チャートパターンは私たちに語り掛ける ~三連峰は雪崩を呼ぶ~

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どうも。投資家スケーターです。

 

今回も、前回のダブルトップに引き続き、
集団心理を捉えたチャートパターンの戦い方について学んでいきます。

 

今回ご紹介するチャートパターンは、「トリプルトップ」というものです

別名、「ヘッドアンドショルダー」、「三尊天井」とも呼ばれます。

 

なんか物々しい感じの名前ですが、
実際の相場でこのチャートパターンが発見できれば
かなり狙いやすいので、しっかり学んでモノにしていきましょう。

 

三連峰は”3つの山”

今回学ぶ「トリプルトップ」。

これは、読んで字のごとく、”3つの山”を形作るチャートパターンになります。

 

前回の「ダブルトップ」は、”2つの山”でした。

今回は、それが山一個多いよと。

 

言ってしまえばそれだけの違いなのですが、
今回の「トリプルトップ」の場合は、”集団心理”の部分を考えると、
反転のサインとしては、「ダブルトップ」より強いものであると考えることが出来ます。

まさに、「上に行きたくてもいけない・・・」ということを
私たちにモロに教えてくれる
かのようなチャートパターンです。

 

トレードでは、「上がるか?下がるか?」この2つしかありません。

「いやいや、「横ばい」というものもあるじゃないか」
と言う人もおられるかとも思いますが、
それでも、その中でレートは上下運動をしているハズです。

 

上にも行けず、下にも行けない。

そんな状態だからこそ、
レートはその場で上下に動くしかなく、レンジを形作るのです。

 

この、ある種「逆説的」とも言える思考は、
トレードの戦略を立てる際にはとても有効になってきます。

今回の「トリプルトップ」で言えば、
”3回も上を試したが、それでも上に行けなかった”という部分が、
それまで買い目線でいた投資家たちを絶望させたとこにより、
絶好の「売り」のシグナルとなり得るチャートパターンなのです。

この部分を意識して頂くと、
この「トリプルトップ」が私たちに語り掛けるメッセージが、
より理解しやすくなるのではないかと思います。

 

 

呼び方は色々ある

まずは全体像から。

このような3つの山を形作るのが「トリプルトップ」と呼ばれるチャートパターンです。

冒頭でサラッとお伝えした通り、
この「トリプルトップ」は、色んな呼び名があります。

豆知識的に、まずはその呼び方の由来から学んでいきましょう。

 

まずは「ヘッドアンドショルダー」という呼ばれ方。
これは海外でこう呼ばれることが多いです。

「ヘッドアンドショルダー」とも呼ばれます。

では、なぜ、「ヘッドアンドショルダー」と呼ばれるかと言うと・・・

 

 

 

はい。

ここで、今まで醸し出してきた真面目な雰囲気をいきなりぶっ壊します。笑

画面を下にスクロールして徐々にライダーの頭が現れてきた時の
あなたの困惑した顔が目に浮かびます( *´艸`)プププ

が、

こういうことなんですよね。
「ヘッドアンドショルダー」って。

真ん中の一番大きな山が「ヘッド」で、
その両脇の小さな山が「ショルダー」なわけです。

単純に、それだけ。

わかりやすくていいじゃないですか。

 

もう一つ呼び名がありましたね。

それは「三尊」。
「三尊天井」とも呼ばれます。

これは株式などでこう呼ばれることが多いです。

 

では、なぜ「三尊」と呼ばれるかと言うと・・・

 

 

 

 

 

 

期待してくれていた方、すみません。ビビりました。

代わりにウィキペディアさんの方の画像をどうぞ⇒三尊天井byWikipedia

 

 

 

トリプルトップは語る

ここからが本題です。

ライダーが現れた時点で、このページを離脱した人も多数おられるかと思いますが、
そんな人たちはほっといて、ここからは真面目「トリプルトップ」について解説していきたいと思います。

前回同様、緑の線がレートの動きだと思って見て下さい。

徐々に進んで行きましょう。

ここまでは、文句なしでアップトレンド継続中ですね。
「買い勢」はもう余裕しゃくしゃくです。

赤色のラインは「ネックライン」です。

今回の「ネックライン」は、”意識される押し安値”でもあります。

もちろん、必ずそうなるわけではありませんが。

 

進みます。

 

 

①の高値の位置では支えられず、②安値の”意識される押し安値”までレートが落ちてきました。

が、なんとか反発。

ここで「買い勢」は、一度ヒヤっとします。

しかし、これまでの上昇のイメージと、
意識される押し安値のちょっと下に損切を置けば損切り幅をタイトに設定できるということで、
この段階でも新規の「押し目買い」がどんどん入ってきます。

そして、

この時点では、

「次は③の最高値を超えるだろうな~」

という期待をしている投資家、多数。

 

が、しかし、

 

この時点で、さっきまでは余裕しゃくしゃくだった「買い勢」が、

「あれ!?」

となります。

「全然、前回高値に届かなかったぞ!?」と。

寝耳に水です。

皆、いきなり不安になります。

 

遂にここまでレートが来ました。

「やーもうヤバいやろ」と。

「何とか頑張れ!」と。

買い勢たちは皆、祈るような気持ちです。

なんせ、赤ラインの下には、おそらく大量の損切りの逆指値が大量に置かれています。
それを見越した「売りの指値」も置かれているかも知れない。

高値⑤が、想像もしていなかった低い位置で切り返してきたことで、
「買い勢」はいきなり”背水の陣”です。

 

