どうも。投資家スケーターです。
前回記事(⇒お小遣い稼ぎ・・・どころの話じゃない)でもお伝えした通り、
やはり”自由への道”は楽なものではありません。
ただ、あなたが強い目的意識を持ち、本気でFXに取り組めば、
「自分の腕ひとつで、”場所・時間”に縛られず、自由に稼ぐことが出来るスキル」
をきっと身につけることが出来ます。
しかし、
この”一生もののスキル”の習得を目指していく上で、一番恐ろしいのが、
「果たして自分は成長しているんだろうか?」
という言い知れぬ不安に襲われて、
それまで激しく燃えていたモチベーションの炎が消え、
成功までの道のりを進むことが出来なくなってしまい、挫折してしまうことです。
この不安は、トレーダーとして”結果が出始めるまでの過程”で、誰もが抱きます。
言わば、”成功”を阻む一番の強敵と言っても過言ではありません。
この強敵に負けず、決してあなたが「成功」までの歩みを止めないよう、
今回は、「FXトレーダーの成功曲線」というお話しをしたいと思います。
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トレードは”学問”ではない
あなたは今、「トレード」というものについて、
どのようなイメージをお持ちでしょうか。
学校で勉強した「数学」や「物理」の様な、
「学問」のようなイメージでしょうか?
私がFXを知ったばっかりの頃は、
トレードに対してそういったイメージを持っていました。
なので、沢山の知識を学び、それを覚えさえすれば、
勝てるようになるんだと思っていました。
しかし、実際のところは違います。
トレードはどちらかと言うと「スポーツ」や「芸術」に近いです。
なぜなら、
FX(に限らず相場というものすべて)には、「答え」というものが”ひとつだけではない”からです。
その時その一瞬の相場に対する「答え」はいくつも存在し、どれを選ぶかはあなた次第。
そして、どの「答え」を選んだとしても、
それが正解になるか不正解になるかは、
その後の”あなたがとる行動”によっても変わってきます。
つまり「数学」や「物理」のように、「この時はこうするのが正解!」みたいなのは
ない
ということです。
そんな”答えのない世界”で、あなた自身が「答え」を見出し、
それを「正解」へと変えていかなくてはならないのが「トレード」というものです。
また、トレードというものは実に沢山の要素が絡み合って成り立っているもの。
トレード技術を向上させるためには、
その構成要素を、ひとつずつ磨き上げなくてななりません。
この事をわかりやすく考えるために、
まずは、バスケットボールを例にして考えてみましょう。
バスケットボールをプレイをするには、
まずは”基本的なルール”を知らなければなりません。
最初はジャンプボールというものから始まるということ、
ドリブルは手で行い、
足は使っちゃいけない、
ダブルドリブルやトラベリングなどのバイオレーションに始まり、
ホールディング、
チャージング、
ブロッキング、
イリーガル・ユース・オブ・ハンズ、などのパーソナル・ファウルなどの、
基本ルールを知らなければ、まずまともにプレーすらできません。
得点だって、ゴールに入ればただ1点が入るってわけじゃなくて、
フリースローは1点、
スリーポイントラインの内側からは2点、
その外側からのスリーポイントシュートは3点などのルールがあったりと、
実際にプレーする前に、
最低限知らなければいけないルールが山ほどあるわけです。
(それにしても、バスケはちょっとルールが多すぎです・・・^^;)
その上で、
体力をつけたり、ドリブルやシュートなどの基礎技術を磨いたり。
もちろん、一人でゴールを目指すわけじゃないので、
仲間とのパスワークや団結力も磨き上げなければならない。
プラス、
いざ”試合で勝つ”となると、試合当日に向けてのコンディション管理も必須。
試合前の相手チームの分析を元に戦略を立てたり、
試合中はいかにチームとして自分が機能できるかを考えて動いたり、
いざボールが自分の手元に回ってくれば、
それを奪おうとしてくる相手プレーヤーとの駆け引きもあったりするわけです。
ざっと考えただけでも、バスケットボール選手として結果を出すためには、
様々な要素を磨き上げなければいけないということがわかります。
今回はたまたまバスケという団体競技を例に挙げましたが、
テニスやゴルフなのどの個人プレーの競技でもまったく同じで、
それは実に様々な要素から成り立っています。
基本ルール×基礎体力×基礎技術×心理戦×自己メンタル
さらに、スポーツの場合はこれに
生まれ持った身体能力×才能
という要素も絡んできます。
といった具合に、
トレーダーとして結果を出すためにも、
これと同じく様々な要素を磨き上げる必要があります。
まずはFXで使われる用語、
証拠金とロットの関係、
通貨ペアの種類、
チャートの見方などのFXの基本なルール。
それを踏まえた上で、
「リスク管理」と呼ばれるあなたの資産を守るための資金管理術。
ダウ理論やエリオット波動、
インディケーターや集団心理などを用いたテクニカル分析的な戦略や戦術。
利食い、損切りなどの決済の技術。
スポーツの場合もさることながら、
とりわけトレードは自分のメンタルによって大きく結果が左右されますので、
それを管理するセルフマネジメント能力も必要不可欠。
さらには、どの市場にカネが流れているか?
