どうも。投資家スケーターです。
FXとはForeign Exchangeの略で、
日本名の正式名称は「外国為替証拠金取引」といいます。
また、外為、為替、海外ではForexとも呼ばれます。
今回は、そのFXの基本的な仕組みについて解説したいと思います。
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世界最大の市場で両替!
FX、為替相場は全世界の人が一様に参加する世界最大の市場です。
1日の取引高は平均して約4兆にも昇る、それはそれは巨大なマーケット。
(日本の株式市場は取引高の一日平均は28億円だそうです。比べると、いかに為替市場の規模が大きいかわかりますね。)
そして実は、あなたも意図せぬところですでにFXというものに触れたことがあるのではないかと思います。
「今日のドル円は108.12円~108.15円の間で取引されています。」
お昼ごろにテレビで流れているアレです。
聞いたことないですかね?^^
実は、広義で言えば、あれがFXというものなのです。
(詳しくは、この値段は「仲値」と呼ばれるもので、銀行が顧客に対して「今日は1米ドルを、何円に両替できるか?」ということを示したものです。
その日の東京時間10時頃の為替レートを基準に決められています。)
これから、この取引にあなたも参加していこうというわけですね。
ただ、テレビで見かける限りでは、ご存知の通り、一日通して通貨の交換レートが固定されているように放送されていますが、
これからあなたが飛び込むFXという世界では、1分、1秒単位でその価格が変動しています。
むしろ、一瞬たりとも同じ値段で止まってることなんてないくらいの勢い。
そんな、その刻々と変動している値段を見ながら、「ここだ!」と思った値段で、
あなたのお金を両替して(注文を出す)、
「ここだ!」と思ったところで、また両替し直す(決済する)、
ということをやっていこうというわけです。
その両替の際に出た差額でも儲けようというわけですね~。
そして、
この「両替すること」を、
「トレード」と言います。
これが、FXです。
この「トレード」で出た利益を「為替差益」、出た損を「為替差損」と呼びます。
(為替差益のことを”キャピタルゲイン”とも呼びます~。まぁ、呼び方はそんなに重要ではないですが^^)
簡単な例で考えてみましょうか。
例えば、あなたはFX口座に100円を入れているとします。
現在のドル/円のレートは100円。
あなたは持っている100円で1ドルを買いました。
しばらくして、ドル/円のレートが110円になっていました。
よっしゃ、よっしゃと、あなたは持っていた1ドルを売りました。
あなたの持っていたその1ドルは、
その時のドル/円のレート、110円で売ることができます。
おめでとうございます。これで、あなたは10円儲けることが出来ました。
これが為替差益です。
今、あなたのFX口座には110円あります。
数日後、ドル/円のレートが105円まで落ちてきていました。
「やー、これはお買い得♪」
とあなたは持っている110円のうち、また105円分で1ドルを買いました。
しばらくして、ドル/円のレートが95円になっていました。
残念でした。これで、あなたは10円損したことになります。
これが為替差損です。
FXは、自分の資金を外貨に両替して、またし直し、いかに為替差益を生み出すか、というビジネスです。
(国家間の通貨の金利の差を狙って利益を出す方法もありますが、
このブログでは為替差益をおもに狙っていくので、基本、無視します。
ちなみに、この金利の差で得た利益のことを”インカムゲイン”と呼びます。)
相場が上がろうが、下がろうがどちらもチャンス
FXの注文は、もちろん「買い」は出来ますが、「売り」もできます。
これ、かなり重要です。
これは株式などの現物があるものと違って、FXは「通貨同士の交換レート」という性質の為なのですが、
この辺の仕組みを初心者のうちからカッチリ理解しようとすると、
「?」になると思うので、今はそんなに深く考えなくてもいいです^^
とにかく、「買い」も出来るし、「売り」も出来る。
株式なんかでは、基本的には「買い」しかできません。
(「信用売り」というのもありますが、銘柄によっては「買い」しかできないものもあるし、出来たとしてもなにかと制限が多いようです。)
つまりFXは、
相場が上がっても儲けることが出来るし、
下がっても儲けることが出来る、
ということです。
いまはこのことさえ分って頂ければそれで十分です^^
ざっくりいうと、「トレード」はその時レートが示している価格から、
「上がるのか?下がるのか?ということを予想するゲーム」です。
(あくまで、”単純化して言うと”です。”本質”は深海のように深いです・・・。)
