「実践で活きるチャートパターンの使い方」と「天井圏(底値圏)って一体どこよ!?問題」について

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どうも。投資家スケーターです。

 

さて!

今日も号外メルマガという事で、
メルマガ読者さんから頂いた質問に
お答えしていきたいと思います!

 

今回頂いた質問は、おそらくは、
多くの人が悩んでいるところではないかな~と思います。

 

テーマはズバリ、

「実践で活きるチャートパターンの使い方」

「天井圏(底値圏)って一体どこよ!?問題」

についてです。

 

それでは早速、頂いた質問メールを見ていきましょう~!

(一部に()を使って私の補足音声が入ります。)

 

——Nさんからのメールここから——–

スケーターさん、こんばんは!

いつもメルマガ凄く楽しみにしてます、ありがとうございます。

 

仕事終わってお風呂入って
「いざ!」メールを確認すると顔がニヤけます。

同時に若干の眩暈も伴います・・。

だって横のスクロールのバーがすんごい短いから。

「おおぅ・・・」ってなって一度閉じます 笑

 

脳がとろけそうなほど密度の濃いメールマガジン。

自分でも驚くほどくそ真面目に検証してます、若干追いついてませんが・・・。

 

先日の号外メルマガありがとうございます。

(『「ライン格付けマラソン」の
詳細なやり方とかコツとか』の事ですね^^)

短期足では
>直近近のレートがよく反応する場所に引けていればそれでいい。
(したがって、この規模の足で引いたラインはこまめに消すようにして下さい。)

まさに、ここが凄く悩んでいた部分で、
どの程度の範囲で引けばいいのか、
気になるところを全部引いていたら
ラインとラインの間が狭すぎて??状態でした。

とてもすっきりしました。ありがとうございます。

 

それでなのですが、質問がありまして、

FT3でダブルトップ、
ヘッド&ショルダーなんかを中心に見てた時なのですが、

私はスケーターさんの解説や
ワークをやっていて「?」が出た時に
自分で色々ググって調べたりしてみるのですが、、
これらは天井圏で出やすいとありました。

天井圏というのが調べてもいまいち分からず、
どれぐらいの範囲で見ればいいのか、
短期足で見るとダブルトップとかよく出現しているし、
天井でもなく真ん中辺じゃ?っていう場面でもよく見かけます。

でもきちんとチャートパターンとして機能していると思うと?ばかりで。

 

これも長期、短期で見方が変わるんでしょうか。

見れば見るほど、閃くどころか
混乱してきてしまいました。

 

いつかメルマガとかで
機会があれば教えていただけたら嬉しいです。

ではでは、長々とすみません。

 

 

——Nさんからのメールここまで——–

 

というわけで、Nさん。ありがとうございます。

 

横のスクロールバーの短さ、気付いちゃいましたか。笑

で、一回閉じるんですね。そこは。笑

 

これについては、
毎回凄い長文を送りつけている私としても、
「これは読むの大変だろうな~」
なんて思ってはいるのですが、

それでも、お送りする内容は出来るだけ、
抽象化して限界まで簡潔にしているつもりなのです。

 

それを具体的な内容もガンガン含めていくと、
さらに文字数が増えてしまって、
それを読んで勝てるようになる前に、
まず、読む側の目がヤラれると思います。苦笑

 

また、

私が具体的な内容をあまり多く言い過ぎると、
受け手がその言ったそのままの内容だけに
縛られてしまうという事が起こる恐れがあって、

そうなってしまうと、
本来なら得られたはずの「気付き」を
奪ってしまいかねないんですね。

 

ただ、これは「もろ刃の剣」的な面があって、

あまりにお伝えの仕方が抽象的過ぎると、
今度はそれを使って具体を抽出するのが、
多くの場合、多くの人にとって困難になってくるのです。

 

だからこそ、

伝えたい事の直接的な具体例じゃなくて、
「例え話」とか「他の分野の事」に当てはめて、
なるべく”考える余地”を多く残しつつ、
具体化を図っているわけなんですが、

それをやると、結局は、
どうしても話が長くなってしまうんです。

 

あとは、余計なボケを挟んでいるせいもあるかもしれんですが。笑

 

 

なので、う~ん・・・・。

 

そうだなぁ・・・・。

 

”それ”に関しては、もう諦めて下さい^^
(あ!開き直った!!)

