは絶対に“自分ひとり”でやんなきゃいけないんですよ。
誰かと相談して、なんてのは、それはいただけません。
「察すること」と「決める事」、
あなた自身のこの2つのスキルを高めていかないことには、
それで得た利益なんてのは「宝くじが当たった」くらいのもんなんです。
自分で「察して」、自分で「決める」。
これで得た利益であれば、それが10円でも100円でも、巨額の富と何ら変わりないです。
だってそれは、一番大事なあなたの2つのスキルの精度がもたらした結果に違いないわけですから。
その意味では、私たちトレーダーは、
相場を通して自分自身を磨かせてもらってるんですね。
めっちゃキビシイですけど、その分、めっちゃ磨かれるのです。
だからトレードは面白い、FXは面白いんじゃないかなーって最近は思ってます。
自分次第ではどこまでも上がっていける余地があるし、逆に、どこまでも堕ちれるのですから。
上がっていくには、
「察すること」「決める事」、そして、「その工程を楽しむこと」
これを、相場だけじゃなくて、普段の生活も含めた、
人生すべてで、常にリフトアップさせる意識を持って生きましょう!
というわけで、大変長くなりましたが、
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!