で、上がると思えば「買い」で入るし、下がると思えば「売り」で入る。
どちらへ動くかわからないなら、取引を見送ります。
もちろん、あくまでもどちらへ動くか”予想”するだけなので、
当たる時もあれば、ハズレる時もあります。
トレードとは、そうやって利益や損失を出しながらも、
最終的には利益が多く残ればいいよね、というものなのです。
24時間、やってます。
為替市場は眠りません。
月曜日~金曜日(正確には土曜日の早朝まで)は、24時間いつでも取引が出来ます。
そのため、朝から夜まで仕事があるサラリーマンでも副業として取り組みやすいです。
そして、為替相場のメインとなる一番盛り上がる時間帯は、
日本の夕方にかけて、深夜12時頃までです。
これも、私たち日本人、そしてサラリーマンの方なんかにはうれしいところじゃないですかね^^
しかし、土日がちゃかりお休みなので、
仕事がお休みで、たまには朝からもうガッツリトレードしたいサラリーマンの方には少々悔しいところではあるかもしれませんが、
為替相場だって週末は休みたいのです。
あと、米国の祝日も流動性がガクッと落ちるので、ほとんどお休みみたいなもんです。もう全然動かない。
世界の中心はやはりアメリカなんですね~。
逆に、日本の祝日とかでも全然普通に取引できるので、その辺は嬉しいところです^^
あと、夏休みやクリスマスの間も、もちろん取引出来ますが、
参加者の大部分を占める外国人投資家たちが、しっかりバカンスには入ってしまうので、
取引量が極端に少なくなります。
さっきからちょくちょく出てきているこの「流動性」という言葉。
これは後々詳しく解説しますが、
取引量が少なく流動性に欠ける相場では、トレードはお休みした方が無難です。
今は理由はともかく、「流動性に欠ける相場は損しやすい」と覚えておいてください。
気が向いたら、その場所が職場
ネット環境さえあればパソコンやスマホでどこにいてもトレードが出来ます。
つまり、トレードで稼いでいけるようになれば、
インターネットに繋がったパソコン、もしくは、スマホがあれば、
もうその場所があなたの「仕事場」になっちゃうというわけ。
近年のインターネットのインフラが整いまくったおかげで、本当にどこにいてもほぼノンストレスでトレード出来てしまいます。
ほぼ世界中どこにいてもトレードが出来る。
つまり、FXで稼げるスキルさえ身につけることができれば、
あなたは世界中どこでも自分の力でお金を稼ぐことが出来る=生きていくことが出来る、ということになります^^
手数料が激安
FXは取引用の口座開設も無料で出来るし、維持費もかかりません。そして、取引にかかる手数料もゼロです。
唯一、「スプレッド」というものが取引するためのコストになります。
この「スプレッド」というのは、
「買い値」と「売り値」の”差”のことを言います。
そして、この「スプレッド」に関しても、最近はありがたいことに、
各FXブローカーの間で「いかに狭いスプレッドで提供してお客を集めるか」という競争になっているので、
私たちは使うブローカー選びさえ間違えなければこの部分もほとんど気にすることなくトレード出来ちゃいます。
これについても、また別の機会に詳しく解説しますね^^
破壊力は抜群
FXは半端じゃないパワーを秘めています。
特に自分の手持ちの資金が多ければ多いほど、そのパワーはより強いものとなります。
FXの力を持ってすれば、個人が個人のチカラのみで億万長者になることも十分可能。
その使い方を間違えれば、逆にアッという間に破産することも可能です^^;
その強力なパワーで幸せになるか、不幸になるかは、そのひと次第なのです。
そしてFXに限らず相場の世界は、
「9割の人が負けていて、勝っているのは残りの1割」
と言われているとても厳しい世界です。
そのパワーを正しく使いこなせている人は1割しかいないというわけですね。
しかし、1割といえども、全体の参加者の数が半端ないので、なにげに勝ててる人は多いような気が私はしています。
もちろん、負けている人も半端なく多いわけですが。
個人的には、
「継続的学習」と、その学んだことを徹底的に「検証」し、
それを情熱を持って繰り返せば、
その勝ってる1割りの中に入ることは全然可能だと思ってます^^
「インプット」と「アウトプット」。間違いなく、これがトレードで勝つための秘訣です。
これのどちらが欠けても、トレードはなかなか上達しないのです。
と、FXを学び始めた当初、「アウトプット」を疎かにしていて、ひどい目に会いまくった私が言うからには間違いないです。笑
はい。というわけで、これがFXです。
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