高値⑤が、まったく高値③に届かなかったことで、
高値⑤を形成した段階で、逆張り的に新規で売ってきた投資家もいることでしょう。
(私はそのタイミングで売ってしまうことが多いです。)

 

まさにここで、売りと買いの熾烈なバトルが始まるわけです。

 

なので、

 

 

このような展開になることも多いです。

ちなみにこうなった場合は、
いくら「トリプルトップ」のような形とは言えど、
最終的にはどうなるかはこの時点ではわからないので・・・

 

 

図のように、上か下かのラインをレートが超えて来てから、
複数のシナリオを用意して、その流れに乗っていくのが好ましいです。

が、

それも”長期足の環境次第”、と言えるでしょう。

何度も言いますが、
チャートパターンというものは「相場の転換点」で出てこそ意味があります。

なので、

長期足の流れ的に
「こっちの方向へ抜けた方が熱いな」
などということの目星は事前に付けられるわけじゃないですか。

ならば、その方向への動きだけ拾えばいいのです。

抜ける方向全てを捉える必要は全然ない。

 

何故なら、
長期足の方向性と合致した短期足の動きの方が、
すんなり値が伸びやすいからです。

逆に考えれば、

長期足から見て、考えにくい方向へ進んだ短期の動きを捉えたとしても、
それがすんなり伸びることはそんなに多くはなく、ダマシとなって戻ってきやすい。

つまり、

無視でOK。

 

私たちは、
全部の値動きを捉えたいのではなく、
より多くの値幅を取りたいわけです。

であるならば、

無理してあまり美味しくない相場で頑張って値幅を取るよりも、
すんなり値が伸びる相場で楽に値幅を取った方が、断然いいわけです。

そしてこれが、

「目先の値動きに釣られない」

ということでもあるのではないかなと、私は思います。

 

はい。

ちょっと話がそれましたが、結構大事なこと言いましたよ、今。

 

「トリプルトップ」に話を戻します。

 

で、結局抜けましたよと。

となれば、「買い勢」の無念の損切りが多発して、下落となります。

なので、

黄色チェックのポイントで売るのが「トリプルトップ」のセオリー的な戦い方
と言えるのではないでしょうか。

 

 

逆説的思考で大きく取る

個人的には、この「トリプルトップ」の場合は、
ネックライン兼意識される押し安値をレートが下抜いた後は、

「一度ネックラインまでレートが戻ってきて、レジスタンスされる」

というリターンムーブはあまり起こらず、
一気に直近の抵抗体まで下落することが多いと感じています。

 

まさに雪崩が起きるかの如くの下落になることが多いのかなと。

 

ここら辺も、各自で要・検証でお願いしたいところではありますが、
高値⑤の山が低ければ低いほど、私は飛び乗ります。

と、あえて言っておきたいと思います。

 

というか、

私の場合は、大抵ここで入っちゃいます。

これが何故か?というのが、
序盤で話した「逆説的思考」に繋がります。

①⇒②⇒③までは、完璧なアップトレンドですよね。

ということは、

こうなっても全然良かったはずじゃないですか。

というか、こうなれば私も買います。

 

が、この場合は、かなり深めに押してきた。

さらに、高値③より遥かに低い位置で高値⑤を形成しちゃった。

 

となれば、

 

「あ、もうこれ、上に行く力は無いな」

と考えることが出来ますよね^^

「上に行く力がない」=「下に行くでしょ」
という逆説的な発想です。

 

それに加えて、もしも逆行した場合であっても、

損切り幅が、セオリー的に入った時よりも、ずっと狭く設定出来ますよね。

そして、上手くいけば取れる値幅もデカいという。

 

まあ、ネックラインを割るまでは、集団心理的には目線は「上」なので、
危険と言えば危険ですが、

あらかじめそうなることを重々承知の上で、
もしそうなった時に確実に損切りが出来るのであれば、
それは危険でも何でもないです。

 

しかし繰り返しにはなりますが、
何を言っても一番重要なのは「長期足の方向性」です。

 

なので、
それと、短期の足で確認できた
この「トリプルトップ」で転換する方向が合致していれば、
想定される損失と期待できる利益の割合から言って、
このシナリオを試す価値は十分あると言えます。

 

トレードで勝つために大事なのは、この部分です。

長期と短期の流れが合致する瞬間。

 

その最速のタイミングを捉えることが出来うるのが、
この「トリプルトップ」というチャートパターンなのです。

 

 

PS

「トリプルボトム」「リバース・ヘッドアンドショルダー」「逆三尊」は、
「トリプルトップ」をひっくり返したパターンです。

ですが、

「売り」と「買い」の性質の違いにより、(参考⇒【ロングとショート】

上昇の場合は、一旦押すのを待って、再度上昇するところを捕まえた方がベターです。

 

 

次へ⇒レンジの種類 ~揉み合い相場のパワーバランス~

 

補足記事を読む⇒「実践で活きるチャートパターンの使い方」と「天井圏(底値圏)って一体どこよ!?問題」について

 

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コメント

  1. 峰行秀和 より:

    よろしくお願いいたします

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