といったお金の流れを読む力だったり、
ファンダメンタルと呼ばれる”国際情勢”を読み取る力も必要だったり・・・。
トレードも本当にたくさんの要素で成り立っています。
しかし、
トレードの場合は、
生まれ持った身体能力や才能などは不必要。
この点は、スポーツや芸術と少し違いますね^^
とはいえ、
やはりこの様々な要素を磨き上げるには、
それ相応の時間と労力がかかります。
なので、トレードで勝つためには、
数学の公式のように、「これに当てはめればOK!」みたいなものはなく、
スポーツや芸術のように”自分の知識と経験と、
それに裏付けされた自信”を地道に磨いていく他ないのです。
トレードの”理想”と”現実”
以上の事から、トレードは”学問”ではなく、”スポーツや芸術に近い”ということ。
であれば、
その成長スピードも、もちろん人それぞれによって違うし、
成長するために必要な要素も、人それぞれに違うということになります。
つまり、
”トレーダーとして結果が出るまでの道のり”も、
人によって大きく違うということです。
たとえ同じ説明であっても、
ある人にはちっともピンとこずまったく理解できなかったような事柄が、
あなたにとっては、霧が晴れたように思考が繋がり、
トレードがみるみる上達するようなきっかけになったりもするわけです。
さらに、
トレードというものは、
あなたが今まで生きて生きた中で、
全く経験したことのない部類に入るものです。
それは、
「お金でお金を生む」
ということ。
この現象は、今までの日常生活の中で考えれば、まずあり得ないことですし、
到底、すんなり受け入れられる現象ではありません。
それ故に、
「トレード」には、それ相応の”恐怖”と”欲”というものが、どうしても付き纏います。
この事に対する免疫も、ホントに人それぞれです。
2000円以上の損切がどうしても受け入れられず、
苦痛で苦痛でしょうがない、という人もいれば、
1万円の損切りなんて余裕です。鼻クソほじりながらでも出来ます。
なんて人もいます。
この点もまた、その人の成長スピードに大きく関係してきます。
しかし、
常識的な感覚を持つ、ほとんどの人が、
「なるべく多く儲けたいけど、損は1円もしたくない。」
と、考えてしまいます。
こう考えてしまうのは極めて”普通のこと”なんですが、
トレードでいち早く結果を出したいならば、
この考えはなるべく早く捨るべきです。
トレーダーとしての成功を目指す上で
多くの人の前に、まず第一の壁として立ちはだかるであろうのがこの部分です。
「儲けたい」
だが、
「損はしたくない」
要するに、「お金に対する執着」です。
この、「お金に対する執着」からいかに思考をズラせるか、
という点が、トレーダーとしての成功を掴むための、一番重要な部分だったりします。
矛盾しているようですが、
トレードで”稼ぎたい”なら、
「稼ぎたい!」という気持ちをなるべく早く捨てるべきです。
この気持ちを持っているままだと、
トレードが上手くいかない上に、精神的にもかなり辛くなってきます。
「稼ぎたい!」と強く思えば思うほど、思ったより「利益」は残らなくなるし、
「損したくない!」と強く思えば思うほど、「損失」はあなたに近寄ってきます・・・。
ではなぜ、この「稼ぎたい!」という気持ちを抱えたままトレードを行うことがいけないのか?
「損したくない!」と思うのがなぜいけないか?