 

それか、

これはちょっとチート的な技ですが、
スマホのアプリとかで、
文章を音声で読み上げてくれるモノがあるので、

それなんかを使えば、
読み方のイントネーションなどは絶対におかしいと思いますが、

目を破壊せずに、脳だけ溶かすことが出来るかと思います。笑

 

あと、先日お送りした、
『「ライン格付けマラソン」の詳細なやり方とかコツとか』
という号外メルマガで、
丁度悩んでいた所がスッキリした様ですね!

これに関しては、きっと、
同じ部分でもやもやしていた人が、
大勢おられたのではないかな~と思います^^

 

確かにライン(水平線)って、
いくら、根拠の有る所に引く場所を絞っても、

チャートには複数の時間足があるわけなんで、
引こうと思えば無限に引けてしまいますからね。

 

特に、短期足。

 

「短期足規模の時間軸では
水平線をどのような基準で引いていくか?」

という所を自分の中で明確化しておかないと、

ほぼ間違いなく、
チャートは水平線だらけになってしまいます。

 

だから、もうこれに関しては、

”直近で最も反応しそうな場所に絞って引く”
”現在レートから遠い位置のモノはこまめに消す”

などという最低限のルール決めをしておく必要があるわけです。

 

あとは、

「自分がどのくらいの規模でトレードしているか?」

という所も考えて決めていく必要もあるんですが、

それにしても、短期足で引くラインは、

「”今の局面”で注目しておきたい優位性」だけに引く など、必要最低限のモノだけにしておくのがいいのかなと。

 

でですね。

 

ここからが本題なのですが、そもそも論として、

『水平線だけで 実際のトレードで自信を持って戦って行けるか?』

というと、それは かなり”心もとない”わけです。

 

これが何故かと言うと、

そもそも水平線っていうのは、

「ここでレートが反応するかもしれない」

という指標でしかない からです。

 

したがって、

「(水平線がある)その位置で何が起こるのか?」

という事までは、水平線単体では判断しかねるわけです。

 

ただし、その水平線に
「過去に何度も意識されている」
という実績があったり、

相場環境がレンジで、
そのレンジ上限付近に水平線が存在している、
という場合であったり、という判断材料があれば、

“+αの何かしらの要因によって
その水平線で反発するor加速する可能性が高いだろうな”

などと言った「方向感」は、事前に予測することは出来ます。

 

また、

何度も何度も「売り」の攻撃を凌いだ(=その位置で“何度も買いが入った”)
とても強いサポートラインがあったとすれば、

”いざ、そのラインが下抜かれれば、
おそらくは一気にレートが下に走るだろうな~”
(=買いの人が一気に損切りをして、売りが入るだろうな)

みたいな「集団心理」的な見解も、事前に予測することは出来ます。

 

しかしながら、これらっていうのは、

この段階では”あくまで予測”に過ぎません。

 

なので、最終的には、

『実際にレートがその水平線を絡めてどっちにどう動くのか?』

と言う部分は、

まさにその水平線付近で推移する実際のレートの動きなどを見ていって、

『ということは、この先はどうなるのか?』

という事を複合的に判断していくしかありません。

 

そして、その、

『ということは、この先はどうなるのか?』

という事を複合的に判断を付けていくための、
『今からこっち行く可能性高いですよ』
”強い反転のシグナル”として、

「ダブルトップ(下方向への反転)」
「トリプルトップ(下方向への反転)」

「ダブルボトム(上方向への反転)」
「トリプルボトム(上方向への反転)」

という”チャートパターン”っつーものがあるわけです。

(チャートパターンについてあまりよく知らない人は、
以下の記事で原理の部分と使い方のセオリーを学んできて下さい。

チャートパターンは私たちに語り掛ける ~2つ山からのメッセージ~

チャートパターンは私たちに語り掛ける ~三連峰は雪崩を呼ぶ~

 

プラスで、

水平線付近でレンジになる場合もなかなか多くあって、その中でも、
(アセンディングトライアングル)



(ディセンディングトライアングル)

という形状が出る時があるのですが、

 

これは「水平線を絡めた反転のチャートパターン」じゃなくて、

「水平線を絡めた”抜け”のチャートパターン」と思ってもらって良いです。

 

 

ここまではOKでしょうか?

