どうも。投資家スケーターです。
前回はFXに取り組むにあたって必ず理解しておかなければならない、
「「リスク」の本当の意味」について考えました。
「リスク=不確実性」、
「FX=ハイリスク=どうなるかわからない=大きく儲けるかもしれないし、大きく損するかもしれない」
ということでしたね。
今回は、
「そんな不確実性の世界で戦って行くためにはどうしたらいいのか?」
というところを掘り下げて考えていきたいと思います。
前回の記事の最後に、
「FXは基本的にはどうなるかわからないもの。
なので、結果をコントロールしようとすることは矛盾している。
私たちがコントロール出来るのは、その結果を得る前のプロセスの部分だけ。」
ということをお伝えしました。
これを聞いて、あなたは、
「どうなるかわからないなら、結局はギャンブルじゃないか」
と思われたでしょうか?
「FX」はやはり「ギャンブル」なのか、と。
これに対する答えは、
「自分次第」
ということになると、私は思います。
自分次第、その人次第で、
FXは十分ギャンブルになり得ます。
がしかし、
「自分次第」「その人次第」だからこそ、
そこに儲けるチャンスがある、と私は思ってます。
相場はただランダムに動いているのではありません。
価格(レート)はなぜ動くのか?という記事でお伝えした通り、
相場が動く理由は、本当にたくさんありますが、
抽象的に、シンプルに考えると、相場は人が動かしているということになります。
なので、実はあなたの相手は「相場」ではありません。
本当の相手は、それを動かしている「人間」。
もっと言うと、その人間の「心」です。
「儲けたい」、「損したくない」
そんな人々の思いが相場を動かしています。
そして、
人間の「行動・思考」には必ず癖があり、偏りがあります。
世界最大の市場である為替相場は、
その「癖」が顕著に波の波形に表れます。
それを狙ってゆくのです。
あなたは、一歩引いたところから相場を静かに眺めていなければいけません。
「どちらかに傾いた」
と、判断出来たときに初めてあなたは動きます。
人々が恐怖と欲でパニックになっているところが、
相場では一番狙いやすいのです。
あなたは決してそれに巻き込まれてはいけません。
勝負がついてから動くんです。
勝負がつきそうになければ、動いてはなりません。
そのためには、事前に、その時の状況を十分に見定めた上で、
その時に合った「戦略」を練らなければなりません。
そして、どうなってもいいように、
複数のシナリオを立てておく。
これを怠れば、
その時その一瞬の値動きに釣られ、おそらくは散々な目に遭わされます。
いざ攻め込むときは、
その状況にあった武器を使わなければなりません。
この感覚を掴むには、
より多くの経験を積んで身につける以外に方法はないです。
その時になってあれこれなって考えなくても、
その武器を使えるまでにしっかりと自分の中に落とし込む。
そのために過去のチャートでその武器が効きそうな環境を探しまくり、
練習しまくることが必要です。
過去を知ることは、
未来を知ることに繋がります。
過去に有効であることが確認できた武器ならば、
「その時の環境に近い現在」であれば、有効に機能します。
そして、あなたは自分のこともよく知らなければなりません。
「相場は自分を映す鏡」
という格言があります。
自分のことがよくわかっていなければ、
当然、相場のこともわからないということ。
自分自身をコントロールできなければ、
相場に振り回されて終わります。
相場では、
自分がどれだけのモノを平然と差し出せるか?
それによって、あなたが受け取れるモノが決まります。
具体的には、
どれだけのポジション量ならば、あなたはいつも通りのトレードが出来るか?
あなたの精神がどれだけの損失に耐えられるか?
どうなったら自分を見失う?
これらを直視せねばなりません。
この作業は少々辛いかもしれませんが、
相場はわからないものだからこそ、
事前にこの部分を自分で把握しておかねばいけないし、
そうしなければ、最悪の事態に遭遇した時に対処することができなってしまうのです。
自分の弱いところを直視して、
それを受け入れて、
乗り越えていかなければならない。
でないと、いつまで経っても前に進むことは出来ません。
「彼を知り、己を知れば、百選危うからず」、
という孫子の言葉がありますが、
まさにこれがトレードにぴたりと当てはまります。
FXで勝ち続けるためには、
「トレード技術」と「セルフマネジメント」、
この、どちらが欠けてもダメなのです。
スケートボードだってそうです。
楽しく滑るだけが、スケボーじゃないんです。
始めは誰だって上手くは乗れません、あんな不安定なもの。
けど、何度も何度も転びながら、
少しずつ感覚を掴んで乗れるようになっていく。
色んなトリックが出来るようになってくる。
ただ、ある一定のレベルまではひたすらスケボーだけやってれば行けるんですが、
ある時から、急に成長が頭打ちになるんです。
恐怖のせいで。
「このデカいステアを、本当におれは回し技で飛べるのか?」
だとか、
「このハンドレールに突撃して行って、おれは無事で済むのか?」
と、「不安」というものが引き金となって、
恐怖がスケーターの頭の中を支配します。
こうなるともう、
おそらくは動くことは出来ません。
FXもスケボーも、達成したい目標が大きくなってくると、
失敗したときに自分へ帰ってくるダメージも大きくなります。
すると途端に、自分が信じれなくなる。
スケボーで言うと、「乗りに行けなくなる」んです。
そして、恐怖を抱いたままステアなりハンドレールなりに、
勢いだけで突っ込んでいっても、
やっぱり怖すぎて体が全然思うように動かない。
当然、乗れないし、下手したら大ケガします。
なので、本当にデカいステアを飛びたいなら、
反復練習しまくって、その技をしっかり普段から余裕で乗れるレベルにしておくことはもちろん、
いざ飛ぶ時になれば、一切躊躇しない。
「タイミングが合い次第、絶対におれは乗りに行く!」、
ということを、事前に自分の中でコミットしておかねばなりません。
さらには、
どのくらい自分の体力が消耗してしまったら、
ケガをする前にその日は諦めるべきかを考える。
そういった、万全の状態で臨まねば、
スケボーであっても、なにも成し遂げることは出来ないのです。
そうやって、なんとかひとつひとつレベルを上げていき、
その積み重ねで、いつの間にか出来なかったことが当たり前に出来るようになっていく。
そうやってスケーターは成長していくんです。
と、少し話がそれましたが、
これが「不確実性の世界」で戦うために必要なことです。
これらを分解してひとつずつ磨き上げていく、
これが、勝てるトレーダーとなるための最短ルートです。
そして、
あなたにはこのブログを通して、
最短ルートで戦える状態になってもらいます。
その為の前準備として、
この0章では、くどいまでに相場の厳しさをお伝えしているのです。
すべては勝つため、自由になるため、
そして、あなたの貴重な時間、人生を無駄にしないために。
やるならやる。
やらないならやらない。
どっちでもいいけど、どっちつかずが一番ダメ、
というか、もったいないです。
この「不確実性の世界」で生き残っていくためには、
まず大前提として、
あなたの気持ちの部分に「不確実なもの」などあってはいけないのです。
不確実性の世界で生き残っていくには を読んで
「FXは基本的にはどうなるかわからないもの。
なので、結果をコントロールしようとすることは矛盾している。
私たちがコントロール出来るのは、その結果を得る前のプロセスの部分だけ。」
過去に有効であることが確認できた武器ならば、
「その時の環境に近い現在」であれば、有効に機能します。
この言葉を信じてただひたすら信じて検証に励みたいと思います。