どうも。投資家スケーターです。
ふと、トレードをしながらメルマガを書いていると、
”水平線の使い方”の記事でお伝えした、
「事前にそこで起こることのシナリオを立てる」
「そこでのレートの動きを見定める」
「戻ってきたところを捕まえる」
ということを意識しなければいけないということを、
強く思い知らされる現場に出くわしたので、
「これは紹介しなければ!」と、急ぎ筆をとりました。(筆というかキーボード)
大勢の投資家の期待を裏切る、「壮絶なダマシの現場」を私は見ました。
「事前にシナリオを描き、それを忠実に守る者のみが、最後には笑うのだ」
この事を強く思い知らされる実例を、その目に焼き付けて頂ければと思います。
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事件は「ドル/円」で起こった
まずは日足を使って「環境」から見ていきましょう。
(チャートをクリックすると、実寸大に拡大されます。)
お次は、4時間足で、それまでの”流れ”を見ていきましょう。
そんな熾烈な戦いの現場を、15分にズームアップして見てみましょう。
超絶モミモミしていました。
そして、
事件はこのモミモミの最中に起こりました・・・。
その様子を「集団心理」が丸見えの1分足を使って、
もうすでに先が見えちゃってて今更感が満載ではありますが、
レートの先を隠しながら、臨場感を持って見ていきたいと思います。
超絶ダマシの現場を、今、あなたは目の当たりのします・・・。
青ラインの下に、大量の損切り注文爆弾が溜まっています・・・。(ゴクリ)
レートはどこまで下落するのか!?
レンジの形に惑わされず、
基本を忠実に守り、あらかじめ損切りをこのラインの下に置いていれば、さっきの下落では助かっていました。
ましてや、このラインが見えているなら、
下落の勢いに釣られて、
「慌てて売りをぶち込む」
なんて馬鹿げた行動も、取るはずがありません。
さて、
レートは再度、高値へ挑みます。
「ぬ、抜けた・・・。抜けたぞーーーーー!!!」
しかし、
事件はここから始まります。
そうなんです。
いかに冷静な投資家であろうと、「相場は多数決」という原則に逆らうことは出来ません。
これまでの流れと環境から、誰もが上抜けを期待していたことでしょう。
そこに付けてのさっきの「三度目の正直」・・・・というか、ごめんなさい。
よく見たら「4度目の正直」でした。
こんなもん、自分の狙いが定まってない投資家は、
堪らずどこかのタイミングで買ってしまうに決まってます。
それにより必然、
相場には、そんな人たちの「決済の売りの注文」がしこたま貯まることになります。
その結果・・・
大暴落です。(注意:1分足なので実は値幅はたいしたことはない)
ここで
「上抜けを期待して買っていた投資家」や
「抜けで飛びついたたち」の心がへし折られます。
「となれば、下なのか・・・・?」
「はは、はははは・・・・!わかったぞ!下なんだな!!?」
まさかの、下抜けも「ダマシ」という展開。
ここで、
初っ端は「買い」、今度は「売り」とやった投資家たちは、完全にノックアウト。
そして、
散々投資家の心を弄んだ挙句、
当の相場様は、だんまり決め込みました。
”事前にシナリオを立てることの重要性”と”柔軟な思考の必要性”
はい。いかがでしたでしょうか?
ダマシ、ダマシ、またダマシの超絶な現場でした。
「いやいや、1分足なんか見てるからでしょ。笑」
なんて思った、あなた。
これはどの時間足でも起こりうることです。
そして、今回は環境的に、
上抜ければ、大抜け
下抜ければ、今までの利確と損切り注文で大きく下落
なんてことが期待できうる局面でした。
そんな局面を、あなたは静観できますか?
きっと、黙ってただ相場を眺めるという行動を取ることは、困難であったに違いないです。
まあ、戦ってもいいんです。
しかし、
戦うのであれば、
「事前にそこで起こりうるシナリオを複数用意しておく」こと。
ここを疎かにすれば、
今回のような事件に巻き込まれ、いとも簡単に、大きく資金を減らしてしまうことになるでしょう。
そして、このシナリオで忘れがちなのが、
結局その場でレンジになるという今回のような地獄パターン。
水平線を使ったトレードは、
抜ければ買い、反発すれば売り、だけではないということです。
その場で揉み合う。
これは、そうなって然るべき環境で起こります。
今回の場合は、
日足レンジ上限ということで、内側への圧力がかかって当然だし、
日足レベルでの重要なラインの付近ということで、上からは強い「売り」が入ってきます。
そのくせ、
4時間レベルでは、もうアゲアゲムード全開で、今にも大抜けしそうな状況ときた。
そんなもん、揉むやろと。
天井圏と底値圏。
これは、それまでの勢いの継続を望む勢力と、そうはさせまいとする勢力が、全力でぶつかり合う場所です。
ましてや、ラインを引く場所と言うのは、その”「売り」と「買い」の勢力がぶつかり合う最前線”です。
そこを超えれば一気に勢いが付き、
反発すれば、今度は反対の勢力が息を吹き返す。
そんな超絶きわどい場所では、こちらも思考を柔軟にして構えなければ、
今回のように相場様に弄ばれる可能性が非常に高いです。
結局その場で揉み合う。
どうか、あなたが水平線付近のトレードをするときは、
この事だけは決して忘れてしまわないようにして下さい。
次へ⇒チャートパターンは私たちに語り掛ける ~2つ山からのメッセージ~
すけさまこんばんは。何時もメルマガブログで勉強させて頂いています♪とても楽しんで勉強してます。維新流トレード術は1年前に定価で購入しましたが買っただけで読んでないのです。笑すけさまの、お勧めなら是非とも明日から読もうと思います。
学んで学んで必ず勝ちトレーダーになります
拝読くしました。 早々
『維新流トレード術』は、2冊も、持ってました。
いつもありがとうございます。
メルマガのワークや本講座の勉強で遅れ遅れで頑張っています。
維新流トレード術は、定価で買って持っています。半年くらい前に一通り読みましたが
また読み直します。