 

 

じゃあ例えば、

これまで何度も何度もレートが止められていた、
RPGゲームで言うラスボス的な「サポートライン(下値抵抗線)」に、


レートがイケイケで上からやって来たしたとしましょう。

 

要は、

その水平線は、過去にレートを止めまくっているわけ(買い側の重要拠点)ですが、

しかし今回ばかしは、そこまで進撃してくる「売り側」もノリにノッてるぞ、と。

 

そんな、まさに「因縁の対決」と言った状況を思い浮かべて下さい。

 

そしてあなたは、そんな状況下で、

その時の相場を入念に環境認識した結果、
水平線上での決着が「やっぱり今回も買いの勝利」で終わると見て、
「水平線からの反転買い」を狙っていく事にした、

とします。

 

で、

 

この場合、レートが水平線まで到達するパターンとしては、

大きく2つの場合が考えられて、

 

1、テンポよくダウントレンドを描いてサポートラインに到達
2、強烈な下落が起きて一気にサポートラインに到達

 

と、このどちらなのではないかと思います。

 

では今回は、
「1、ダウントレンドを描いてサポートに到達」
の場合で考えていきましょう。

 

この状況を図で書くと、

こんな感じですね。

 

んで、いちお言っておこうと思いますが、

このラインのファーストタッチで、

「ほらみろ!やっぱここで反発じゃー!!」

って問答無用で買うのは、
そりゃいくらなんでもちょっと早すぎます。

 

むしろ、このタイミングで買って、
そのまますんなり上昇に転じることは、
まー”無い”と思っておいてください。

 

何故なら、

全世界のトレーダーの行動指針になっている、
とも言っても過言ではないくらいの「ダウ理論」に、

「トレンドは明確な反転シグナルが発生するまで継続するものとする」

と、ビシッとそう書いてあるからです。

 

そう考えると、まだこの図の時点では、
「明確な反転シグナル」なんてものは、
どこにも見当たらないですよね?

 

見当たるのは、

「直近の明らかなダウントレンド」と、

水平線にぶつかった事によって
ちょっとだけ「レ」みたいになった「ダウントレンドの先っぽ」のみ。

 

よって、この時点では、
トレンドの反転を狙って買ってくる人よりも、
トレンドの継続を狙って売ってくる人の方が、
まだまだ遥かに多いと見ておくのがベターです。

(だからこそ、このまま反転したら”ここが大底”という事になるので、

キマれば美味しいっちゃ美味しいわけなんですが、

それを狙うにしても、もっと別の強い根拠がある時だけにして下さい。)

 

というわけで、

この時点ではまだ静観したとして、

次にレートが“こうなった”としましょうか。

 

「あ~、さっき買わないで助かった!」と。笑

「てか、むしろこれ、やっぱりダウントレンド継続なんじゃない!?」と。

 

そして、こうなったとしましょう。

 

「ぬぅぅぅ!やっぱ「売り」狙った方が良かったんじゃないの!?」

「てか、もう売っちゃおうか・・・?うん!!売っちゃお!(ポチッ)」

 

と、

 

まさかの「反転買い狙い」の策を土壇場で投げ捨てて、

「レートの動き的に、これは売り継続だろ!!」

という判断に鞍替えして、急遽 売ることにしました。

 

そしたら次はこうなったとしましょうか。

 

「なにぃぃぃぃ!!?こ、こんなことって・・・・・!!」

「戻れ戻れ戻れ戻れ戻れ・・・・」

 