と言うところなのですが、
別に私全然バスケ好きでもなんでもないんですけど、
またバスケで例えて言うと、
稼ぐことにフォーカスしたままトレードをするということは、
試合中にずーーーーっとスコアボードばっかり見てプレーしてる
みたいな状態と一緒なんです。
もしあなたのチームに、そんな選手がいたら
「いやいや!プレーに集中しなさいよ!!」
「そんなんじゃ勝てないよ!!」
と、怒鳴りたくなりますよね?笑
そして、
「損したくない!」という気持ちを抱いてトレードをするということは、
「1点も相手に奪われたくない!そんなの嫌だ!!」
と思っているのと一緒なんですよ。
さすがに無理ですよね?笑
どうしても何点かは取られちゃいますって。
点が取られるたびにいちいち、
「うわ・・・もうダメかも・・・」なんて凹んだり、
「ちっくしょ~!絶対に許さん!!」なんて腹を立てたりしていては、
試合に勝てるわけがありません。負けて当然です。
なにより、疲れて疲れて仕方がないでしょう。
そんな1点や2点は捨ておくんです。
すぐに頭を切り替えて、次、自分たちが点を取ることに集中する。
そして、無駄な体力はなるべく使わない。
トレードも同じです。
試合中はもちろんプレーに集中する。
相手の動向を読むことに全力を出すんです。
試合中にスコアボードは見なくていい。見てる暇なんかないんです。
そして、
何点奪われようが、トータルで最後に勝ちゃいいんです。
「稼ぐことから焦点をズラし、”良いトレード”を行うこと自体に焦点を合わせる」
「損失は潔く受け入れる」
まずはこの部分です。
これができるようになって、ようやく、
あなたはトレーダーとしての”本当のスタート”を切ることが出来ます。
トレーダーの成長曲線
あなたはなんとか1つ目の壁を乗り越えて、
トレード自体に焦点を合わせることが出来るようになりました。
そこからあなたの成長が始まります。
しかし、
ここでもまた、あなたの前に「理想と現実のギャップ」が現れます。
あなたは毎日、
仕事が終わった後の、本来ならばゆっくり休みたいであろう、
貴重な時間を使ってトレードの学習に励みます。
本を読んだり、ブログを読んだり、
勇気を出して買った教材で学んだり。
もちろん、学んだことも即検証&実践。
インプットだけじゃなくアウトプットも忘れません。
そして、
仕事の休憩中も空いた時間を見つけてチャートをチェック!
脳内でエントリーしたつもりで相場を観察する「エアトレード」も欠かしません。
もうどっぷりFX漬けの生活です。
「すべては・・・・・自由のために・・・・!!」
大変結構なことです。
普通の人ではなかなか出来ることではありません。
しかし、
いざ実戦になると、ちっともうまくいかない・・・・。
チャンスを待つべきだとわかっているのに、
チャートを見た瞬間にそれがチャンスに見えてエントリーしてしまったり・・・。
結局それは損切りになり、
悔しくてすぐ逆方向にエントリーしてみたり・・・。
そもそも、あれだけ勉強したのに、
実際のチャートになると全然どうしていいかわからなくなったり・・・。
「これだけ勉強して、検証もしているのに・・・。」
「このままやってても勝てるようになるんだろうか・・・?」
「やっぱり、おれ、向いてないのかな・・・。」
はい。
これがトレードの2つ目の罠です。
「やってもやっても上達している気が一向にしない。」
この理由で脱落する人がとても多いです。
しかし、
これは非常にもったいない。
正しい学習方法ならば、
やったらやっただけ成功に近づいていることは間違いないんです。
問題は、
皆が頭に思い描く理想の成長と、
トレーダーとしての成長の現実が大きく乖離していることにあります。
ほとんどの人が頭に思い描き、無意識で求めてしまう成長度合というのは、グラフにするとこのような感じです。
赤色の線が、ほとんどの人が思い描く、理想的な成長の度合いです。
時間と学習量が増えるのに比例して、
結果もどんどん出ていき、”成功”に到達する
「こうなるはずだ!」、
「こうならないとダメなんだ!」
なんてことを、皆、無意識に思ってしまっているのです。
なので、
やったらやっただけ結果が出ないと、
「これだけやってるのになんで結果が付いてこないんだ?」、
「向いてないのかも・・・。」
となってしまうわけなんですね。
しかし、
本来のトレーダーとしての成長曲線は、これとは少し違っています。
というか・・・・、だいぶ違います。
”本当の成長曲線”を見てしまうと、
まだFXの学習を本格的に始めてない人は、
かなりショックを受けてしまうかもしれません。
ヘタすれば、
もう端からやる気が起きてこなくなってしまうかもしれません・・・。
しかしながら、
私は、是非あらかじめこの「事実」を知っておいて欲しいと思うのです。
途中で挫折して、
それまでの貴重な時間を無駄にしないために。
あなたがトレーダーとして成功を目指し、
自由を掴み取るためには、
必ず知っておかなけらばならないことなのです。
心の準備はよろしいでしょうか?
