どうも。投資家スケーターです。
今回のOUT TAKESでは、
先日、私が実際に行ったトレードを解説していきたいと思います。
今回のトレードを行うにあたっての私の相場の見方、ターゲット・損切りポイント決定の根拠、
リアルタイムで見ていたポイントをシェアすることで、
あなたにとって、どこか少しでも参考になる所があれば幸いです。
というわけで、早速解説の方に入って行きたいと思います。
今回のトレードの作戦名は、
「長期足節目反発からの短期足完全試合」です。
(まだメルマガのプレゼントの「資産構築型トレードノート」を手に入れていな人は、
いきなり「作戦名」とか言われても困惑するかもしれませんね。笑)
今回のトレードは、2017/2/7の東京セッションのオープンからロックオンして、
2/8の深夜0:00頃にエントリーしたのUSD/JPYでのトレードです。
ではでは、日足から見ていきます。
(チャートはクリックで拡大して見ることが出来ます。)
日足がようやく「抜けましておめでとうございます」した後、
その下落の勢いは日本時間の明け方6時頃のNY市場のクローズと共に終了。
そんな感じで2/7の相場に突入したわけです。
となれば、狙うは「売り」のみ。
しかも、黄色ライン(112.56)に引き付けての「売り」しか狙いません。
それ以外は徹底的にシカトします。
何故なら、大統領選後の急上昇の中で、
唯一と言っていいほどのしっかりとした押し目を付けた赤ライン(111.87辺り)が直下に控えているからです。
というわけで、お次は4時間。
4時間足で見ると、直近はしっかりと波形を描いたダウントレンドな感じ。
ボラはそんなに高くはない、というか、収縮してきているようですので、
ここらで一旦揉み合って、その後、上か下かにどーーーんと行くかな~というところ。
お次は1時間足。
そろそろ、その日の相場の状況が見えやすい時間足の規模になってきますよ~。
東京勢がオープン早々仕掛けてきてました。
ボラが縮小している最中のレンジでの、直近の流れの方向へのレンジ上限からの逆張りは、結構有効です。
しかも、この場合は1Hで見た斜め下に傾き始めたボリバンの-1σとのファーストタッチの局面です。
「日足でやっとやっとの抜けましておめでとう!」
+
「下に傾き始めた1H足のボリバンの-1σとのファーストタッチ」
+
「短期足ボラ縮小中のレンジ上限(=上からの圧力がかかる)」
これだけの「下」の根拠を重ねられれば、十分売ってみる価値はあります。
ただし、
直下に日足の強そうな節目が真下に控えていることと、
「東京勢にそのままレンジをブレイクさせて、
さらには直下に居る日足の強い節目も突破してダウントレンドを発生させる力はあるのか?」
ということを考慮に入れることを、決して忘れずに。
と考えれば、
欲張らず-2σタッチで利食いか、見ても-1σ割れで逃げるのが良いかな、
という事を、事前にプランとして考えておくことが可能になります。
エントリーして逆行した時の損切りは、
この時の5分足で見たボラティリティから考えて、ボリバン+2σから大体5Pips逆行くらいで逃げるか、
ボリバン+2σの外で終値確定で逃げておけばいいかと。
そのくらい上に動けば、1H足でも-1σを割ったことになるので、
ワッとそこまでの下落に乗って売ってきた連中の利確が入ってもおかしくないので。
と、話が逸れました。
が、
再度1H足に戻って、もう一度話を逸らします。
ロンドン勢は登場してまずはあいさつ代わりにと、
下落を期待して売りを仕込んでいた東京勢を木っ端みじんにしに来てました。
やはりロンドン勢はイジワルでした。
東京時間での値動きから、どこに損切り注文が溜まっているかを予測しておいて、
ロンドンオープンからいじめっ子の背後にピッタリと寄り添い、
いよいよちゃん達の損切り注文を狩りに行った動きにサクッと便乗!