その祈りが通じてか、次にレートはこうなりました。

「来た来た来た来た来た!!」

「うーーーん!もうちょい!!もーーーーーちょい下がれ!!」

「そしたら建値で逃げるから!な!な!!?」

 

そして最後にはこうなりました。

 

 

はい。

 

この事例を まったく笑えない人、

その場で正直に手を挙げて下さい。笑

 

きっと、これと同じようなことを、
このメールを読んでいるほとんどの人が
過去にはやってしまったことがあると思います。

 

というか、

 

水平線を学んだばかりの頃は、マジでこれ やっちゃいます。

 

まぁ、別にこれはやってしまってもいいんですよ。

 

 

数回くらいならば。

 

 

・・・・あ、でもさすがに数回は厳しいかな。

それなら、2、30回にしておこうかな・・・。

 

よし!じゃあ2、30回なら良し!(や、何が?)

 

 

ただし、このようなことを、

1年も2年も繰り返しやってしまっていては、

それはもう笑い事では済まされません。

 

また、言うても、

こーゆー「土壇場での鞍替えエントリー」は即刻辞められるなら、それに越したことはないので、

今から、今回の事例における「決定的に失敗してしまっているポイント」を示していきますので、

あなたが今後水平線からの反転を狙う時は、

”今から言うポイント”をよくよく肝に銘じて頂ければと思います。

 

それではいきます。

 

まず、今回の事例における「決定的な失敗ポイント」は、

”環境認識の結果出した自分の判断を、
土壇場になって投げ捨てて、目先の動きを追った”

という事です。

 

露骨に、そこ。

 

目先の値動きを追っとる場合ちゃうぞ、と。

 

これっていうのは、「やっちゃアカンレベル」がとてつもなく高い行為です。

 

その理由としては、

様々な観点から問題点を指摘できるのですが、
1章トレード戦略の内容の“テクニカル的な側面”だけで言うと、

「水平線を使った即興 鞍替えエントリーが、
そこそこ上手く行ってしまう事がある」

という事なのではないかと。

 

まぁ、そこそこは上手くいくんですよ。

水平線を使って、目先の値動きを丁寧に追って戦っても。

 

だって、目先は目先で、現状はその方向に確かに動いているわけで、

それに加えて、

「その動きが継続する」という根拠を、
自分がその時の相場から確かに感じたからこそ、

その結果として「事前の策を捨てて、目先を追った方が勝てる」という判断をしたわけですよね?

 

その判断の正当性も確かに存在すると思いますし、

何より、相場のことなので、事前に描いたシナリオではなく、

新たに見えてきたストーリーの方が発動することも、当然ながらあるよね、って話なのです。

 

「ならいいじゃん。目先を追っても。」

 

となりそうな雰囲気ですが、

 

実はここに恐ろしいポイントが隠されています。

 

何か?というと、それは、

「目先追い」が成功することによって、
本人が「裁量判断でバッチリ良い判断が出来た」という大きな勘違いをしてしまう

という所。

 

ただ偶然 値動きを当てる事が出来たにも関わらず、です。

 

この時、本人はすでに、
「環境認識した結果として自分で出した答え」を、
投げ捨ててしまっているわけです。

であれば、

その「目先追いトレード」は、いくら即興で根拠を集めようとも、

”ただの思い付きトレード”にしか過ぎません。

 

これではせっかく「環境認識」をして、中長期的な視点から相場を分析し、

「これからレートが動いて行くであろう大枠の方向」を導き出し、

『その方向へなるべく有利な価格やタイミングでポジションを取りたいな』と言う方針で、短期の値動きを見守っていた

その意味が何一つありません。

 

結局最後に、ちゃぶ台ひっくり返しちゃってるじゃん。と。

 

事前に建てたシナリオを放棄して、
その場で急造で仕立てた即興シナリオに張る行為は、、裁量判断でも何でもありません。

 

ただの勘。

 

勝てたとしても、ただのラッキーです。

 

 

あなたも恐らく経験があるでしょう。

 