では、
衝撃の事実をお見せしましょう・・・・。
これが、
トレーダーの成長曲線です。
長い長い潜伏期間を経てからの、
どっかーーーーーーん
です。
いかがでしょうか?
結果が出ない期間がどれだけなのかは、
その人次第でしょうが、
基本的には、トレーダーとしての成長の過程は、このようになるのは間違いないのです。
私はこの話を知って、
「なるほどね」と、
妙に納得してしまった記憶があります。
「どおりでなかなか勝てないわけね。」と。笑
ただ、同時に、この「成長曲線」にはなんだか「夢とロマン」みたいなものも詰まってるな、とも思いました。
そして「この話を知れてよかった。」と心から思いました。
だって、
頑張ろうって気になるじゃないですか。
たとえ、今はなかなか自分の思うようにならなくても、
いきなり「どっかーーーん」来るんなら。
何回口座を吹き飛ばしても、
メンタルがズタボロになっても、
FXを学び続けることを止めなければ、
きっとおれはいつか、どっかーーーん来るんだ、と。
そう思えるじゃないですか^^
そのためには、
スコアボードをただいつまでも見つめていても始まりません。
そんなんじゃ、どっかーーーん来ません。
目先の事はとりあえずは考えず、
今できることに全身全霊をかけて取り組む。
で、
もうなかなか結果が出なくても、
それは”当たり前なんだ”と割り切る。
いや、もちろん手は抜きませんよ?
けど結果は後でいいんだとキッパリ割り切って、
自分を信じて、日々全力で、
一歩でも前に進み続けることが大事です。
その結果、
「あ!これ、おれどっかーーーん来たわ!!」
と思うことが出来てから、
それまで我慢してきた分まで大きく稼いでやればいいんです。
意識を「稼ぐ」ということろからズラすこと。
結果は後からついてくると信じて、日々、前に進むことだけに集中すること。
この2つを続ければ、
そう遠くない将来、あなたはきっと、どっかーーーーーん来ます。
次へ⇒1章を始めるにあたって
いつも丁寧な解説ありがとうございます。頭で分かっていても、実践となるといつも先が読めないものです。まだまだ自分の中に確立したものがないからでしょうか?もっともっと熟読して、検証してという作業をやらなければと自覚しています。
稼ぐとゆうことを、「少しずらす」!
言葉では簡単なように思えますが
中々に大変な心の持ち方のように感じますが、必ず身に付けていきます。繰り返しこのブログにかえり、
読込、自分の言葉で言えるようになります。このブログを私の道標としていきます。これからも宜しくお願いします。
この内容も良かったよーー!
楽しく読めちゃうね。現在、暗中模索、五里霧中、地下迷路でたいまつ持って進んでる感じ。実際には入ったことは無いけど。最近わかってきたことは、正解を求めると逆にハマると言うこと。
Twitter でスケ様のことを知り、メルマガ購読させていただいてます。今回の話、ものすごく勉強になりました。
FXの勉強始めて、もうすぐ1年。前に比べて、勝てるようにはなったものの、継続的に勝てず、結果が残せてない状況です。
スコアではなく、試合に集中!
いつかドッカーンと来る!
これを軸に継続して頑張ります。今後ともよろしくお願いします!
苦労してる方の事を思うと、諦められません!
わかりやすく書いてくださってありがとうございます!
あきらめはしませんが、なかなか結果が出なかったり
ぶれたりミスで落ち込んだ時はここ読みなおしたいです。
「前に進むことだけに集中する」そのとおりだとおもいます。
トレードで勝つためには、
数学の公式のように、「これに当てはめればOK!」みたいなものはなく、
スポーツや芸術のように”自分の知識と経験と、
それに裏付けされた自信”を地道に磨いていく他ないのです、と。
ここまでは何となく理解してできそうですが、次の
意識を「稼ぐ」ということろからズラすこと。
結果は後からついてくると信じて、日々、前に進むことだけに集中すること。
これが自分には今一番つらいです。
すぐにでも稼ぎたい、借金もあるし、、、、です。
頭でわかりますが、現実は、、、、です。
自分の中での、戦いです。