(参照:為替相場の時間割 ~”ロンドンセッション”と”NYセッション”~)
やはりこの作戦は有効ですね~。
今日の流れから言えば、直近の強い下落のイメージがあるので、
まあ東京時間はレンジだったわけなんですが、
更にもう一段下落をするイメージを持って売って来ていた人が多いのではないかなと思います。
ま、わかんないっすけどね。本当の所なんて。
あくまで予測。
しかしながら、根拠がある予測です。
これが大事なのであって、これはたくさん相場を見てその予測が当たる精度を上げていくしかありません。
その上で、信じる。これしかないです。
で、それを踏まえると、ロンドンセッションに入ってからは、
下落のシナリオとしては、一旦上に振ってからの下げ、
上昇のシナリオとしては、東京の高値を上抜いて一気に上昇。
揉み合いのシナリオとしては、東京の高値をチョイ上抜き、お次に安値を更新して、
まだまだ下に行くか~!?と思わせといての戻して沈黙、になるかな~なんて考えてました。
ただ、
あくまで今回の狙いは黄色ラインに引き付けての「売り」なので、
この位置でどうなろうが、余裕で無視します。
というわけで、1時間足でもう少し時間を進めてみましょう~。
というわけで、ロンドンセッションでレンジ上限まで登った後、
NYセッション&コアタイムのハイパワーな状態で、
画像内の説明通りの「よく見ますね~」な揉み合いが1H足レベルでは発生していました。
東京セッションで底を作って、ロンドンセッションで急上昇して、NYセッションで揉み合い、
レートはいよいよ黄色ラインへと向かってきた・・・・というのがここまでの流れ。
(・∀・)ニヤニヤ
ここまでの流れを15分足で見てみましょう。
いい所でレンジになってますね~。
後は、石が投げ入れられるのを待つばかりです。
ということで、いよいよエントリーを狙っていきます。
(って、先の値動きがもう見えちゃってますが・・・笑)
エントリー後の作戦としては・・・
これが「短期足完全試合」です。
直近の上昇に乗ってきた連中の心をへし折る度に売り増して行くというヒャッハー!な作戦。
ターゲットの場所を黄色ラインにした理由としては、
5分で見て上昇の起点になっているし、15分で見ても上昇の起点になっているので、
ここは一旦止められるだろうという見通しなのと、
長期足のボラティリティからしても、時間帯的にも、さすがにここを抜く力はないのかなと思ったからです。
というか、届いたら万々歳。
むしろ、届いてくださいお願いします。
万が一、ここを下抜いてガンガン下落していったとしても、
すぐ下に控えている日足で見た明らかに強そうな節目のラインを下抜かない限りは、
絶対に途中からは追いかけない。
それでは、私がエントリーするまでの心境を、ダイジェストでどうぞ。
この「お!」の時点で、時刻は丁度深夜0:00。
実は、個人的には0:00~6:00はかなりホットな時間だと思っています。
(これはメルマガの時間帯のお話しのところでその理由をお伝えしています。)
そのホットタイムに突入するや否や、ついに仕掛けてきたか!と思って見てました。
まずはレンジ上ブレイク失敗のシナリオを試す為、
ここからは1分足に切り替えて、この上昇が否定される所を狙いました。
・・・・。
遂にラインに到達。打つ準備。
「ラインタッチで上昇の燃料切れ確認!売りぃぃぃぃ!」
と、
ここまでかなりの時間を待ちまくったので、堪らずもう「売り」をぶっ込んじゃいましたが、
冷静になってみればここで「売り」を打つのはちょっと早すぎます。
ここで「上十字」が出てますが、
「上十字」は「買いの勢いがまだまだ強力だぞ」というローソク足のサインです。
なので、やっぱりここで売るのは結構危険だったなと反省。
ですが、
ここで思い出してほしいのですが、
この黄色ラインっていうのは、日足見て2回もガッツリ下落を止めたラインなわけです。
それを下抜いて、またレートが登ってきて、
いよいよ下方向からファーストタッチしましたよ、という局面が”今”なのです。
なので、
これでスッと上抜かれたら、もうそれはギャグやろ、と。
ま~どう考えても一度は反発するよね、と。
そんな思いが私の中でめちゃくちゃ強かったので、もう早々に売りをぶっ込んだわけです。
とはいえ、何が起こるかわからないのが相場なので、やっぱり反省。
この場合の1分足のボリバン+1σは、5分足のボリバン+2σに相当します。
なので、緑✔の場所を持ってして「あ、5分のレンジに戻ってきた」となるわけで、
そう考えると、やっぱスケーターさんちょっと売り急ぎ過ぎてます。
無事、第二関門突破。5分足に切り替えます。
積み増し成功です。
今考えれば、スケーターさんに売りのバイアスががっちり掛かっていて、
若干前のめり気味になってきているところが気になります。反省。
さっきから何故、私が怪しんでいるかと言うと、
単純に「短期足で誰が見ても明らかに売りたい形になって来たから」と言う理由もありますが、
それにプラスで・・・・
テクニカルはどの時間足でも共通なのです。
週足の中に日足があり、日足の中に4時間足があり、4時間足の中に1時間足があり、
1時間足の中に15分足があり、15分足の中に5分足があり、5分足の中に1分足があるわけです。
そして、それぞれがそれぞれでテクニカル的根拠が存在するポイントがあるのです。
それが指し示す「意味」というものを、私たちは淡々と受け入れて、
その後の値動きのシナリオを立てる材料にして行かなければなりません。
しかも、長い時間足の影響力は、短い時間足よりも強いのです。
ゴール到達ならずでルール通りに手仕舞いです。
「完全試合」はならずでしたが、「ノーヒットノーラン」くらいは行ったんじゃないでしょうか?