「自分が環境認識して出した答え」と、
「目先のレートの動き」が一切一致せず、

”自分の見立てそのもの”を疑ってしまった事が。

 

まあ、あるんですよ。これも。

 

むしろ、結構ある。

 

中長期的に見れば「買い」だけど、

目先はイケイケで調整下落中だから、とりあえずは一旦売ってみるか、

みたいなことですよね。

 

これっていうのは、

自分が今何をやろうとしているかを把握できていて、

かつ、それをやった結果、トータルで勝ちを掴める自信があるならば、

まぁ、やってしまっても良いのです。

 

しかし、

 

まだまだトータルで負け超すことが多かったり、

やれどもやれども利益が思う様に積み重なっていかない、という段階では、

 

こういった”「中長期的な見立て」と、
これから起こりそうな「目先の動き(短期の値動き)」が
矛盾している時”に取るべきベストな行動は、

”「中長期的な見立て」の方向に、
「目先の値動き(短期の値動き)」が一致してくるまで、ひたすら待つ”

と、この一択になります。

 

なので、この事例の場合は、

「あれ?これってもしかして、売り継続かな??」

って思った時点で、

すでに(買おうとして)構えてしまっている銃を、勇気を持って一旦下すべきだった

 

これが、この場合の模範的な行動であったのではないかなぁと言えます。

 

 

自分の見立てた方向への短期足の「反転のシグナル」が出現するまでは

徹底的に「待ち」を決め込むべし。

 

この行為こそが、

本当の意味での”裁量トレード”というモノだと私は思ってます。

 

まずは環境認識を行い、中長期的な視点から相場を見て、

『という事は、この辺で戦っていった方が良いな』=戦場

を決定する。

 

それと同時に、

『その場所で起こった「買いor売りの流れ」だけに乗る!!』

という事も決めてしまうわけです。

 

かつ、

「その場所までレートが来たら必ず戦わなければいけない」って事は決して無いです。

 

 

いよいよ”自分の土俵”までレートが到達したら、

そこでもまた、環境認識と概ね同じ方法で、今度は短期足を使って相場を分析していく。

(時間足ごとの特徴を加味出来るとなお良いですが、使うテクカルと その解釈は絶対に変えない!!

 

 

この2段階構え。

 

これがピタリと一致した時にだけ、私たちは戦って行くのです。

 

それ以外は勇気を持って全部スル―します。

 

 

要は、

”この2段構えの「2の構え」に入った時点では、
いきなり途中で「1の構え」で出した答えを反故してはいけないよ”

という事です。

 

それならば「1の構え」からやり直す。

 

もう一度言いますが、これが”裁量トレード”です。

 

この「1の構え」と「2の構え」が一致する所を裁量で見抜いて行くわけです。

 

で、今の事例の場合は、環境認識を行った結果、

”という事は、この水平線の付近で戦った方が良いな”

となったわけですよね。

 

そして、その水平線が
「過去に何度もレートを跳ね返している」
という事実(実績)を元に、

”という事は、そこで反転したら買いで入ろう”

と決めたわけです。

 

そして、水平線までレートが落ちてくるのを待っていた。

 

 

そうして、いよいよそこまでレートがやって来たわけです。

 

しかし、ここまではバッチリだったのに、

これをやっちゃうっていうのは、

あまりにも”浅はか”というか、ちょっと素直過ぎます。苦笑

 

ここまで来たら、そこで待ちきれなくなって
えいや!でエントリーしちゃうんじゃなくて、

「反転のシグナル」が出るのを虎視眈々と待たなければいけません。

 

そうなった時に、この水平線を絡めて、

例えば「ダブルボトム」「トリプルボトム」などのチャートパターンや、

ローソク足のプライスアクションで反転の兆し見えそうならば、

そうなって初めて、引き金(トリガー)に指をかけるのです。

 

そして、機が熟すのをもう少しだけ待つ。

 

つまり、今回の場合で言えば、

こうなるか、

これを確認出来るまでは、ジッと待つわけです。

 

