2016/10/12 ディラン・リーダーというスケーターが、白血病のため、28歳という若さでこの世を去りました。
当ブログはFXブログではありますが、
スケーターとして、1988年生まれの同い年として、
そして、自分の情報発信媒体を持っているものとして、彼の死を記事にするという形で追悼させて頂きたいと思います。
私は彼の死のニュースを知った時、本当に驚きました。
supremeの”cherry”(参考:Supreme New York “Cherry” Skatevideo (Official Trailer))で
マッシブポップでスピード感溢れまくるパートを披露した彼が、
まさかいきなり白血病で死ぬだなんて、マジで想像もしていませんでした。
個人的には彼の事は、彼がまだ10代だったラサリブレの頃から知っていて、
知った当初は「やたらインポシが上手いイケメンなガキだな~」くらいにしか思っていませんでしたが、
そこからどんどんスタイルがついて来て、技も高くなるわ、スピードも速くなるわで、徐々に注目度が増していき、
ALIEN WORK SHOPの”Mind Field”のラストトリックのフェイキートレで完全にハートをぶち抜かれました。
(参照:Dylan Rieder – Mind Field 3:53からの明らかに後ろ向きな感じで大きな階段を飛んでいるシーン)
そこからsupremeのビデオの為に、あまりメディアには姿を見せなかった彼ですが、
ファッション、アート、音楽、でも才覚を発揮して、
まさにニュージェネレーションな活躍を見せまくっていました。
そんな彼が、死んだと・・・。
彼が死んだ次に日にはNYのsupremeには彼の追悼デッキがもう並んでいたらしいです。
若かったので白血病の進行が早く、周りの人間は彼が死ぬことを知っていたようですね。
文字通り、彼はスケート界の”伝説”になりました。
同じ1988年に生まれ、同じスケートボードというものに魅せられて、
おそらくスケートへの情熱も私も負けていなかったと自負しますが、
一方は、スケート界に数々の偉業を残して、最後は壮絶な幕切れで伝説になった。
もう一方は、何故かFXをやりながら、好きな時に自由気ままにスケートを楽しんでいる。
人生って不思議なもんです。
「人間、いつ死ぬかわからない」とはよく言いますが、
今回のニュースで本当にそれを思い知りました。
同じ1988年生まれとして、まだこの世に生を受けている身として、
私は彼の分まで人生を力いっぱい楽しんでやりたいと思います。
ありがとう、ディランリーダー!安らかに眠れ。