スケーターさんのトレード、いかがでしたでしょうか?
長期足の流れと節目を確認して狙うポイントと方向を定め、
狙えるポイントまでレートが来るのをひたすら待つ。
そのポイントに来るまでのレートの動きから、相場に溜まったポジションを把握することに努めて、
時間帯とボラティリティの拡大(パワーの流入)を意識しつつ、
長期足の環境が味方する方向へ、逆張りの早いタイミングで入って行き、
エントリー後は短期足のトレンドを、節目節目でポジションを増やしながら追いかけていく。
ポジションを3つ以上持ったら、ルールに則って手仕舞い、ゴールに到達したらバチンと利食う。
トレード中は時間足を適宜切り替えて、
「各時間足のチャートでは、現在のレートの位置はどう見えるか?」ということを確認しまくります。
トレード中は色んな可能性を考えっ放しなので、PCから目が離せなくなります。
これが私のトレードスタイルです。
要は、水平線と水平線の間を欲張りながらも慎重に狙っていく感じですねー。
そして解説してて自分でも思いましたが、ボリバンボリバンと非常にうるさい。笑
ただ、ご覧の通り、私はボリバンをかなり信頼していて、
これは今までずーっと使い込んできたからです。
なので、必ずしもあなたが、
ボリバンを使えばトレードし易くなるなんてことないと思いますので、そこはご注意下さいね。
これからボリバンを極めていくんだ!と言う人以外は、いきなり実戦では使わないこと。
どのインディケーターでもこのことは言えます。
まずはFT3やデモで使い込みまくってから実践に投入して下さい。
じゃないと、実際の自分の大切なお金がかかっている状況では、
自分の分が悪くなった時に、そのインディケーターを自分の都合のいいようにだけに解釈してしまいやすいです。
藁にもすがる気持ちで、インディケーターにすがっちゃうという現象。
悲しいかな、この現象はめちゃくちゃ起こります。で、逃げ遅れて大ダメージを負います。
これじゃイカンのです。
実践では使い慣れた武器しか使わない。
このスタンスで行きましょう。
そして、ポジションの積み増しも、結構ストレスがかかると思うのでご注意を。
短期のトレンドフォローで積み増すなら、
「もうこのトレードは含み益が0になっても全然いいや」
と言う前提が無いとまず無理です。
この前提が無いと、プロスペクト理論に食われて逃げ遅れる可能性が高いです。
うっかり逃げ遅れれば、
あっという間に含み損が半端じゃないことになります。つまり、死にます。
しかしながら、上手くいけばドカン!と利益が出るのです。
今回のトレードで言えば、
約66Pipsの下落で、合計約120Pipsも取れちゃうわけです。
つまり、話が早い。なので私はこのやり方を選んでいるのです。
(この手法の詳しいやり方はメルマガのプレゼントでお伝えしますね!)
しかしながら、
この手法を使うにあたって、別に何か特別なことをしているわけではまったくありません。
基礎的なことを各時間足に当てはめ、その時の状況をなるべく色んな角度から把握するように努めて、
その上で、
長期足が伸びていく中を、短期足で見てエントリー出来るところ全部でエントリーしているだけなんですね。
なので、あなたのトレードにも参考になるところがおそらくは沢山あったはず。
というか、あって。お願い。笑
というわけでですね。
また、参考になりそうなトレードがあれば、こうやってシェア出来ればなと思います。
ではでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました!
次へ⇒実弾トレードで戦果が振るわない時に、特に気をつけたい”3つのこと”
はじめまして(^^)
長期足節目反発からの短期足完全試合ってすごいネーミングですね。
人気ブログランキングで上位にいらっしゃったので今回はじめてブログ拝見させていただきました。
記事やデザインがとてもかっこいいなと思ってます。
今後ともよろしくおねがいします。
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Dakar