もしくは、

この安値切り上げのタイミングで撃沈覚悟で逆張るか、

水平線の上にレートが戻って来た事で、
すでに売っていた人たちの決済&損切り注文が
一気に殺到する所を狙っていくか、

と言う感じになります。

 

ただし、この”どのパターンも”言うまでもなく、

「このパターンが出たら必ず勝てる」

なんて事はありません。

 

「よし!完全にキマッた!!」みたいなタイミングでエントリー出来て、
その後の動きも実に順調に推移している様に見えても、

まさかの、いきなりやっぱり下落!!なんてことも、

余裕で起きまくるのがトレードというモノです。

 

その点は、

”自分が「売り」と「買い」のどちらに張るか?

ここを”自分が決めてしまう”しかなく、

決めた以上は、そこからは運命を相場に託すしかありません。

 

なので、その結果として、

あえなく反対方向へとレートが動いていったならば、

それはいざぎ良く諦めるしかないわけです。

 

と、これが実戦でのチャートパターンの使い方のひとつになります。

 

つまりは、

「チャートパターンっていうのは、反転のシグナルなんだよ」

と、単純に それ以下でも以上でもないいう事なんですね。

 

なので、

 

このチャートパターンを長期足で発見するとこが出来たならば、

まずは、

そのチャートパターンが、チャート全体で見て どの位置に出来ているのか?”

という事を加味した上で、

“今現在のレートは、チャートパターンのどの部分を描いている様に見えるか?”

を考えていき、そのストーリーの延長線上に、

”という事は、ここからはこうなる可能性の方が高いな”

が来る様に分析をすれば良いです。

 

これが、チャートパターンの使い方の2つめです。

 

短期の場合でも長期の場合でも、
チャートパターン自体の見方と意味合いは同じで、
「反転のシグナル」
と言う所はいつだって変わりません。

 

しかし、長期の場合はその規模がデカいので、

“どこでチャートパターンが形作られようとしている?”
”現在レートは、どのチャートパターンの どの部分を描いている様に見える?”

という事を考えて行って、

そこから考えられる未来”を「中長期的な見立て・シナリオ」として行くわけです。
=環境認識

 

って、これは確かメルマガ内で、すでに図を使ってお伝えしていますよね^^

 

 

でですね。

またもやもう結構メールが長いので、

次のトピックスについては、
サクッと解説して行きたいと思うのですが、

このような使い方が出来る「強い反転のシグナル」である、

「ダブルトップ」、
「トリプルトップ(=ヘッド&ショルダー=三尊)」は、

Nさんが調べてくれたところ、

”「天井圏」で出ることが多い”

と書いてあったみたいです。

 

という事は、

「ダブルボトム」、
「トリプルボトム(=逆へッ・・・ってもういいか)」は、

”「底値圏」で出ることが多い”

とも書いてあったことでしょう。

 

 

はい。

 

ここまでの私の話を踏まえて、
あなたは”この事について”どう考えますか??

 

 

私が思うに、

「ダブルトップは天井圏で出やすい」
「トリプルボトムは底値圏で出やすい」

ただこれだけを説明して終わるってのは、

かなり無責任だな~と思います。苦笑

 

だって、良く考えたら、そりゃそーだろって話ですから。

 

もうこのメールで何度も言ってますが、
チャートパターンってのは、

「強い反転のシグナル」

という意味合いがあるのです。

 

であれば、”これが出た”、

延いては、『そのチャートパターンが成立した』という事はつまり、

イコール、

その場所が「天井」もしくは「大底」という事に、必然的になる わけです。

 

しかしながら、

チャートパターンが出たからって、
その場所で必ずしも反転するって事は無くて、

プラスで、

そもそも「天井」「大底」ってのは、

出来上がってからじゃないとわからないのです。

 

したがって、

 

「ダブルトップは天井圏で出やすい」
「トリプルボトムは底値圏で出やすい」

と言われても、

 

「はぁ、そうですか」

 

としか言いようがありません。笑

 

 

というか、

”「天井圏」「底値圏」ってのは一体どこなのか?”

という問題については、

チャートパターンは関係なしに考えた方が、遥かにクリアに見えてくると思います。

 

だって、これも言われてみれば
「なんだ、そんなの当然じゃん!」ってなると思うんですけど、

チャートの左側を見た時に、
「明からに突出している高値・安値の位置」で、

かつ、

そこをレートがどう頑張っても
超えられなかった様相が見えるとすれば、

単純にそこが「天井圏」「底値圏」という事が出来ます。

 

なので、

今まさにその水準にレートが位置するならば、

”今は「天井圏」「底値圏」に居る”

という事が出来るわけです。

 

ただし、見るチャートの時間軸や、
自分が戦って行く規模によって、

それぞれに「天井圏」「底値圏」ってのは存在し得てしまうわけで、

 

しかもそれっていうのは、
「天井」「底」って名前ではあるけれども、

それより上(または下)にレートが伸びていく事も、
もちろんながら全然あるわけです。

 

なので、

「天井圏」と見せかけて「ただの踊り場」だった、

なんて事も余裕であるわけです。

 

したがって、

「ダブルトップは天井圏で出やすい」
「トリプルボトムは底値圏で出やすい」

これはある意味正しいんだけど、
ちょっと紛らわしい表現なので、

今ここで、”これ”は捨ててもらって、

その代わりに、

「ダブルトップは天井圏で出るとアツい」
「トリプルボトムは底値圏で出るとアツい」

こう覚え直してください。笑

 

何故なら、

例えば「天井圏」で考えてみると、

”直近10年で最も突出している高値圏で
かつ、今月中に3回ほどレートが”そこを超えられなかった”という値動きが見えた

短期足で”ダブルトップ(反転のシグナル)が出現”した

 

この優位性たちを 足し算をするとなると、

その答えって、明らかに「反転売りを狙う」となりませんか?

 

しかし、

 

この様な長期足で見た時の『高値圏』と呼べそうば場所だけではなく、

チャートパターン(反転のシグナル)は、
”明らかにトレンドの中段のような場所”で出ることも余裕であって、

その場合であっても、シグナル通りに反転して 既存のトレンドを殺すことは全然あります。

 

でもそれって、

さっきの「直近数年超えられてない高値圏」からの反転を狙う場合と比べると、アツいですか?

という話になってくる。

 

まー、わからないですよね。

 

短期足で見えたチャートパターン単体では、

それを信じて 反転下落を狙う人もいるかもしれないし、

そのままトレンドの継続方向について行こうと買って来る人もまだまだ居るかもしれない。

 

ただただ『長期の優勢を加味できていない』ので、

その分「どうなるか分からない」が増す。

 

ただ、それだけの違いなんですよ。

 

「目先の値動きの方向を即興で狙う」よりも、

「長期足が示唆する方向への短期の値動きだけを狙う」方が、勝てる根拠が多い

 

だからそっちを選び続けましょう、と。

 

小難しい話は無しにすると、マジで「これだけ」なんです。

 

徹底していきましょうね^^

 

というわけで、

今回もやっぱりめちゃくちゃ長くなってしまいましたねー!汗

 

ただ、だいぶ詳しくチャートパターンについて解説したと思うので、
チャートパターンについての事でもやもやしていた人は、

横のスクロールバーの短さなんか気にせず、何度も何度も繰り返し読んで腑に落として下さい!

 

そして、

FT3などを使い、ご自分で「天井圏候補」「底値圏候補」を見つけてみて、
(=長期足で見た時のわかり易い大外の高値・安値の場所に注目!!)

そこでの短期足のレートの動きを
”チャートパターンになるかな~?”
という視点で、山ほど見ていって下さい^^

(読むがの大変な上に、「宿題」まで出してきやがった!!)

 

 

ではでは、今回は以上です!お疲れさまでした!

 

 

メイン講座の「1章」の次の内容へ進む⇒レンジの種類 ~揉み合い相場のパワーバランス~

 

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コメント

  1. 木ノ川 より:

    拝読完了です。

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